【星占い】「天秤座」の基本性格と恋愛事情は?|予約の取れないヒーラーyujiが解説【星2.0】

2020年も、残すところあとわずか。今年は世界中が未曾有の事態に直面した年でした。この試練を乗り越え、素晴らしい新年を迎えるために、いま一度自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?今回は、予約の取れないヒーラー・yujiさんによるエッセイ『星 2.0』より、「天秤座」の基本性格と恋愛事情についてをお届け。あなた自身のことだけではなく、周囲の人間を理解する上でも、必ず役に立つはず。悩んだ時の「お守り」として、ぜひ読んでみてください。

「天秤座」の基本性格

(9/23 〜 10/22 生まれ)

天秤座の波動とは、「調和」その

天秤座の波動とは、「調和」そのもの。完全なバランス、調和、そしてそこから生み出される協奏や芸術作品。そういった「華やかで 調和的なもの、そしてどこか文化的な香りがする」のが、天秤座の世界観です。

同じ金星のパワーを持つ牡牛座がオーセンティックなのに比べ、天秤座のそれはどこかモダンで垢抜けていて、またポップさやトレンドすらも感じさせるものです。まさに「キラキラ is mine」とも言えてしまうのが、天秤座のスローガン。キラキラを取りさってしまうとそれはもはや天秤座ではなくなるし、華と豊かさがない生き方、修行ばかりのものなんて天秤座の生き方ではありません。

まるでブルボン王朝におけるフランスの貴族や、芸術家を囲っていたパリのサロンに集う人々のような、耽美主義を持つ人たち。それ が天秤座的な生き方なのです。

天秤座の人はそういった「穏やかな空気感」に包まれている人たちなので、声を荒らげるとか暴力とか、公衆道徳に反すること対しては「まるで別世界のこと」のように対応するはずです。そういったことを目撃したり、直面したりすると、神の国に鬼が一匹舞い込んできたような反応・冷ややかな視線を投げかけるなど、天秤座は基本的に平和でゆるい人たちですが、暴力と不調和なことは許さない「倫理の番人」たちなのです。

天秤座は「ネガティブな概念がない星・金星の使者」なので、基本的に豊かなこと、綺麗なこと、創造的なこと、文化的なことしか存在しない世界観を生きています。それゆえ、愛のない言動やリスペクトがないことに心を傷める傾向が強く、粗野な言動やマウンティングや圧力を加えられることを極端に嫌がります

また、「決めつけ」も天秤座の苦手とするところなので、なんでも決めつけてくる人たちからはそっと距離をとっていくでしょう。天秤座は基本的には争いを好みませんが、「公正・公平」を司る神をその母体とする星座なので、どうしても仕方ない時にはその聖剣を振るうことも。

ただし、それは情に駆られた激烈なものというよりは、非常にクールでドライで論理的なもののはず。相手に一言の反論も許さないような完璧な一撃、そんな非情なアクションすら辞さないでしょう。天秤座がその手に持つ剣。普段使うこともないので、一見するとただのお飾りのようにも見えますが、実際はナマクラでもなんでもなく、必殺の一撃をお見舞いできる「伝説の聖剣」なのです。

さて、金星からの使い・天秤座にはこんな物騒な話は似合わないので、話を元に戻しますが、天秤座は基本的には愛と美と豊かさのエネルギーに満ちている文化度数の高い人たちです。芸術を愛し、またそれを育てる目や意識をも持ちます。高尚なことを好みますが、「I balance(我、調整する)」の銘にあるように、どうしても世界に溢れる〝not beauty〞なことをも見なくてはならない宿命があります。

そして、それを最適化する、 正していくのも、天秤座に生まれたものの使命や課題だと言えるでしょう。

天秤座の愛

天秤座は、十二星座一の愛され力を誇る星座です。ここだけを聞くと「浮気が多いとか不倫傾向がある」とか思われるかもしれませんが、そうとも言い切れず、むしろ「アイドルや芸能人」に近いもののように思います。

つまり、ファンとかフォロワーといった人たちを多く獲得できるタイプの「愛され運」を持つ人たちであり、そのレイヤー・距離感の人たちからの愛情を受けることにより、そのパワーを自分を動かす燃料に変換し、よりパワーアップしていける人たちなのだと思います。

天秤座は「公共性」を重要視する星座ですから、「特定の誰かとべったり」というのは実は苦 手かもしれません。家では家族で一緒の時間を過ごしても、外では別行動を好むとか、はたまた 結婚していたとしても、全く周囲から気づかれなかったなんていう人もいるかもしれません。

天秤座の人たちはその軽快さ、気遣い、優しさ、感性の鋭さ、言葉の感度といったものから非常に「モテ系数」が高い星座です。何もしていないのに勝手に異性に人気があった!なんていう人たちも少数派ではないはず!その一挙手一投足が絵になるとかなんとも動きに品がある(実際は粗野でもよく見えてしまう)ように他者の目に映るのは、守護星の金星が天秤座の人たちを キラキラのオーラで包んでいるからでしょうか。

また、天秤座からの愛、これも前者と同様に「for all」のものです。つまり、みんなでどこかに行くとか友人たちと一緒に行動するとかもそうですし、また、彼女 だから、配偶者だからといって特別視することはなく、一人の個性・個人としてフラットに扱う傾向があります。天秤座はそういったドライなところを持つ星座ゆえ、愛に狂うとか愛で暴走するといったことがありません。なんなら嫉妬とか僻みといったことも感じえない可能性もあります。

ただ、世界的人気者、大スター、著名な作家、カリスマモデルやアスリート等にそういった感情が渦巻き、急に嫉妬心やライバル心を燃やしたりするのは、天秤座の人自身が「マス」を相手 にした「モテ」を無意識レベルで欲していることがその原因かも。

「みんなから愛される存在になる」天秤座は、「一人からの愛情」では満足できない人なのかもしれず、他の人にも興味が出るとか婚外の関係に食指が伸びるようなら、それは「認知度・人気 度」といったところに心が満足していないからなのかもしれません。

誰かのものになるよりも「みんなのもの」でありたい。そんなスターのような愛情を求め、また、そんな立ち位置でいることに熱意を燃やす存在、それが愛されるために生まれてきた「寵愛の星からの使者」である天秤座の人たちの愛の形なのかもしれません。

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“予約の取れない”ヒーラー・yujiさんが、「12星座」の本質と辿るべき運命を、読者に寄り添う語り口で綴ったエッセイ。

書名:『星2.0』
著者:yuji
発売:光文社
発売日:2020年10月22日
定価:本体1.800円+税

yuji
星読み係、ヒーラー、聖地巡礼家。香川県生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業後、ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、スピリチュアルメッセンジャーとして生きることを決意。現在は連載、講演など、幅広い分野で活躍中。「madameFIGARO.jp」「WANI BOOKOUT」「ELLE」などのWebサイトや女性誌『25ans』(ハースト婦人画報社)で連載を持つ。また、「ELLE」でPodcast「yujiと本島彩帆里の”生き方のセンス”の磨き方」(毎週金曜)や、YouTube番組「QUANTA.vision」で「ホニャララLIVE」(毎週土曜22時〜)の配信もおこなっている。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(すべて、ワニブックス)など。

著者/yuji 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『星2.0』(光文社刊)から一部を抜粋したものです。

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