約1年前、コロナ禍で突然「マンションを買おう!」と思い立ち、購入に踏み切った編集M。その内容は本誌でも紹介しました。ところが想定外の落とし穴にはまり、購入を一度断念。なぜ断念したのか? そしてついにたどり着いた新居は…? 編集Mが再び発起し、マンション購入に至るまでの過程を、事細かに紹介します!
面積が狭いから投資と思われた!?
ライターY(以下Y)「去年マンション購入の決心をして探した結果、『手頃でいい感じの中古マンションを仮契約した!』と喜んでいたよね。なんでダメに?」
編集M(以下M)「簡単に言うと、住宅ローンの審査が通らなかったんです」
Y「正社員なのにローン審査が通らないって、どういうこと?中古マンションだから高すぎるってこともないよね?」
M「私も通らないなんて絶対ないと思っていたので、びっくりでした!(笑) 金額的にも問題ないところを選んでいたし、隠れた借金もないのに…。住宅ローンが通る条件は非公開なので詳しいところはわからないんですが、私が買いたかったマンションの面積が狭くて投資目的だと思われたのが原因では、と不動産会社に言われました」
Y「その面積は具体的にどれくらいなの?」
M「銀行によってさまざまみたいなんですけど、35㎡以上や30㎡以上を基準と定めているところが多いようで。私が買いたかったマンションは、壁芯面積は30㎡以上でしたが、登記簿面積が30㎡未満だったんです。壁芯面積と登記簿面積があるというのも知らなくて、だいたい最初に見る資料には壁芯面積しか書いてないので、それも盲点でした」
Y「銀行によるんだろうけど最低でも30㎡以上ないと住宅ローンは組めないってこと?一括払いとか、無理なんだけど!」
M「あくまで基準であって、満たしていないと住宅ローンが絶対組めないわけではないみたいです。金利が安いところから申請していたので、もっと高いところならローンも通りやすかったと思います」
Y「そこはローン審査通らなかったの?」
M「その審査結果が出る前に、買いたかったマンションの売り主から、今回は仮契約を解除したいと連絡が入っちゃったんです」
Y「えっ!それはどうして?」
M「どうやら持ち主が早く売りたかったらしくて、もっとスムーズに買い取ってくれそうな人が見つかったみたいです。それも本当はあまりない話みたいなんですけど…」
Y「それで本契約までいかなかったのか!悲しすぎる」
M「そもそも銀行が本当に面積を見て審査を通さなかったんだとしたら、すごく悔しいです。十分暮らせるし、都心で私でも買える金額のマンションはやっぱり狭くなりがちなので。あと独身女性だって今はマンションを買ってもおかしくない時代なのに!(笑)」
Y「本当だね。でも物件は縁と言うから、もしかするとそのマンションとは縁がなかったのかもね…」
M「私も今はそう思うことにしています。ダメになった直後に出合ったのが、今のマンションだったので!」
イラスト/菜々子 取材/よしだなお 構成/CLASSY.編集室