【別居婚、リモワ婚、移住婚…】最近結婚したカップル5組の「今っぽい新婚生活」

今、アラサー世代カップルの結婚観の変化に伴って、結婚のカタチもよりいっそう多様化しています。そこで5組のカップルがたどり着いた〝結婚のカタチ〟をご紹介。結婚によってどちらか一方が我慢したり何かを諦めることなく、〝心地よくてちょっと新しい〟2人だけの結婚のヒントが見つかるかもしれません。

【❤︎東 美結さん/★M・Sさんのケース】

離れてみてより実感する東京のよさと、栃木のゆったりした日常とのメリハリのある生活でよりウェルビーな人生を送っています!

この春、1年前から栃木に勤務し

この春、1年前から栃木に勤務していた彼に合流するかたちで東京から移住。私は元々フルリモートなので、移住自体に抵抗はなく、今は週1回新幹線で1時間かけて東京に通いながら仕事やCLASSY.リーダーズ活動を続けています。栃木は都会ですが自然もすぐ近くにあり、彼の趣味のキャンプを一緒に楽しめるように。また、ECで何でも買える時代なので、ミーハーな私も不自由がなく驚いているほど。今は東京のよさも感じつつ、都会と自然を両方味わえる生活を満喫しています。夫は中学校の同級生で、就職で栃木に勤務。彼も家事や自炊に慣れるため、一年間の一人暮らしで生活力を鍛えていました。なので、自然と家事は分担制になり、気づいたほうがやるように。夫曰く、私はパワーがあり余っているタイプなので、家事はお互いに分担しつつ、好きな仕事をしっかり続けてうまく分散してほしいそう。

もちろん喧嘩もします。どちらかというと私は感情派、夫は理論派で、喧嘩は平行線なことも多くて。1年の遠距離期間を経て鍛えられたのか、彼もまず話を聞いてくれて、それから2人で解決策を話し合うように。あと喧嘩が起きそうなときは手を繋ぎながら話すのが私たちのルール。彼が提案してくれたんですが、冷静になれて効果的です。同じことで二度と揉めないよう解決策を考え、喧嘩ゼロを目指しています!
最近は彼が職場で夕飯を済ませるほど忙しい日もありますが、晩酌したり週末に自然を満喫する生活で、いいバランスが取れています。なにより、一番仲が良くなんでも話せる友達のような彼と過ごせる幸せを日々実感しています。

【❤︎西村 舞さん/★西村有斗さんのケース】

結婚はチーム戦!働く時間がすれ違ってもお互いベストを尽くしたい

スポーツ選手のお嫁さんって大変

スポーツ選手のお嫁さんって大変じゃない?とよく聞かれますが、我が家はいわゆる〝妻が支える〞という関係ではなく、私も仕事をしながらなので、対等なんです。とはいえ平日はトレーニングや練習中心の彼と生活リズムが合わないので、朝に一緒にジムの時間を取ったりと、合間を縫って2人時間を作るように。逆に彼のほうが帰宅が早い日は、夕飯を作って待っていてくれることも!
でも。結婚以来すべてが順風満帆というわけではなく…。昨年は彼がはじめて大きな怪我をして手術で落ち込む時期がありました。そんな時は家にいる時間を増やして家事を強化したり、一緒にいる時間を多くしました。試合でいい結果を残せないときはちょうどいい距離感を取ったり、話を聞き出してみたり…時には2人で一緒に反省することもありますね!入籍2年目の今年は新しい挑戦も。彼はチームの副主将のほかに将来を見据えて飲食事業も始め、関西にある実家の蕎麦店とを行き来しながらビジネスに挑んでいます。コロナで滞っていた海外プロテストの夢も諦めていません。何をするにもお互いの夢ややりたいことは、全力で応援し合うのが我が家のスタイル。私も家業の鞄店をさらに有名にするために邁進中。30代に向けて、2人で下地をしっかり固めていきたいですね。

