話題のドラマに出演し注目を集めている阿久津仁愛さん。さまざまなステージで活躍している年下俳優がちょっと大人なスーツ姿で登場!アップカミングな輝きにあふれる、阿久津さんの魅力をお届けします。
舞台でドラマで思わず目で追ってしまう可愛さと存在感
『テニミュ』で3年間主人公!BLドラマW主演に続き超人気漫画の舞台に出演中
僕の原点はミュージカル『テニスの王子様』で、めちゃくちゃ大事な作品でしたが、映像作品で転機になったのはドラマ『BLドラマの主演になりました』ですね。初のW主演で成長できたなと思えた作品でした。原作マンガはコメディチックですが、ドラマでは人間性をさらにていねいに描いていただけたので、映像としてより深く役を見せられたらと意識して演じました。特に今作では自分が役に重なった瞬間が面白く感じられて。勝手に台詞が出てくる瞬間は役に入ってる感覚がありました。ただ舞台と違って順番通りに撮れないのは難しくもあり楽しくもあり…。オンエアを観ると「もっとできたよな」って反省もあって、自分の可能性や幅をもっと広げられればと思います。今は舞台『HUNTER×HUNTER』-THE STAGE2-で去年に引きつづきキルア役を演じています。キルアは、台詞もキザだしすごいカッコつけるんです(笑)。自分にはない部分なんで演じるのがすごく楽しいし、恥ずかしがらずにやりきれたらと思ってます。
阿久津仁愛さんに一問一答!
【Q1】自分の性格、長所と短所は?
すごくマイペースです。プライベートだと時間にルーズ。周りの友だちもそうなので、30分~1時間くらいの遅刻は認め合う仲じゃないと付き合えないかも。普通じゃあり得ないってわかってるんですけど(笑)。普段は何も考えてなくて、めっちゃ適当だと思います。たまに悩んで真剣に考えたとき、俺って何も考えてないんだって落ち込むことがあります。人にどう見られるかもあまり気にしないんで、道でも音楽聴きながらノリノリに歩いてたり(笑)。じっとしてることができないんです。暇があれば歌ってるか歩いてるか、なにかしら体を動かしてますね(笑)。
【Q2】趣味や休日にしていることは?
カラオケが好きで、清水翔太さんが大好き。地元の友だちと2人で3、4時間ずっと歌ってます。ライブのフェイクをコピーしたり、セトリ順に歌ったりするのがめっちゃ楽しくて。翔太さんの曲はひと通り歌いますが、有名な『花束のかわりにメロディーを』は絶対歌いますね。めっちゃキモいんですけど、(カラオケで歌って)録音して後で聴いたり(笑)。お酒も好きですが、カラオケでは飲まずにガチで歌います。1日休みがあればゆっくり寝て掃除して、夕方から友だちとカラオケ行くか銭湯に行くか映画を観るか。1人じゃ寂しくて絶対出かけられなくて、ラーメン屋も無理だけど牛丼屋だけは1人で行けます(笑)。
【Q3】直近と将来、それぞれの目標は?
コメディチックな役がやりたい。今まで真面目だったり感情をあまり出さない役が多かったので。親もそういう役をやってほしいみたいで(笑)。母親が福田雄一監督作品が大好きで、「変顔とかやりなさいよ」って(笑)。コメディは技術が必要だし難しいですけど、また違う武器になると思うので挑戦したいですね。僕は考えて演じるのが苦手で感覚というか直感タイプなので、それを極められたらと思います。感覚的に役が入る瞬間もあるので、それが毎回できたらと。どんな作品のどんな役でも、自分に降臨させることが当たり前にできる俳優になりたいですね。
Nichika Akutsu
’00年12月23日生まれ 栃木県出身 血液型O型⃝’14年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリ。’16年~’20年ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンにて主人公・越前リョーマ役を演じる。最近の主な出演作はW主演ドラマ『BLドラマの主演になりました クランクイン編』『ナースが婚活』など。舞台『HUNTER×HUNTER』-THE STAGE2-に出演中。
〈衣装〉シャツ¥13,000(バナナ・リパブリック)その他/スタイリスト私物
撮影/山根悠太郎(TRON) ヘアメーク/大西智雄 スタイリング/能城 匠 取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks,Inc.