爆弾が飛んできた!?海外に住む駐在妻が体験したビックリ事件簿7選【駐妻白書2020】

婚活の末結婚を決めた彼が、結婚したばかりの夫が、急に海外転勤になったら…あなたならどうしますか?サラリーマンである以上、辞令は急にやってきます。今の時代珍しいことではなくなりつつある海外転勤。それに帯同して海外に移り住んだ奥様達を世間では『駐妻(ちゅうづま)』なんて呼ぶらしい。実は、筆者自身も新婚早々 夫に帯同して海外へ引っ越した、いわゆるアラサー「駐妻」の一人です。

【駐妻白書2020】では、世界各国に住む駐在員の奥様72名にアンケートを実施!すでに駐在している方や駐在予定の方はもちろん、未知の世界をちょっと覗き見してみたい!なんて方にも分かりやすく、謎のベールに包まれた「駐妻」の生活や実情、リアルな声をお届けしていきます。第三弾の今回は現地で起こったビックリ事件簿をご紹介!もしも自分が駐妻になったら、なんて妄想しながら読んでみてくださいね。

1.ニュースで見た光景が目の前で!?デモで外出禁止に!

「目の前の道路で大規模デモがあ

「目の前の道路で大規模デモがあり、デモ隊と警察が衝突。騒ぎで眠れない日が何日かあった」(30代/香港在住)
「デモで近くの道路が閉鎖され、住んでいる地域が陸の孤島のようになった。催涙弾や銃撃戦放水車出動などが徒歩5分の距離で起こった」(30代/香港在住)
「日本に対するデモがあり、日本人だからという理由でタクシー乗車拒否や途中で降ろされたり、日本領事館への投石などがあり外出禁止の指示が出たこと」(40代/中国在住)

連日日本のニュースでも報道されていた香港のデモや、数年前に起こった中国のデモで大変な思いをされた方も多数いらっしゃいました。風で漂ってきた催涙弾の煙で涙が止まらなくなったなんて方も…。

2.アメリカならでは!?映画のような展開も!

「SWATが出動しているのを見

「SWATが出動しているのを見ました。映画みたいでした」(30代/アメリカ在住)
「家の敷地に警察に追われてる人が入ってきて、警察に家の周りを包囲された。その時私達は家の中に…」(30代/アメリカ在住)

アメリカ在住者の方に多かったのが、映画でみたような警察部隊に遭遇したという話。家の敷地にに犯罪者が逃げ込んでくるなんて予想外ですよね。みなさん無事で何よりです。

3.意外と多い!?気をつけようがない交通事故

「タクシーに乗っている際に、後

「タクシーに乗っている際に、後ろから車に追突された。病院に受診した際、通訳はつくものの、言葉が細かい部分まで通じていなかったことから、しっかりと診てもらえなかったように感じた。結果的に、3回目の受診でようやく納得できた」(30代/中国在住)

他にも何人か、交通事故に遭った方がいらっしゃって驚きました。筆者自身も何度か事故を目撃しているので、まさに明日は我が身…

4.高額請求にビックリ!健康の大切さを実感

「夫が血栓で入院しました。入院

「夫が血栓で入院しました。入院、治療費で150万くらいの請求が。加入していた海外傷害保険で賄うことができたので助かりました」(30代/香港在住)

これも海外でよくある話ですが、日本と違い医療費が驚くほど高額。盲腸で200万なんて話も聞いたことがあります。保険がなかったら…なんて考えただけでゾッとしますね。健康第一だと改めて実感します。

5.監視社会のおかげ!?持ち逃げされたスマホを奪還!

「タクシーにスマホを置き忘れて

「タクシーにスマホを置き忘れてしまい、ドライバーの家まで取り返しに行ったことがあります。タクシーの忘れ物センターへ行ったところ、全ての乗車情報がGPSで記録されていたおかげでタクシーを特定。ドライバーの電話番号を教えてもらい、返して欲しいと交渉し本人の家まで取りに行きました。さすが監視社会だなと思ったと同時に、全ての人の行動がチェックされていて少し怖いなとも思いました」(20代/中国在住)

置き引きやスリの被害も多数。逆に無くしたものが、戻ってくるパターンは珍しいんだとか。日本ではよく聞く落としたお財布やケータイを落としても戻ってくるというのは、凄いことなんだと改めて実感します。

6.衝撃!?爆弾が飛んできた!

「たまに爆弾が飛んできます。イ

「たまに爆弾が飛んできます。イスラエルはユダヤ人が建国した国なのですが、周りはイスラム教徒の国に囲まれていて少し複雑な国です。2020年1月にはイランから発射・またはテロが起きる恐れがあり、在イスラエル日本国大使館からも頻繁に注意勧告が出ています。アメリカが中東を刺激すると、イスラエルも攻め込まれるんではないか、テロが起きるんではないか、と国内が緊張状態にあります。去年はよく近くに爆弾が飛んできていたようで、頻繁に警報が鳴っていたそうです。各家庭、またはフロアにシェルター(避難施設)は必須です」(20代/イスラエル在住)

ニュースの映像で見たことはあっても、実際に自分が住むエリアに爆弾が飛んでくるなんて、なかなか想像がつきませんよね。家にシェルターがあるのも驚きですが、情勢が不安定な時期は不安ですね。会社の辞令で引っ越す先が決まる駐在の場合、テロの危険とも隣り合わせの地域にお住まい方も一定数はいらっしゃるようです。

7.中には、ほっこりする事件も!

「スーパーのカートに財布を置き忘れたが、サービスカウンターに届けられていた。アメリカも捨てたもんじゃないなと思った」(30代/アメリカ在住)
「携帯を契約しに行ったらスタッフと会話している間になぜか提示された契約料が安くなり、確認してもなぜか分からないわという感じだったため、結局安いまま契約完了(笑)」(20代/アメリカ在住)

ざっくりアバウトなアメリカだからこそ得することもあるんですね!そして、海外でも忘れ物を届けてくれる方もいると聞いて驚きました。もちろん、気をつけるに越したことはありませんが、優しい心の持ち主もいると思うとほっこりしますね。

ビックリ事件からほっこりする事件まで!駐在妻は世界各国で面白い体験をしていた!

【駐妻白書2020】第三弾では現地で起こったビックリ事件簿をご紹介していきました。想像以上の大事件からほっこりする事件まで、貴重な体験をしていることがわかりました。第4弾では、実際に駐妻になってみて大変だったことをご紹介していきます!

文・写真/山水 由里絵(やまみ

文・写真/山水 由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店に勤務し、結婚を機に駐在員の夫に帯同し中国へ引っ越し。気づけば駐在生活も4年目に突入。現在は旅行関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで随筆をスタート。
Instagram:@yuuurie_1211
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