【❤︎西川満美子さん/★大森峻太さんのケース】

結婚は異文化理解の積み重ね。「無理に合わせようとしない」をモットーにしたらいいバランスに

観光ビジネスで起業した夫は常に

観光ビジネスで起業した夫は常に仕事漬け。私も平日は一般企業でディレクションとPRを兼任しつつ、週末は母校のチアリーディング部のコーチもしているので2人で大忙しなんです。週末婚ならぬ〝週末も休日も全く時間が合わない婚〞です。そんな私たちのモットーは「無理して合わせない」こと。ストレスフリーで私たちには最適でした。喧嘩やトラブルって予定を無理に合わせようとすることで生まれることも多いはず。たまに彼と家にいる時間が合ったり、次の予定が同じ方向の時に、近所のカフェに寄って話す2人の時間はかなりレアですね(笑)。基本予定が合わないですが、私は夫の友人や会社メンバーとも仲が良いので、仕事も兼ねて一緒に旅行したり、ホームパーティしたり、みんなで過ごすのが自然体で楽しいんです。

交際時からこんな生活で、結婚しても自由な夫婦になりましたが、周りからは「お互いの信頼が厚いパートナーだよね」と言われます。将来2拠点生活をしたり、海外進出したいねと話したり…自由ながらしっかり同じ方向を向いていて。私も将来は仕事を続けながら出産や育児、やりたいことが両立できるキャリアを考えています。今後も夫婦で多くの経験をするために、選択肢の可能性が広がるように…今日も2人は全力で別行動です!

【❤︎津森結花さん/★Yさんのケース】

2人の軸が同じ方向を向いてさえいれば、遠距離の別居婚でも心は離れません

OL時代は軸がなく婚活もうまく

OL時代は軸がなく婚活もうまくいかず…そんな私が27歳で台湾カステラと出合い人生が激変。数年後にはフィリピンで最高の夫と出会えました。
でもずっと遠距離状態だったし、夫は商社勤務ということもあって、いつまた海外赴任があるかわかりません。さらに私もあと数年は自分の事業に集中したい…そんなタイミングで、一緒に暮らせない状況でも、彼しかいないと入籍を決めました。遠距離別居婚の秘訣は、相手に干渉しすぎず、こまめに連絡を取ること。些細な話から仕事まで全部話します。一回だけ私が新店舗の準備で2日間音信不通になって…。そのときは彼が「スタンプ1個でいいから送って」と心配して。自分一人だけの人生じゃないと反省しました。余裕があるときはZoom飲み。近況報告など話は尽きず、2人とも仕事好きなので仕事の相談もします。異業種ならではの考え方も知れるし、価値観の押し付けがなく対等に話ができて、いい刺激になっています。

彼も「人にはできない経験をしているんだからとことん頑張れ!」と応援してくれていて。いずれは地球どこでもビジネスができるように、そして一緒に暮らせるようにしばらくは私も彼も今の仕事に集中します! 

【❤︎大辻沙耶さん/★大辻崚彦さんのケース】

早寝早起き、家事分担…一緒にいる時間が長いからこそ、すべては2人で心地よく過ごすため

同期入社の私たち。コロナ禍でほ

同期入社の私たち。コロナ禍でほぼ出社せずに2年半は一緒に在宅勤務しています。一日中一緒だとストレスが溜まりそうですが、ルールでうまく乗り越えています。同居を始めた当初は仕事と家事の両立がストレスになったことも。そこで夫が考えてくれたのが「家事週替わり制」。週の担当者が料理掃除などすべて行い、一人はサポート役をすることでお互い休めるし自分のペースで家事ができます。
ほかにも「①よく歩く②それぞれリラックタイムを持つこと③感謝と思いやりを持つ④ユーモアを意識」というルールも。言いにくいこともユーモアひとつで、柔らかくなります。さらに夫は〝アドバイスをしない〞をルールにしていて。話を聞く側に徹し、同じ目線で提案をするようにしているそう。
あとは節目ごとに短期的・長期的な人生のマイルストーンを話し合い経済状況やキャリア目標をすり合わせています。私は30歳まで今の仕事を頑張りつつ、専門性を高めながらその後は家庭を優先させるのが目標です。…と、職業柄か堅苦しく聞こえますね(笑)。でも実際は散歩しながら気軽に話しています。2人の空間をより心地よくするためだからむしろ楽しいです!

撮影/有馬秀星(MOUSTACHE)ヘアメーク/小松胡桃、榎田茉季(ともにROI) 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc

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表紙モデル:山本美月

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