【田中圭さん】「責任感は昔より強くなって、肩の力は昔より抜けています」仕事に向き合う姿勢が変化した理由は?

9月17日(土)配信スタートのHuluオリジナル『死神さん2』で、“死神”と呼ばれるクセモノ刑事・儀藤堅忍を演じる田中圭さん。爽やかで快活な普段のキャラクターとは正反対の役柄を演じる田中さんに、仕事に向き合う姿勢や“自分らしさ”について聞きました。

PROFILE
田中圭●1984年7月10日生まれ、東京都出身。2000年にCMで芸能界デビュー。2003年放送のドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)で主人公の親友役を演じ注目を集める。近年は、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)、『あなたの番です』(日本テレビ系)など話題作に立て続けに出演。Huluオリジナルドラマ『死神さん2』が2022年9月17日より配信開始するほか、舞台『夏の砂の上』が2022年11月に控える。

38歳。自分の年齢に、今でも常に驚いています。

-田中さんは今38歳。20代の

-田中さんは今38歳。20代の頃と比べて、仕事への向き合い方に変化はありますか?

仕事観はもちろん変わったと思います。年齢で変わったのか、経験で変わったのか、全くわからないです(笑)。どちらもだろうなとは思うのですが。今でも自分の年齢を自分で言って、常に驚いていますし、まわりの方の年齢を聞いても驚くので、あまり年齢は関係ないのかな、と思っています。ですが、昔と比べて確実に仕事に向き合う姿勢は変わっていて、責任感は昔より強くなって、肩の力が昔より抜けてもいます。もともと自分に甘く、人にはもっと甘かったのですが、最近は少し自分に厳しくなったかなと。

“休み”と“仕事”のバランスを探っている自分がいます

-特にこの作品がきっかけで変わ

-特にこの作品がきっかけで変わった!というよりは、徐々に変化していった感じでしょうか?

そうですね。『おっさんずラブ』や『あなたの番です』のような大きく話題にしてもらう作品も変化のきっかけではあったと思いますが、今のこのいい感じに力が抜けて、自分に少し厳しくなった感覚はコロナ禍の影響です。これまで20年仕事をしてきて、初めて2カ月も仕事をしなかったという。若くて一番仕事がなかった時期のことは置いておいて、22〜23歳くらいからずっと最長でも1週間以上休んだことがなかったので。なので、コロナ禍の前は「休みって何?」というくらいの感覚でした。

-コロナ禍を経て、ライフスタイルが大きく変わったんですね。

はい。家族とこんなに長く過ごすこともなかったし、そして何より家族と過ごせて楽しくて。でも、徐々に前のように戻りつつあり、撮影がストップした分その後すごく大変になったりしました。ただ、休みを知って、働くことも知って、そのバランスを探り始めているんだなと思っています。

「次の休み早く来ないかな」--コロナ禍を経て変わったこと

-ワークライフバランスを考える

-ワークライフバランスを考えるようになったんですね。では、田中さんが自分で考える“自分らしい働き方”とは、どんなスタイルでしょうか?

自分らしい観点で言えば、コロナ禍で休んだりしましたが、結局は作品にずっと取り組んでいるのが僕らしいです。ここ数年、俳優以外のお仕事もやらせてもらう機会もあって、そういうのも僕らしいなと思います。ただ、昔は本当に休みが1日できると何をしていいかわからなかったので。休みという概念が基本なかったのが、今はあるんです。当たり前に「次の休み早く来ないかな」と思うようになりました(笑)。

憧れるのは「どこまで行っても挑戦をやめない」人です

-休みの日には、どんなことをし

-休みの日には、どんなことをして過ごすんですか?

外には遊びに行きづらいので、「ちょっとうち来てお茶しよう」って友達を誘います。あとは、家族を連れておいしいごはんを食べに行きます。

-では、最後に役者として、人間として、目指している方、憧れの方はいらっしゃいますか?

(しばらく考えて)目指している方はいないですが、憧れている方はいっぱいいます。たくさんいますが、パッと浮かぶずっと変わらないのは、岡田准一さんと米倉涼子さん。2人ともカッコいい。岡田くんは嘘だろと思うくらいストイックで驚きますが、あそこまでストイックにやれる人は本当にすごいと思います。姉さん(米倉さんのこと)もストイックだし、2人ともどこまで行っても挑戦をやめない。もちろん立場もあるし、それをいろいろと理解した上で、ちゃんと戦いにいってるというのはすごいなって。僕はあまりストイックにはしていないので、見習っていこうと思います。

フォトギャラリー(全4枚)

Huluオリジナル『死神さん2』
9月17日(土)Huluにて独占配信スタート!

「逃げ得は許しません」
主演・田中圭×堤幸彦監督の最強タッグが再び!

原作は大倉崇裕による『死神さん 嫌われる刑事』(幻冬舎文庫)。“死神”と呼ばれ警視庁で疎まれ嫌われている再捜査専門の刑事・儀藤堅忍(ぎどう・けんにん)が、事件ごとに代わる相棒とともに、闇に葬られた真相をあぶり出していく1話完結型刑事ドラマ。 今作では儀藤の2代目パシリ小刀祢葵(ことね・あおい)を山本舞香が演じることが決定。さらに、儀藤の相棒役として、吉田鋼太郎、奈緒、小関裕太、松本若菜、大友康平という豪華キャスト陣が集結する。

公式サイト:https://www.hulu.jp/static/shinigamisan2/

【衣装詳細】
シャツ¥165,000※参考価格 スウェット¥210,000 デニム¥165,000 ソックス¥840,000 シューズ¥165,000(すべてDIOR/クリスチャン ディオール tel.0120-02-1947)

撮影/木村 敦 ヘアメーク/岩根あやの スタイリング/山本隆司(style³) 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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