ブランドの小物だけでなく服にもトライしてみよう、というテーマで始まった花さんの新連載4回目は彼女がブランドで服を買うきっかけにもなったという〝セリーヌ〟をピックアップ。まるで私服みたいと自他共に認める3つのスタイリングと、花さんの〝セリーヌ〟愛を、お届けします。
今回のメゾンブランドは「CELINE」
History
1945年にパリでオーダーメイドの子供靴専門店として創業。その後、 ウィメンズのプレタポルテとレザーグッズで人気を博し、確固たる地位を築く。時代ごとに大人気バッグを生み出し続けるなど、常にトレンドを牽引する存在。現在のクリエイティブ・ディレクターはエディ・スリマン。
上質な普段着としてワードローブになじませたいアイテムの宝庫
今回のブランドは私的ステディな存在の…そう、〝セリーヌ〞です。身近な人や仕事でよく接する人たちはきっと、私の私服=〝セリーヌ〞、という印象を持っているかもしれない。それくらい、自分でもコミットしている実感があるし、とても心地よくて、好きがいっぱい詰まっているブランドなのです。
そもそも私が〝セリーヌ〞に目覚めたのは、前任のフィービー・ファイロ時代。クラシカルで上質でミニマルな大人っぽさに、まるで恋に落ちたような感覚でした。ゆったりとした上質なコートをはじめとする数々の名品たちは、今でも私のワードローブに欠かせないし、きっとこれからも着続けると確信しています。彼女の後任としてクリエイティブ・デイレクターに就任したのがエディ・スリマン。そのニュースを耳にしたとき、〝セリーヌ〞も、エディのことも大好きだからこそ、ワクワクと同時にドキドキしたことを覚えています。生まれ変わったセリーヌは、完璧に新しいスタイルで、違うやり方で、私たちをさらに魅了し、今に至るのです。
私にとって、エディが表現する〝セリーヌ〞とは、「上質なデイリーウェア」。もちろん、ドレスアップしたい時に活躍する服もたくさんあるけれど、私のなかでセリーヌは、日常にラフに着ることのほうが多いブランド。特別な時だけでなく、日常にラグジュアリーを取り入れることが心地よくなってくる30代。自分のためにとっておきのカジュアル服を少しずつ集めていきたいですよね。セリーヌなら、きっとワードローブに馴染む一着が見つかるはずです。
撮影/後藤啓太(W)モデル/松島 花 ヘアメーク/平元敬一 スタ イリング/荒木里実 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc
Magazine
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