人生で多くの人がいちばんお金を使うのが住居費。なんとなく賃貸のままできたけど、そろそろ買ってもいいかも…と物件購入を検討し始めた時に気になるのは「購入と賃貸、どちらが得なのか」問題。もはや永遠のテーマといってもいい、この問題について本気で考えてみましょう。
30代女子の属性別に「買う」「借りる」をシミュレーション
今の私なら「買う」「借りる」どちらが最適?独身か既婚か、年収、貯金などのタイプ別にシミュレーションしてみました。
【属性】
30代既婚/世帯年収1200万円・貯金400万円
結婚して1年、ダブルインカムで貯金も増えてきたので、そろそろ持ち家の購入を検討している。子どもは最低一人はほしい。
コンパクト物件を所有しつつ子どもの状況などに合わせて柔軟に賃貸との使い分けを
既婚で子どもなし、ダブルインカムのパワーカップルなら戸建てよりもマンション購入がお勧め。子どもの人数が確定していないため、サイズ的にベストな物件を選ぶのが難しいからです。結婚直後に自分たちがほしい子どもの人数を想定して買うのか、3年くらい様子をみてから買うのか悩ましいところですが、コンパクトなマンションを購入し、家族の人数が増えたら広めの賃貸に引っ越して持ち家を貸し、子どもが巣立った頃にまた戻るというのも一つの選択です。
\住宅とお金の問題なら任せ!/
風呂内亜矢さん/ファイナンシャルプランナー
26歳の時に貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®を取得。著書も多く、様々なメディアやYouTube『FUROUCHI vlog』などでお金に関する情報を発信。
イラスト/カツヤマケイコ 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc