寒い冬も体がポッカポカ!「薬膳あったかレシピ」2つ【NG食材の新常識も!?】

一年で一番寒い時期がいよいよ到来。「温活」という言葉もあるように、やっぱり体が冷えてしまうのは避けたいところです。そこで今回は、料理での正しい体の温め方をレクチャー!いつでもぽかぽかなウェルビー女子を目指して。

体を作る食事の食材選びと調理法を見直して温かい体に

もともと女性の体は冷えやすいのに、生野菜やフルーツ、冷蔵庫で冷えたドリンクを好んで飲んでいませんか?それでは冷えが加速するばかり。冷えが慢性化すると中国医学でいうところの瘀血(おけつ)という血行不良の状態になり、シミなどの肌トラブルだけでなく生理不順などの婦人科系疾患まで引き起こします。冷えないためには、体を作り上げている食べ物を見直すことが肝心。まずは、できるだけ冷たい物は食べないようにしてください。食べ物には体を温める物と冷やす物があるのを知り、温める物を積極的に摂りましょう。冷やす物も調理や組合せ次第で体を温めることができるので、適した調理法で欲したものを食べましょう。私も疲れがとれないと実感した30代に、1年食事に気をつけたら体質が改善されました。皆さんも食事を見直してみてください。

体を“温める食材”と“冷やす食材”

旬の食材を使った、体を温めるおすすめメニューを紹介!
【かぶと鶏肉の白煮海】

体を温める根菜のかぶと鶏肉の煮

体を温める根菜のかぶと鶏肉の煮物。シンプルな味付けなので、食材の味を楽しむことができます。焼くより煮て食べることで、体がより温まります。

【材料(2人分)】
かぶ……2個
鶏手羽元……6本
しょうが……1/2かけ
ごま油……大さじ1
塩……ひとつまみ
酒……大さじ1
だし汁……200㎖
ゆずの皮……好みで少々

【作りかた】
1.かぶは縦4等分にする。鶏手羽元は塩・こしょう少々(分量外)をふっておく。しょうがはみじん切りにする。
2.厚手の鍋を中火で熱して油を入れ、鶏肉の皮目を下にして加え、全体に焼き色をつける。
3.しょうがを加えて炒め合わせ、酒を加える。沸いたらだし汁を加え、再び沸いたら弱火にして蓋をして5分ほど煮る。
4.かぶと塩を加えて7~8分煮る。器に盛り、好みでせん切りにしたゆずの皮を散らす。

【海老と長ねぎの酒粕グラタン】

酒粕をホワイトソースのかわりに

酒粕をホワイトソースのかわりにし、バターと小麦粉を一切使っていないグラタン。コクはしっかりあるのに、胃への優しさを感じられます。

【材料(2人分)】
海老……10尾
長ねぎ……1本
にんにく……1片
なたね油……大さじ2
米粉……大さじ2
酒粕……大さじ2
豆乳……400㎖
塩……ひとつまみ
こしょう……少々
ピザ用チーズ(今回はピザ用モッツァレラを使用)……適量

【作りかた】
1.長ねぎは4~5cm長さに切る。酒粕は常温に出して柔らかくしておく。海老は殻を取り、背わたを取り除いたら酒少々(分量外)をふっておく。5分程おいたら流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
2.中火に熱したフライパンに油を入れて海老を加える。海老の色が変わったら皿に取る。
3.同じフライパンに長ねぎを入れ、焼き色がつくまで炒めて皿に取る。
4.同じフライパンに酒粕と米粉を加え、弱火でよく炒める。
5.豆乳を少しずつ加えてよく混ぜ合わせる。全体がなめらかになったら海老と長ねぎを加えてさっと混ぜ合わせ、塩とこしょうで味を調える。
6.グラタン皿に5を入れ、チーズをのせてオーブントースターや魚焼きグリルで表面に焼き色がつくまで10分程度焼く。

教えてくれたのは…

料理家 山田奈美さん 薬膳・発

料理家 山田奈美さん
薬膳・発酵料理家。食べごと研究所主宰。薬膳や発酵食のレシピの提案や、自宅アトリエにて薬膳教室などを開催。最新刊に『菌とともに生きる 発酵暮らし』(家の光協会)。

撮影/大瀬智和 取材/よしだなお 再構成/Bravoworks.Inc

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10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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