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「丁年」=ちょうねん? 読み間違いの多い“年齢”にまつわる漢字4選

「二十歳(はたち)」「三十路(みそじ)」「傘寿(さんじゅ)」など、年齢に関する漢字は数多くあります。普段の会話で使っている人も多いでしょう。
しかし、年齢にまつわる漢字はこれら以外にも、まだまだたくさんあるのです! 今回は、そんな年齢に関する漢字の中でも、特に読み間違いの多いものをピックアップしてご紹介します。

1.「而立」

「めんりつ」? それとも「しりつ」? 読み方につい戸惑ってしまいそうな「而立」。
「而立」とは、『論語』の中で記されている、年齢に関する表現の1つ。ちなみに『論語』は中国の思想家・孔子とその弟子との問答を中心にまとめた書のことです。『論語』という名前くらいは、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? ちなみに『論語』によると「而立」は数え歳で“30歳”のことを言います。
そんな「而立」の正しい読み方は……

 

じりつ」です。
「而」を「じ」と読めるかどうかがポイントですね。ちなみに「而立」という言葉は、孔子が30歳で学問や思想を確立したことから生まれたそうですよ。

2.「耳順」

「耳順」もまた、『論語』に登場する言葉で、年齢を表す言葉の1つです。「耳順」は、“60歳”のことを言い、「他人の意見を素直に聞く」ということから来ています。
「みみじゅん」ではありませんよ。ヒントは「音読み」。「耳」は音読みで、何と読むでしょうか? もうお分かりでしょうか。
「耳順」の正しい読み方は……

 

じじゅん」です。
ちなみに「六十耳順(ろくじゅうじじゅん/六十歳になると、人の意見を素直に理解し、受け入れられるようになること)」という四字熟語は、この孔子の言葉から来ているそうですよ。

3.「強仕」

見た目の印象から、「滋養強壮(じようきょうそう)」の「強壮」と間違えがちな「強仕」。「強仕」は、中国の古典『礼記』が由来の言葉で「40歳で初めて官に仕えること」という意味があります。さらにそこから、40歳そのものを指す言葉になったそうですよ。「強仕」を正しく読むコツは、“素直に読むこと”。読み方自体も、国語の授業で習ったことがあるはず。
そんな「強仕」の正しい読み方は……

 

きょうし」です。
ちなみに、「仕」には「官職に就く、役人になること」という意味がありますよ。

4.「丁年」

「丁年」とは「強く健康な時に丁(あたる)歳」を意味する言葉で、年齢で言うと「二十歳」や「成年」を指します。また「男性が一人前として認められる年齢」とも言われていますよ。そもそも「丁」とは、かつて租税や軍役の対象にもなった年齢で、「丁年」の意味からも「最も働ける歳」のこととされています。
「丁年」はつい「ちょうねん」と読んでしまいがちですが、正しい読み方は……

 

ていねん」です。
同じ読みで「定年」という言葉がありますが、「定年」と「丁年」では意味が異なるため、混同しないよう注意しましょう。

 

「強仕」「丁年」など、漢字自体は簡単でも、読み方にクセのある漢字が多い、年齢に関する漢字。どのくらい正しく読めたでしょうか?
正しい読み方を覚えるのも大切ですが、できれば言葉の意味まで知っておけると良いですね。自分の知識の幅を広げるという意味でも、ぜひ今回ご紹介した言葉について覚えておくと、きっとどこかで役立つことでしょう。

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参考文献
根本 浩『エッ、この漢字、みんなそう読むのに、どこが間違い?』主婦の友社

文/大内千明 画像/Shutterstock(Nacho Such、Monkey Business Images、Edward Parker)

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