時代的にも他人との関係性が希薄になり、自分の異常さに気づいていないやばいメンズが溢れていたりする世の中。そんな、思いがけず出会ってしまった、やばめなメンズ(=地雷男)たちにはどう対応すべきかを、“男性学”のプロ・田中俊之先生が解説します。
こんなメンズに会いました
「名門国立大学卒で国家公務員」という華々しい肩書きを持ちつつ、休日はパーティーオーガナイザーを務める知り合い。ネアカだから人気はあるんですが、何を言っても響かないというか…。会った時もノリだけで、どこか表面的な会話が気になるんです。最近一番びっくりしたのが、ある合コンで幹事の女の子が「飲み始める前にちゃんと自己紹介して」と注意したら、(満面の笑みで)「名前なんてどうでもよくない!?」と言って。その子の地雷を完全に踏んでいて、私が「失礼でしょ」って注意しても全く気にしていなくて、まさにのれんに腕押し状態です。
どう対応すべきだったのか?田中先生のおこたえ
男性学では、男性が男らしさを証明する手段に「達成」と「逸脱」の二つがあります。いい大学を出ていい職業につくのは、社会的な「達成」。逸脱は、ルールを破れる俺はすごいというアピールだったりするんですが、大人になると反社会的にはいられないから、「ちゃんと面白いこともできるよ」という「逸脱」の表現に。それでこの彼は、この両方を達成してしまっているので、すごい全能感を抱いてしまっている。それで自分に至らない点があることを考えないので、自分の価値観や俺ルールに固執し、疑うことがない。個人的には、このタイプが一番厄介かなと思いますけどね(笑)。でも、勝ち続けることって人間難しくて、不満や挫折を味わったりした時、この人の周りに誰も残らないのでは? ただ、こういう人は面倒なことをやってくれたりするので知り合いにいれば色々と便利なので、適当にあしらっておけばいいんじゃないでしょうか。
解説していただいたのは、田中俊之先生
大妻女子大学人間関係学部准教授
田中俊之(たなか としゆき)
1975年生まれ。専門は男性学・キャリア教育論。2008年、博士号(社会学)を取得。武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師、武蔵大学社会学部助教などを経て、2017年より現職に。男性学の第一人者として、各メディアでも活躍。
イラスト/Nobby 取材/田村宜子 構成/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)
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