カトパンが愛される理由は「王道モテヘア」にあった!?【人気の秘密を美容師さんが解説】

昨日週刊誌の報道を受けて、EXILEのメンバーであり、三代目J SOUL BROTHERSのリーダーのNAOTOさんと交際中であることを発表したフリーアナウンサーの加藤綾子さん。明るいキャラクターや「カトパン」の愛称で親しまれ、好きなアナウンサーランキングでも1位に輝くなど、不動の人気を集める彼女。誰からも好かれる秘密には、実は彼女の「ヘアスタイル」が関係していたのかも!?今回は、本誌「CLASSY.」で長年数多くのヘアメークを担当していただいている、〝モテヘア〟の全てを知り尽くす、naturaの保志ゴローさんに〝カトパンヘア〟がモテる秘密をうかがいました。

「カトパンヘア」が人気を集める理由は〝ちょうどよさ〟にあるんです

重めの髪型に軽さがミックスされ、写真のような「重×軽」のヘアがカトパンヘアの特徴!
重めの髪型に軽さがミックスされ、写真のような「重×軽」のヘアがカトパンヘアの特徴!
基本は肩につく長さのボブベース

基本は肩につく長さのボブベースで重め
そこに毛先が動くレイヤーで軽さをミックス
加藤綾子さんのヘアスタイルは、言ってしまえば「王道モテヘア」。長年昔からずっと人気を集めていたヘアスタイルなんです。髪型の一番の特徴は、重さがあるボブベースに、毛先が動くような軽さがあることですね。いわゆる重軽ヘア。フォルムとしては、滝川クリステルさんの〝滝クリ風ショート〟と同様、レングスは違えどひし形シルエットに近いかもしれませんね。ひし形シルエットはバランスの良く見えるヘアスタイルで、同じアナウンサーという職業柄、誰からも好感度の高いヘアスタイルである必要だった彼女たちが選ぶ髪型としては、最適なスタイルだったのかもしれませんね。また、王道モテするヘアの特徴として「ちょうどよさ」もあると思います。その点加藤さんのヘアスタイルは色んな点でベストなんです。大きく分けると以下の理由ですね。

カトパンヘアのちょうどいい理由って?

①長さ
肩につく長さのミディアム。長すぎず短すぎず、バランスのよい長さが「ちょうどいい」!
②軽さ
全体に重さがあるのに、毛先には軽さがある、重軽フォルムが「ちょうどいい」!
③ヘアカラー
黒髪でもなく、明るすぎずの「ちょうどいい」ブラウン。トレンドのアッシュブラウンではなく、王道のシンプルなダークブラウンなのも「ちょうどいい」ポイント。

他にもまだある!「カトパンヘア」のモテポイントは?

他にもいくつかモテる理由がある
毛先が動くので、内巻きも外ハネもどちらでも対応できるのもいいところ!

他にもいくつかモテる理由があると思います。まずは「アレンジがしやすいこと」ですね。長すぎるヘアやショートボブってアレンジがしにくいんです。その点、加藤さんのヘアスタイルは扱いやすい長さで、TPOに応じて色んなアレンジのバリエーションができること、オシャレの幅が広いのはすごくメリットです。
あとは単純に「動いたときにオシャレなこと」。毛先が動くので、自然と注目が集まります。テレビなど、人前に立つ仕事である彼女にぴったりの髪型だったと思います。

「カトパンヘア」は「やりたい髪型が決まっていない」人にぴったり!?

ヘアサロンでも「カトパンヘア」
レングスを多少長くしたり短くすれば、似合わせもしやすいヘアでした

ヘアサロンでも「カトパンヘア」風のオーダーは常にありますね。とくに、エビちゃんヘアなどで育った「レイヤー」の経験がある40代の方からは人気があります。ですが、最近の軽さを出したヘアスタイルの流行によって、アラサー世代の方のオーダーもグッと増えました。今っぽくて新鮮、と好評です。
あと意外に似合うのが「やりたい髪型が明確にイメージできていないお客様」ですね。例えば、「重さは欲しいんだけど動きが欲しい人」や、「軽くしたいんだけどスカスカすぎは嫌という人」など、いわゆる優柔不断(笑)なお客様にこのスタイルを提案するとすごく喜ばれます。きっと色んな面でバランスが取れているヘアスタイルなんでしょうね。
レイヤーを入れるスタイルなので、毛量が多くても少なくても似合わせはしやすい髪型です。丸顔の方はやや長めに、面長の方はやや短めにしたりとレングスを少し変えればどんな顔型の方にも似合うはずです。もしカトパンヘアにしたい方は、美容師さんと相談してみることをオススメします。

解説していただいたのは… ヘア

解説していただいたのは…
ヘアメーク 保志ゴローさん
長年「CLASSY.」のヘアメークを担当する、ヘアサロンnaturaのカリスマ美容師。トレンドにモテを取り入れた大人可愛いスタイルに指名が殺到、圧倒的な支持を得ている。著書「365日ほめられるヘアアレンジBOOK」(光文社刊)では分かりやすいケアスタイル解説をするなど、理論派の面も持つ。

natura ナチュラ
港区南青山5-2-15 ヴィオレ南青山
☎03-6427-4742
naturatokyo.com

※掲載の写真は「CLASSY.」2019年4月号から抜粋したものです。
撮影/大瀬智知 モデル/岩﨑名美 編集/ガヤ美(CLASSY.WEB編集室)

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