繊細なデザインとたしかな品質で、大人女性から高い支持を集める日本のジュエリーブランド。職人の緻密な手仕事から生まれるジュエリーは、日常をさりげなく格上げしてくれます。今回は、時代を超えて愛される老舗ブランドからお手頃価格で楽しめる人気ブランドまで、おすすめのジュエリーブランドを厳選してご紹介します。
日本のジュエリーブランドの魅力とは?
日本発のジュエリーブランドの魅力は、何と言っても、日本人の肌の色や骨格に自然になじむ、繊細で上品なデザインが豊富に揃っていること。サイズ直しやメンテナンスにも丁寧に対応してくれるブランドが多く、購入後も安心して長く愛用できます。さらに、上質な素材を使用しながらも、お手頃な価格で手に入るジュエリーが多い点も大きな魅力です。
世界を魅了する国内の老舗ジュエリーブランド
はじめに紹介するのは、長い歴史の中で磨かれてきた技術と美意識を受け継ぐ、日本の老舗ジュエリーブランド。たしかな品質と気品あふれるデザインは、世代を超えて愛され続けています。
MIKIMOTO(ミキモト)
1893年、創業者 御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功したことから始まったミキモト。繊細なデザインに上質なパールが映えるジュエリーは、日常にも特別なシーンにもそっと寄り添ってくれます。シャープな輪郭が印象的な「Vコード」や、黒をテーマにした「パッショノワール」など、エッジの効いたパールジュエリーが揃うのも魅力。
TASAKI(タサキ)
1954年に前身の「田崎真珠」として創業したタサキ。真珠の養殖から加工、デザインに至るまでのすべての工程を自社で一貫して手がける、世界でも稀有なジュエリーブランドです。トゲや牙から着想を得た鋭いモチーフに、パールを組み合わせた「デインジャー」シリーズは、その革新的なデザインで話題に。凛とした佇まいが、身につける人の内に秘めた強さと美しさを引き立ててくれます。
GINZA TANAKA(ギンザタナカ)
1892年創業のギンザタナカは、日本でも屈指の歴史を誇る老舗ジュエリーブランド。長年にわたり培われた職人技とたしかな品質で、時代を超えて愛されるジュエリーを届け続けています。しずくモチーフの純金ジュエリーは、ころんと丸みを帯びたフォルムと、艶やかな輝きが魅力。日常の装いにも特別なシーンにも自然となじみ、品のある華やかさを演出してくれます。[右上から]ペンダント〈K24〉¥245,000ピアス〈K24/K18YG(ポスト部分のみ)〉¥108,000ピアス〈K24×D/K18YG(ポスト部分のみ)〉¥320,000ペンダント〈K24×D〉¥286,000※掲載価格は2025年9月5日以降の新価格(すべてギンザタナカ/田中貴金属リテイリング)
日本の人気ジュエリーブランド一覧
次に紹介するのは、感度の高いオシャレ女子たちから支持される、日本発の人気ジュエリーブランド。トレンド感高めの日常使いしやすいジュエリーが豊富に揃います。
STAR JEWELRY(スタージュエリー)
1946年、横浜・元町で誕生したスタージュエリー。メイドインジャパンにこだわり、デザインから原型製作、仕上げ、アフターサービスまで一貫して自社でおこなっています。星や月などロマンチックなモチーフを主役にしたジュエリーが豊富で、多くの大人女性を魅了し続けています。
VENDOME AOYAMA(ヴァンドーム青山)
世界を代表する老舗ジュエラーが集うパリ・ヴァンドーム広場と、メゾン発祥の地である東京・青山。その2つの街にちなんで名づけられたヴァンドーム青山には、シンプルで上品、それでいて今の気分をさりげなく映すジュエリーが充実。知的な華やかさをそっと添えてくれる名品が揃います。リング〈K18YG×D〉¥330,000リング〈Pt×D〉¥275,000ネックレス〈Pt×D〉¥264,000(ヴァンドーム青山/ヴァンドーム青山 プルミエール 伊勢丹新宿店)
va vendome aoyama(ヴイエー ヴァンドーム青山)
ヴァンドーム青山を展開するヴァンドームヤマダが手掛けるジュエリーブランド。手が届きやすい価格帯で、日々の装いにすっとなじむシンプルなジュエリーが見つかります。ダイヤモンドやカットビーズが優しくきらめく「メロウアウト コレクション」は、きちんと感が求められるオフィススタイルにも◎。
4℃(ヨンドシー)
1972年に誕生した日本発のジュエリーブランド、ヨンドシー。記念日のギフトや自分へのご褒美ジュエリーとしても長く愛され続けている人気ブランドです。こちらのリングは、バゲットカットのクォーツが並ぶモダンなデザインが魅力で、指につけるたびに手元をシャープに引き立ててくれます。
agete(アガット)
レトロでありながらモダンという、絶妙なバランス感覚で多くのファッションラバーを魅了してきたアガット。天然石の個性を活かした大胆な石使いと、こだわりのオリジナルカットが特別感を生み出し、スタイリングに奥行きをプラスしてくれます。
AHKAH(アーカー)
