離婚する人がもっとも多いのは30代前半のCLASSY.世代なのを知っていましたか?それくらい「離婚」は誰にでも起こりうる人生の選択肢の一つです。同世代の離婚の体験談や法律やお金の話、最新の離婚事情やパートナーシップの変化まで、離婚のリアルをお届けします。
離婚の最新事情について専門カウンセラーが教えます!
離婚だけが答えじゃない!
「愛情」と「損得」を軸に慎重に検討しよう
相談者さんには離婚の判断軸は「愛情」と「損得」と伝えています。生活費を入れない夫でも妻が稼いでいて「愛情」があれば妻が養ってもいいですよね。また「愛情」が冷めても家事や親孝行をしてくれたり、何かしらの「得」がある相手ならそれで結婚生活が成立するわけです。モラハラなら別居して生活費をもらうという選択もあるし、浮気も即離婚が「得」とは限らず、修復という選択もある。感情的に離婚しても、いいことは何もないので慎重に。離婚以外にも打つ手はあります。
離婚することになったら…法律とお金について知っておこう
お互いが離婚に同意しているなら離婚届を出して完了
双方が離婚に合意していれば離婚届を役所に提出するだけで手続きは完了。離婚届にはお互いの署名と押印、証人2名の署名と押印が必要で、証人は友達など誰でも大丈夫。大半は女性が入籍し名字を変えるので、女性が戸籍から抜けるのが通常です。提出窓口が本籍地でない時は戸籍謄本が必要。子どもがいる人は養育費、面会交流についても記入します。
「結婚」のかたちもいろいろ変わってきています
夫婦別姓のためにあえて離婚する仲良しカップルが話題に
離婚するまで、そして独身に戻ってから…みんなどうだった?座談会
世間体を気にする必要はないけれど離婚しなくてもいい道も探ってみてほしい
K:今思うと最初の結婚は無意識に年収や家柄とか、ルックスとかスペックで相手を選んでいたと思う。自分に本当に必要なものが自分自身でわかっていなかったなー。
A:わかる!私もエネルギッシュに深夜までバリバリ働く人がカッコよく見えていた時期があった。元夫も恋愛中は刺激的で楽しい関係だったけど、結婚になるとしんどい相手だった。「こんな思いをしてまで、収入が高い人と一緒に暮らすことが幸せにはつながらない!」と思っちゃった。
M:私はもはや結婚はムリ!って感じで…。一人暮らしが快適すぎて、二度と誰ともリズムを合わせることができない気もしてます。
N:夜中に1人で自分の好きなDVDを爆音で見られる環境が楽しくてしょうがなかったな。いつ寝てもいいし。
M:わかる。いつ寝てもいいし、いつ食べてもいい!
A:あとは離婚直後はお誘いが増えてモテている感覚を味わってた。飲み歩いて第二の青春を謳歌して、めちゃくちゃ楽しかった!
K:私もいろいろなところに一人旅できて、自由で解放感があって楽しかったけど、一生続けばいいとは思わなかったかな。
A:私も一年くらいで寂しくなってきたな〜。家に帰っても暗いし、家賃も全部自分で払わなきゃだし、日常のささいなことを話せる相手もいない。
M:最近は「一生1人なの?」という気持ちがある。今の私には子どものいない男女が一緒に住むメリットがわからないから、もし再婚するモチベーションになるなら子どもかな。
K:確かに私も再婚したのは、子どもがほしかったからもある。日本で子どもを育てるなら、事実婚だとどちらの姓にするのかとか、いろいろな問題が出てくるし。
A:私も40歳までに子どもがほしいと思って再婚したから、子どもは大きいよね。
K:今は幸せだけれど、私の離婚は子どももいたし簡単じゃなかったから、離婚を考えている人には、まずは離婚せずにいられる道も探ってみてほしいと思う。
「結婚」のかたちもいろいろ変わってきています
期限を決めて結婚を継続する「離婚約」や「エア離婚」
未婚率が上昇するなかで結婚→離婚を3回以上繰り返す人も
最初から結婚せずにシングルマザーになるという選択
イラスト/二階堂ちはる 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc
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