【働く女子のより良い生き方】27歳で退職、自分や家族と向き合えたことで変化した考え方とは?

「私ってこのまま働き続けていいの?」がむしゃらに奔走する中、どこか違和感が…思い切って逃げることだって、一つの選択。27歳で退職し、自分や家族と向き合えたことで変化したという読者の考え方とは?旅に出たり、学び直したり、休むことで自分を取り戻す、今しかできない「逃げ方」がある!

なかなかとれていなかった家族との時間のおかげで、
仕事に求める環境がはっきりするように

◼︎H・Nさん・27歳

\H・Nさんのキャリア年表/

23歳
外資系メーカーに入社。1年半マーケティング、2年間人事として勤務
チームは上司と自分のみで、裁量も責任もすべて個人に委ねられていた

【逃げマネジメントのきっかけ】
頼れる人がいない環境での激務+マーケティングのキャリアを追い求めて、次の年度にマーケティングに戻れなかったら退職すると決意

27歳
結果、異動が叶わず退職を決断
約半年間、実家と湘南の2拠点で家族との時間を過ごしながら、転職活動を実施

現在
リモート&同世代の人たちとチームで働くことができるマーケティング会社に転職

繁忙期には朝9時の始業と同時に一日数十人の面接対応、その後は21時近くまで残りの事務作業を片付けるという日々が続き、肉体的・精神的に疲れを感じるように。他の部署で働く同期と違って一人で活動することが多く、さらに裁量権も責任もほぼすべて自分にあったため、相談できる人も少なく、チーム感がなかったことが悩みでした。外資系会社ならではなのか、2週間近く夏休みを取ったり、クリスマス前から冬休みに入る社員の姿を見ていたので、私自身も長期休暇とはいかずとも、休みは取っていた方だと思います。それでも、人事部での仕事に限界を感じており、異動もできなかったため退職を決意。仕事を辞めることに対して不安がなかったのは、当時の職場の「ワークハード・プレイハード」な社風のおかげかもしれません。

退職後は転職活動をしながら、週末になると別宅のある湘南に通い、海街暮らしを堪能。姉との二人旅行に加え、学生ぶりのスペイン語勉強、デザイン関係の本を読んだりと、とにかく自分の好きなことに費やす時間に充てました。自分自身や家族とゆっくり向き合えたことで心の余裕が生まれ、今後のライフプランに対しての考え方も変化。家族と過ごしたり、趣味を楽しむ時間をきちんと確保できるような働き方を望むようになりました。さらに前職で感じたチームとして働けるかどうかも転職活動での重要な条件にし、晴れてこの4月から念願のマーケティング会社で再スタートを切りました!

逃げマネジメント中はこんなことをしてました!

ひたすらPCに向き合っていた日々から解放され、真っ先に計画したのは大自然に触れる旅行でした!湘南の家では姉と一緒に大量の餃子を作り、家族みんなで餃子パーティ♪

撮影/イマイハルカ 取材/小森香沙音、岸本真由子 編集/大島滉平 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年6月号「私たちの逃げマネジメント」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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最新号 202508月号

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表紙モデル:梅澤美波

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