繊細さと大胆さ、相反する魅力をひとつに昇華させたアーカーのジュエリー。自然の美しさや一瞬のきらめきを閉じ込めたようなデザインは、身につける人の内に秘めた魅力を引き出してくれるはず。どんなときも背中を押してくれる特別なジュエリーを手に入れて。
e.m.(イー・エム)
1996年に誕生したイー・エムが展開するのは、目にするだけで気分が上がる、遊び心のあるジュエリー。カジュアルに楽しめるシルバージュエリーから、特別な日の装いに寄り添うゴールドジュエリーまで、幅広いラインナップが揃います。
Ponte Vecchio(ポンテヴェキオ)
「毎日をカラフルに」をコンセプトに、華やかさと遊び心を兼ね備えたジュエリーを提案するポンテヴェキオ。熟練の職人技と上質なマテリアルが織りなすジュエリーは、大人女性から愛される存在に。たおやかな曲線を描く地金にパールをのせたピアスは、オフィスカジュアルにも映える洗練されたデザインで、日常を品よく彩ってくれます。
GIGI(ジジ)
時を超えて受け継がれてきたシンボルを、現代的な感性でジュエリーへと昇華させるジジ。K18を用いて作られたハート型のネックレスは、ローマ時代のコインを着想源としたもの。歴史と愛の祈りが刻まれたようなロマンチックな佇まいが魅力で、つけるたびに肌にすっとなじみます。
Hirotaka(ヒロタカ)
ニューヨーク・ソーホーの小さなトランクショーからスタートしたヒロタカ。熱帯の自然や東西の文化をヒントにした、ミニマルでエッジの効いたジュエリーを展開しています。あこやパールとダイヤモンドを組み合わせたネックレスは、シンプルでありながら凛とした華やかさを演出。いつものコーデを一段とモダンに見せてくれます。
MARIHA(マリハ)
マリハが提案するのは、「花鳥風月」をテーマにした繊細なジュエリー。トレンドに左右されないタイムレスなデザインは、毎日の装いにさりげない特別感を添えてくれます。こちらのハートピアスは、柔らかな光をまとうマットな質感が魅力。甘さ控えめなデザインだからこそ、大人の女性も気負わずに取り入れられるはず。
COCOSHNIK(ココシュニック)
贅沢な素材を用いながら、日常に寄り添うファインジュエリーを提案するココシュニック。深いブルーが印象的なカイヤナイトのリングは、華奢なツイストアームが手元を上品に彩ってくれます。デイリーに楽しめるモダンなジュエリーを探している人にぴったりの一本。
les bon bon(ル ボンボン)
素肌にすっとなじみ、繊細な輝きを放つスキンジュエリーを探しているなら、ル ボンボンをチェック。軽やかなつけ心地と洗練されたデザインが魅力のジュエリーが豊富に揃っています。シャープなラインでハートを表現したネックレスは、甘さを抑えたモードな雰囲気で、大人の遊び心を感じさせます。
PLOW(プラウ)
自然に想いを馳せながら、ナチュラルでシャープな風合いのジュエリーを提案しているプラウ。揺れるシルバーのボールモチーフを主役にしたリングは、指を動かすたびにさりげなく視線を惹きつけ、手元に小さな高揚感をプラス。ドレスにもデニムにもなじむその佇まいは、日常に寄り添う“お守り”のような存在に。
talkative(トーカティブ)
ウィットに富んだグラフィカルなジュエリーで注目を集めるトーカティブ。大人のデイリーコーデに取り入れやすいファインジュエリーが豊富に揃います。あこやパールを分割・再構築したネックレスは、「どんなこともまた修復できる」と前向きな気持ちをそっと呼び起こしてくれるような一本。
ISOLATION(アイソレーション)
アイソレーションは、“Timeless Minimalism”をコンセプトに、ミニマルで彫刻的な美しさを追求する日本発のジュエリーブランド。一切の装飾を削ぎ落としたクラシックバングルは、静かな存在感で手元を洗練された印象に導きます。シンプルゆえに自由度が高く、時計や他のジュエリーとのレイヤードも楽しめる万能ジュエリーです。
bororo(ボロロ)
天然石のありのままの美しさを活かしたジュエリーを提案するボロロ。色の美しさで選ぶのはもちろん、石に込められたストーリーや意味に惹かれて選ぶのもまた素敵。愛と美の女神・アフロディーテにまつわるローズクォーツを大胆にあしらったリングは、毎日のお守りジュエリーとして身につけるのもおすすめです。
loni(ロニ)
植物をモチーフにした繊細なアクセサリーを展開しているロニ。極小の淡水パールとシルバーのメタルパーツをリズミカルに配したネックレスは、首元にやさしくフィットして上品に映えます。チョーカーやチェーンネックレスとのレイヤードにもおすすめで、さりげなく洒落感をプラスしてくれます。
日常を特別にする、日本生まれの名品ジュエリー
トレンドだけにとらわれず、自分らしい価値観で選びたいジュエリー。日本発のジュエリーブランドには、丁寧なものづくりの精神が息づく、いつまでも大切にしたくなるアイテムが揃っています。日常に映える、とっておきのジュエリーを見つけて。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/藤本千也乃
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