「カッコいい女性を目指していた20代。カッコいい女性に近づいてきた30代。今だからこそ、しっかりと向き合ってみたいブランド」と語る〝シャネル〟が今回のテーマ。永遠の憧れであるツイードジャケットをベースに、〝シャネル〟ならではの特別な世界観を堪能します。
今回のメゾンブランドは「CHANEL」
History
1900年代、ココ・シャネルによって創業。男性の下着に使われていたジャージー、喪服を象徴する黒など、既成概念にとらわれない自由な着眼点と機能的な服づくりで、ファッション界に革命を起こす。長年カール・ラガーフェルドのクリエイションを支え続けてきたヴィルジニー・ヴィアールが2019年よりアーティスティック・ディレクターに就任。
等身大の自分で向き合いたい永遠のときめきブランド
今回ピックアップするのは、女性にとっての永遠の憧れ〝シャネル〞です。私の中で〝シャネル〞とは、大人の可愛さを象徴するブランド。プライベートのファッションが辛口ベースでリアルクローズな私にとって、〝シャネル〞はいつか着てみたい、だけど自分のワードローブになじませるイメージがなかなか追いついてこない、そんな存在でもありました。特に20代のころ、私が理想としていたのはカッコいい女性像。可愛いものはもう少し先…そんな気持ちが強かったのです。ファッションに対してのスタンスが変わってきたのは30代に入ったころ。自分の軸がかなり明確になり、肩の力を抜いて楽しめるように。「そろそろ〝シャネル〞」――そんな思いが芽生えてきたのもまさにこのころです。そして、ファーストシャネルとなるアイコニックなチェーンバッグを手に入れました。私のファッションに、ゴールドよりもしっくりときたシルバー金具のもので、とっておきの場面で活躍するお気に入りです。
おしゃれをする際、私が大事にしたいのはブランドの世界観。もちろん靴、バッグやアクセサリーも大好きですが、それ以上に注目しているのがお洋服。トータルできちんと着るのが私の理想。〝シャネル〞なら、やっぱりツイードのジャケットをいつか手に入れたい。Tシャツデニムに合わせてリアルに着こなすのが等身大ですし、今すぐできそうですが。この耽美なムードを味わうなら、やはりトータルのスタイリングがいちばん。というわけで、今回セレクトしたのはツイードのセットアップたち。今っぽさと普遍性が宿る、長く愛せる一着を、私も本気で探し始めようと思います。
撮影/今城 純 モデル/松島 花 ヘアメーク/森野 友香子 スタイリング/三好 彩 取材/西道 倫子 再構成/Bravoworks.Inc
Magazine
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