年収350万円会社員が「3年で4700万円を貯めた時にしていたこと」６つ

FIRE＝経済的自立、早期リタイア。今現在、経済的に自立していても「将来が不安」と考えていませんか？　漠然と悩むだけで何もできていないのではもったいない。今CLASSY.世代でもFIRE活動に励む女性が増えてきています。FIREって何!?具体的に何をすればいいの!?読んですぐ実践できる、将来のための大事なお金のお話です。

27歳。年収350万円の会社員から「FIRE」の準備を始めたぽんちよさんに聞いてみた

基本は分かったけど、FIREってお金持ちがやることでしょ？と思うことなかれ!!ここでご紹介する３人はごく一般的な会社員から投資をスタートしています。すぐ真似できる投資＆節約術、ぜひ参考に！

ぽんちよさん
フルタイムの会社員として働きながら投資活動をスタート。投資系YouTubeチャンネル「【投資家】ぽんちよ」を運営。会社員目線での資産形成の ノウハウを発信。著書にFIREを題材とした書籍「めざせFIRE！知識ゼロから経済的自由を勝ちとる（主婦の友社）」

投資・副業で資産は3年で4700万円に。節約、投資、副業の3つが大事です

「お金を増やす方法など思いつかず、貯金しかしてこなかった僕が投資を始めたのは、会社で上司の時給単価を知り『こんなもんか』と残酷な現実 を知ったから。それで友達に投資を勧められ、軽い気持ちで証券口座を開設し、株を購入。相場がよかったこともあり、あれよあれよと利益が出てどっぷりハマることに。同時期にインデックス、投資信託、つみたてNISAもスタート。嫌な会社から抜け出し配当金で生活できるくらいになりたいと目標を掲げ、FIREを主眼とするようになりました。投資ブログも始め、それを声に出して動画にしようとYouTubeも開設。
投資＆副業を始めて３年たった今、資産は４７００万円に！
ここに辿り着き、FIREを目指すうえで大事なのは〝節約、投資、副業〞だと気付いたのでそれについて説明します。
まずは節約。家計簿をつけて無駄を省くこと。下でも説明していますが幸せなことにお金を使えるようになるのが大事。これができると見栄のために物を買う、という無意味な消費をしなくなり、結果節約に。
次に投資。難しく考えず、自分が興味のある会社に投資しよう、くらいの感覚でOK。僕は今は新しい企業の成長株が好きですが、CLASSY.読者の人だったら好きなブランドの株主になるのもよいでしょう。
そして副業。節約、投資だけでは限界があるので、僕はせどり、ポイ活、ブログ、YouTubeと始めて、自分に合っていた２つに絞りました。
投資と聞くとハードルが高く、銀行貯金でいいやという人も多いでしょう。ただ株とか投資信託とかあらゆる商品の中からあえて利率の低い貯金という選択をしているという事実に気づいてほしいです。
僕は投資を通してFIREを知り、お金の観点から人生を考え直すことができました。働いて貯金だけしていた生活から、貯金をいろんな商品に変えて利益を出すだけでなく、人生の選択肢まで広げることができた。来年には本業を辞め、週３〜４日くらいで副業、残りは遊ぶ生活を目指しています。ゆくゆくFIREが叶えばどんなやりたいこともすぐ叶う生活が待ってるはず。あらゆる人生プランを描けるのが投資の魅力。ぜひあなたも投資で人生を見直してみて」

ぽんちよさんが実践している（いた）こと６つ

【節約】
家計簿をつけて幸福な支出にする
「自分が何にお金を使ったか可視化すると支出が最適化されていきます。『これ買っても自分は幸せにならないんだな』と気づける。結果、幸福なことだけにお金を使えるようになり、自然と節約家に」

【節約】
ふるさと納税は必ずやる
「どうせ払う税金に物がついてくるのだから最高の節約です。今は手続きもかなり簡単になっているので気軽に始められます。楽天でやればポイントもつくので一石二鳥！　ぜひポイントアップの日に」

【投資】
有名企業の株を買ってみた
「まずは自分が興味のある有名企業の株を購入することからスタートしました。興味があればその業界のニュースなどもチェックしやすく、ワクワクできますよね。今は成長株と安定株の両方に投資中」

【投資】
決まった額の株を毎週買う
「副業で得たお金を毎週決まった額、成長株投資に当てています。定額にしておけば悩まず、着実に投資できて、精神的にも安心。毎週というのはお勧めはしないですが、自分には向いているやり方でした」

【副業】
ＹｏｕＴｕｂｅとブログの広告収入
「始めたてはもちろん全然稼げませんが、継続が大事。現在は投資も含めた副収入の７割がYouTubeとブログです。楽しんでできているのでゆくゆくはこれを本業にしたい」

【副業】
「せどり」にチャレンジ
「安く仕入れて高く売るせどり。自分の好きなものや趣味をもとに始めて、あとは時給換算して労力に見合う利益が得られるかどうかで物を選ぶといいと思います」

イラスト／カツヤマケイコ　取材／野田春香　再構成／Bravoworks.Inc