リモートワーク、飲み会自粛など生活様式の変化に伴い、結婚観が変わった男子が増えているよう。コロナ禍を経て実際に結婚した&結婚願望が芽生えた男子に話を聞きました。
男子3人の正直トーク!
コロナ自粛中の孤独が結婚願望がなかった独身男子の心を変えている⁉
S Yさんは先月入籍されたんですね。おめでとうございます!
Y ありがとう。昨年の今頃は、まさか自分が結婚するなんて想像もしてなかったけどね。
M 結婚願望はなかったんですか?
Y 「絶対したい!」でも「絶対したくない!」でもなく、ただ「今しなくてもいい」とは思ってました。
S 僕は結婚って面倒だな、と思っている派。自由とお金がなくなるだけ。
M わかります。Yさんはなんで結婚したんですか?
Y 緊急事態宣言が発令されて、会社が休みになって、家からほぼ出なくなって。ふと孤独死が頭をかすめたんだよね(笑)。そんななか、彼女が家に来てくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて。家族になればコロナでも一緒にいられるって思ったんだよね。
S 寂しくてプロポーズ⁉
Y いやいや、それだけじゃないよ。時間もたっぷりあったから、彼女と結婚したらどうなるのかシミュレーションしてみたんだ。そしたら、「なんかいいかも…」って結論が出たんだよね。
S Yさんって理想高そうだけど、お眼鏡にかなった彼女なんですね。
Y そういうことじゃないんだよ。今までの彼女に比べたら華やかさはないし、アートや音楽の知識も豊富じゃなくて、ただ僕に合わせてくれてるだけなんだ。でもアートに詳しいことは結婚相手に必要じゃないってわかった。むしろそんなに興味ないのに歩み寄ってくれてる彼女は素晴らしい人だと思うようになって。
S 確かにコロナを経て大事なこととそうでないことの線引きがハッキリしましたよね。
Y・M それはありますね。
M 実は僕も来月くらいにプロポーズするつもりなんです。
S そ、そうなの⁉
M 友人宅でのホムパで出会った女性で、今付き合って4カ月くらいです。
Y コロナ禍での貴重な出会いだね。
M 自分はちょっと潔癖なところがあるんです。彼女は家の中でも飲食時以外ずっとマスクをしてたんです。それを見て、仲よくなれそうだなって思って。マスクで美人に見えたのもあるかもしれませんが(笑)。
S 出会ってすぐ決めて大丈夫?
M 自粛中は自宅でデートすることが多いから、ほぼ結婚してるみたいな生活で。短期間で価値観が合うなっていうのがわかったんです。
Y コロナのおかげで似た者どうしが見つかったってことだね。Sさんはコロナで寂しいなって思ったり、結婚したいと思ったことはない?
S 寂しいと思うことはほとんどないなぁ。でも付き合って1年になる彼女が、最近結婚プレッシャーをかけてきてる気がする…。
M 嫌なんですか?
S 嫌じゃないけど、結婚となると面倒だなって。でも、こないだふと「今、結婚したら結婚式をしなくてもいいのかな」って思って。そしたら、コロナが収束する前に結婚したほうが得かも、と思うようになってきた。
Y 今はやりたくても結婚式できないくらいだもんね。
S あと、自粛中に料理してる彼女を見てると、結婚しているみたいに錯覚して、それも悪くないなって感じたんだ。歳のせいか、コロナのせいか…。でもなんとなく「コロナで結婚観が変わりました」って彼女には言えない(笑)。プロポーズする時はもちろん、「〇〇のことが好きだから結婚してほしい」と伝えるよ。
Y 女性はそういうの敏感だからね。
M 僕もそうします!
撮影/蓮見 徹 イラスト/沼田光太郎 取材/川西麻依子
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