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彼とのHが気持ちよくないと言えない【誰にも聞けない「夜のお悩み相談室」②】

友達にもなかなか相談しにくい性についてのモヤモヤ。フェムテックの専門家、女性向けAVレーベル代表、それぞれ立場の違う性のエキスパートに相談にのって頂きました。

前回の記事

自分から彼に「したい」と言えません【誰にも聞けない「夜のお悩み相談室」】

【相談内容】やり方がイマイチと彼に言えません

セックスが気持ちよくないと思う

セックスが気持ちよくないと思う時があります。彼のやり方がちょっと激しすぎたりして痛いことも…。どうすればお互い気持ちよくなれるでしょうか?(29歳・独身)

自分が我慢することは決して相手のためになりません

エスコラ茜さんの回答

「気持ちよくない」「痛い」という悩みの原因は色々ですが、調査でも20代、30代の女性の約半数が性交痛を経験しているというデータがJEXジャパンセックスサーベイ2020(https://www.jfpa.or.jp/sexsurvey2020/)にあります。痛みがあったら、なかなか楽しいとは思えませんよね? 私は痛いと思ったらその瞬間に伝えるのがベストだと思います。女性は「痛いかも」と思っても「ムードをこわしてしまう」「彼が気を悪くするのでは」という理由で、「いいや、このままで」となるパターンも多い気がしますが、相手のためと思ってガマンするのは本当に相手のためになると言えるでしょうか?

彼だって、本当にあなたのことを思っているなら痛くさせたくはないはずですし、あなたに気持ちよくなってほしいと根底では思っているはず。だからこそ相手にとっては「自分がよかれと思ってやってきたことが違った」「相手が100%気持ちよくなれていなかった」ということが判明するのが後になればなるほど、ショックが大きくなってしまいます。私たちのショップには性交痛をやわらげるシリコン製リング「Ohnut(オーナット)」がありますが、実際に買いに来るのは若い男性が多く、男性にも「もしかしたら彼女が痛いことを自分に言えていないのではないか」と気にしている人がいるのだとも感じます。

また、「気持ちよくない」「痛い」のは自分の体がおかしいせいだと思ってしまう人もいますが、人の体はそれぞれ違いますし、サイズの相性の問題もあります。それで自分が劣っていると思う必要はありませんし、そのためにアイテムを使うことを恥ずかしいと思ったり、罪悪感を感じることでもありません。シリコンリングやジェルはスーパーマリオで言えば、キノコのようなパワーアイテムと同じ。自分と相手がよりよくなれるためのアイテムだと思って活用してほしいと思います。

私は自分が自分のプレジャーを知ってこそ、自分の「気持ちいい」を相手にも伝えらると思います。「気持ちいい」がわからないと、相手に対してのフィードバックが「これは気持ちよくない」「これは痛い」というネガティブなものだけになってしまいます。「自分はこれが気持ちいい」がわかれば、どうしてほしいかを伝えられるので、パートナーとの関係も変わってくると思います。
フェムテックの分野では「気持ちいいとは何か?」ということに注目して、気持ちよさを数値化できる画期的なスマートバイブレーター「ライオネス」というものも登場しています。どんな方法でもいいので、ぜひ一度「自分にとって気持ちいいことはなんだろう?」ということを探索してみてください。

解決策は色々あるけれど素直に伝えるのが一番!

一徹さんの回答

勇気を出して「ちょっと激しいかも」と伝えてみては? 彼も夢中になってしまったのかもしれません。男性向けのAVの影響で「激しいのがいい」というファンタジーがある可能性も。Hの最中はあなたの変化に気づく余裕がないかもしれません。終わってからなら、彼も意見を聞ける状態になっているはず。

ポイントは「これからもあなたと関係を続けていきたいから」ということを伝えたうえで話してみること。また気をつけたいのが、なぜか「性的なこと=その人の人格そのもの」に結びつけて受け取られやすいということです。性的なことを話しているのに、それが相手そのものを否定していると受け取られてしまうことが多いように感じます。結果的に相手を傷つけてしまうこともあるので、性の問題を話す時は相手の人格からうまく切り離して話をすることが大切です

ほかにも対処法は色々とあります。摩擦の痛さがある人は「リューブ」など潤滑剤を取り入れて潤いを絶やさないようにするのもいいと思います。あとは、男性が激しくできない体位なので「座位が好き」と言うのもいいかもしれません。また、男性は「激しいのがいい」というファンタジーを持っていることがあると言いましたが、僕が出演している「シルクラボ」など、女性向けのセクシーコンテンツを一緒に見てもいいかも。女性が求めるような、激しさ以外の気持ちよさが表現されている内容が多いので、激しすぎる彼にはピッタリ(笑)。あるいはお酒でも飲みながら、男性向けと女性向けのコンテンツを一緒に見比べてお互いのギャップを埋める飲み会をしても楽しいかもしれませんね。

僕としては、女性たちには激しいなら「激しい」と相手に素直に言えるようになってほしいです。女性からそういう話をしてはいけないという思い込みがある人も多く、オープンに話せば解決できそうなことも、誰にも話せないと1人で悶々と悩んでいる人が多いようです。もっと自分が気持ちよくなってもいいし、それを相手に伝えてもいい。2人で気持ちよくなることはすばらしいことだと思うし、お互いが満足できるHができたら理想的ですよね? 最近は女性も自分が気持ちいいことを追求したり、自分で楽しもうという流れになっていますが、その流れに乗ってしまってもいいと思います!

相談に答えて頂いたのは

エスコラ茜さん「 fermata」 ビジネスデベロップマネージャー
フィンランド生まれ。フェムテック市場やプロダクトを知り尽くすエキスパート。「タブーをワクワクに変える」をテーマにフェムテック&ウェルネス製品を発信するサイト「fermata」で「FemtecFes!」などのイベントを担当。

一徹さん 女性向けAVレーベル「RINGTREE」主宰
中央大学卒業後、公認会計士の勉強中にAV男優として活動開始、イケメンAV男優として注目を集める。AVレーベル「RINGTREE」を設立し、女性向けアダルトサイト「GIRLS’CH」で配信中。3児の父。

イラスト/大原沙弥香 取材/加藤みれい 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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