Aぇ! group・佐野晶哉さん「アイドルとして大事にしていることは…さらけだすこと」【特別インタビュー後編】

Aぇ! groupの佐野晶哉く

Aぇ! groupの佐野晶哉くんがCLASSY.初登場!メンバー最年少の21歳にして実は一番大人とも言われている佐野くんとちょっと背伸びしておしゃれなお店を巡るデートへ。インタビューでは多彩な才能にあふれる佐野くんのお仕事に対する向き合い方や今の思いについてもたっぷり伺いました。

どんな仕事をするときもAぇ!groupの名を背負ってることを意識してます

――全44公演という初の全国ツアーを終えたばかり。今の気持ちはいかがですか?
「去年も言ってたし来年も言うと思うけど、『今年が勝負』ってメンバーそれぞれが感じてたタイミングで初めて全国ツアーを回らせてもらいました。どの都市に行っても、みんなで作る空気感と『これがAぇ!groupのライブやぞ!』っていう熱量がすごかった。声出しOKだったんでファンの方との絆も改めて感じられて、初日は2曲目の自己紹介ソング『僕らAぇ!groupって言いますねん』で泣けちゃいました。いつか声を聞きたいって声出しを想定して作曲したんですけど、想像してなかったところまで『ビバ!』って声が返ってきて、笑いながら泣きました。44回ライブをやらせてもらったことでグループの熱も上がってます。7、8月には全ジャニーズJr.のドーム公演があるので、全国ツアーで感じてもらった以上の熱量をファンのコにも他のグループにも感じてもらえるくらい飛ばしたいですね」

――昨年は映画『20歳のソウル』やドラマ『あなたのブツが、ここに』など俳優としても活躍。お芝居は好きですか?
「大好きです。舞台から始めたので、映像のお芝居には苦手意識もあったんですけど、初めての映画と連ドラの作品がよすぎて、現場が温かすぎて。どんどん好きになってもっとやりたいなと思ってたら、今年はもっぱらバラエティが多くなった(笑)。今年後半はどうなるか本当に何も知らないんで、もしかしたらお芝居してるかもしれへんけど、バラエティに呼んでいただく機会が増えてきたから、今年はバラエティと本気で闘ってます」

――個人で磨きたいことはありますか?
「バラエティで一歩引いてしまうのをやめたいです。芸人さんとロケ行ったとき、自分のフィールドじゃないと思うクセがあって。誰かがボケはったときにツッコミの芸人さんがいたら、俺がつっこまなくていいやんって思っちゃう。俺が出しゃばるより芸人さんがつっこんだほうが面白くなると思うから。自分のターンが来たらしゃべるけど、なかなか前に出られないので、芸人さんのなかにいても自分から作れるようになっていきたいですね」

――バラエティも作曲もお芝居もなんでもできる佐野さん。他にもっとやりたいことは?
「ミュージカルもやりたいなって(笑)。グレショーで舞台熱は満足させてもらえてますけど、個人で外部の舞台に出たのが4年前なのでストレートプレイでもミュージカルでも舞台がやりたいです。ファンのコは待ってくれてると思うから、叶えられてないのは申し訳ないです。映像も大好きになっちゃいましたが、小さい頃からやってるのはミュージカルなど舞台なので。舞台にしかない快感というか、その日その日で違う生もののゾクゾクする感じも大好きだから。作曲ももちろん続けていきたいです。ここ1年ずっと、(末澤)誠也くん作詞で俺が曲を書いて末澤メインのバンドロック曲を書きたい、ファンの人たちへ俺らの決意やメッセージを伝える『PRIDE』の系譜となる曲を書きたいって言ってます」

――仕事をするうえで、一番大事にしていることは何でしょう。
「いろんなお仕事させてもらうけど、結果AぇのYouTubeでの空気感に戻ることができれば。ライブでもカッコいい曲や大人っぽい曲にも挑戦するけど『Aッ!!!!!!』や『僕らAぇ!groupって言いますねん』みたいな曲のわちゃわちゃ感が一番普段のAぇっぽい。その空気感はYouTubeが根底にあるんです。それを見てドラマや映画に声かけてくださったり、バラエティではAぇ!groupの紹介もしてくださるので、どんな仕事をするときもAぇ!groupの名を背負ってるというのは意識してます」

――アイドルとして大事にしていることは?
「さらけだすことですね。王道アイドルってタイプではないし、僕もそうじゃないアイドルでいたいと思ってます。服ダサいし、バラエティ出たら変なことしてるし、ライブではヨシ子ってキャラで女装してるし(笑)。いい部分も悪い部分も未完成さも全部さらけだして好きになってもらったほうが、何を見せても好きでいてくれると思うので。アイドルとして、そうやって好きになってくれたファンの方たちをもっともっと大事にしていきたいです」

Masaya Sano
ʼ02年3月13日生まれ 兵庫県出身 血液型B型 関西ジャニーズJr.内グループ、Aぇ! groupのメンバー。『僕らAぇ!groupって言いますねん』『ストーリぃ!』などオリジナル曲の作曲も担当。俳優としても活躍し、ドラマ『あなたのブツが、ここに』、映画『20歳のソウル』などに出演。レギュラー番組『THE GREATEST SHOW-NEN』『関西ジャニ博』のほか、『ラヴィット!』『オオカミ少年』などバラエティ番組にも多数出演。『ALL Johnnysʼ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』が7月に大阪、8月に東京で開催。

取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc

Feature

Magazine

最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup