【大人世代の異業種転職】商社一般職からサイバーエージェントに転職した、小林さんの本音

CLASSY.読者のお悩み1位になることも多い、転職について。今とは違う、本当にしたかった仕事をしたい…そう思い始めるのが30代なのかもしれません。実は転職市場の約半数を占める他業種・他職種への転職を叶えた4人に聞きました。

サイバーエージェント・小林早紀さん

商社一般職から情報誌営業を経て小林早紀さんサイバーエージェントに

小林早紀さん 1990年生まれ

小林早紀さん
1990年生まれ。千葉県出身。日本大学商学部を卒業後、専門商社に一般職として入社。リクルートに転職し『ゼクシィ』の広告営業を経て、サイバーエージェントに就職。主に現在は「新R25」メディア営業や新規事業のマーケティングを兼任。

\小林早紀さんのHistory
2012年4月|専門商社に一般職として新卒入社
営業をはじめ、周りのサポート業務に従事。

2013年3月|転職活動開始
転職エージェントに登録するものの、キャリア的に理想のポジションを見つけられず難航。先輩から紹介されたリクルートに惹かれて、自らキャリアアドバイザーに相談し、選考を受ける。

2014年4月|リクルートマーケティングパートナーズに転職
『ゼクシィ』の広告営業として10社以上のクライアントを持ち、集客のための提案、ブランディング業務などを担当。

2018年2月|再び転職エージェントに登録
結婚・出産を見据えて、自分のペースで働ける環境を意識するようになる。

2019年1月|サイバーエージェントに転職
スタートアップ事業の広報やコスメブランドのPRに携わる。

2022年4月|「新R25」のビジネスプロデューサーに就任
主にメディア営業を担う。

転職前は...

周りの人に想いを伝えることで道が拓けました

新卒で入社した専門商社は、職場の環境も人間関係も良かったのですが、一般職という職種柄、プレイヤーよりもサポートに回ることがほとんどで、1年目の終わりにはギャップを感じ始めました。この会社で総合職を目指すことも考えましたが、社内には「女のコだからここまででいいよ」という空気感もあって…。別の環境で自ら課題を見つけて解決していくポジションを見つけようと転職を決めました。
早速、複数のエージェントに登録したのですが、当時の年齢と経験では納得する提案が出てこなくて。でも諦めたくなくて、自分なりに情報収集をしたり、いろんな人の意見をフラットに聞くようにしていました。その中で友人から勧められたリクルートに惹かれて、自分からエージェントのアドバイザーに直談判。社会人3年目で『ゼクシィ』の営業に転職しました。
営業未経験なので転職当初は挫折ばかり。それでも「自分のアイディアベースで物事を動かす」という働き方が実現でき、やりがいを感じていました。でも営業3年目を過ぎるとミッションも増えて、働き方もさらにハードになり、「この先のライフイベントを見据えたときに続けられるかな」と考えることが増えてきて。
また、今の自分の転職市場での価値を知りたい気持ちもあり、転職活動を再開。それまでのキャリアを生かすべく、広告×広報でリサーチする過程でサイバーエージェントがリファラル採用を行っていることを知り、サイバー勤務の先輩を辿って入社しました。
私の場合、転職の際に周りに想いを伝えることも道が拓けるきっかけになっていたと思います。広報、PRを経て今は、メディア営業と新規事業のマーケティングを兼任しており、『ゼクシィ』時代のキャリアが生きていると感じる場面も多いです。既存メディアの営業という観点だけでなく、事業を作り、伸ばしていく経営視点も学びつつ日々向かっています。

私の転職「ココがよかった!」&「こうすればよかった
20代のうちに未経験の職種に転職できたのはよかったこと。転職の際には会社の企業理念まできちんとチェックするといいと思います。

撮影/杉本大希 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc

Feature

Magazine

最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup