年齢を重ねるにつれて少しずつ増える美容のお悩み。そんなアラサー世代のリアルなお悩みを解決すべく、ヘアメーク・Georgeさんと美容家・大野真理子さんの美容塾を開講!第3回は「大人のチーク」についてのお悩みです。
〈お悩み〉ピンク&がっつりチークが似合わなくなってきた…大人のチークの正解って?
20代からチークだけアップデートできていない状態。リップはたくさん買ってしまうのですがチークとの組合せが難しくて、まとまりのない顔に…。あと、昔から使ってきた明るいピンクチークが最近は似合わなくなった気がして、迷走中です…。
【お悩み】20代の頃のような明るいピンクが似合いません
A.ベージュチークの安定感でリップの選択肢が広がるグラデーションチークと鼻&アゴ置きでピンク肌に!
顔全体に血色感を足すのがカギ!薄発色のベースチークを広く、そこへ発色のいいメインチークを重ねてグラデーションを作ってみよう。
【HOW TO】
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a.ぷにっとした質感から、サラッと密着。重ねても透ける、ピュアなピンク。セザンヌ フェイス グロウカラー SP1 ¥660※2月9日発売、限定品(セザンヌ化粧品)b.ピーチピンクのパウダーとミルキーモーヴのハイライトの2つの質感。肌の透明感が上がって、澄んだ印象に。セルヴォーク ポリフォニック ブラッシュ 01 ¥5,390(セルヴォーク)c.ペールブルーのハイライトにはピンクパールを配合することで、どんな肌色にも溶け込むようになじむ!SUQQU ピュア カラー ブラッシュ 146 ¥6,050※限定品(SUQQU)
リップと同じように、 チークも旬のカラーへ更新が必要! 顔全体のトーンを合わせることが 〝ちぐはぐ感〟回避への近道です。
寺松さんと同じように、リップやアイシャドウは更新してもチークだけは同じものを使っている人って多いですよね。チークにも〝旬〟があって、色の出方や質感 が進化しています。チークの色だけが主張するものより、肌に溶け込んで大人に必要な血色と透明感を与えてくれるものは、その使いやすさに驚くはずです。あとはそもそもチークを使っていない人、顔が大きく見えちゃってますよ!チークなしでリップを塗ると顔が伸びて見えるので、顔の余白を埋めるつなぎ役のチークは不可欠。だからこそチークを新しいものに更新することから始めましょう!
1つめのお悩みの「リップとチークの色合わせ」について。まずメーク全体の法則として、顔の中は2色以内にまとめること。顔を上半分と下半分に分けた時につなぎ役のチークの色は、目元かリップのどちらかに合わせるのがポイントです。今回はベージュ系の目元に合わせてチークもベージュに。寺松さんはいろいろな色のリップを使うとのことなので、顔の上半分の色を揃えるとリップの選択肢が広がります。ベージュの中でも明るめで、フレッシュさを感じるものがおすすめ。頬の高めの位置に広く、薄くのせると、目元のクマも目立ちにくくなります。
2つめのお悩み「明るいピンクチークが難しい」について。ピンクチークって、やっぱり塗ってます感が出ちゃうんですよね。ピンクチークを1色だけ使うと肌とのコントラストが強いので、それを和らげてくれるのが「ベースチーク」。今回はハイライトをベースチークとして頬広めに仕込んでから、メインのピンクチークを重ねました。アイシャドウをグラデーションにするように、チークも同じように濃淡をつけるイメージです。ピンクの肌なじみが断然よくなるし、肌全体の透明感もUPしていいことばかり!ベースのハイライトカラーが、ほうれい線も飛ばしてくれます。寺松さんは白肌ですが、肌が暗めな人もグラデーションチークのテクニックは使えるので、好きな色でぜひ挑戦してみてください。今季は2色セットのチークも豊富ですよ。
寺松さんの悩みに、「老け見え」もありましたね。これまで会ったCLASSY.読者さんのメークを見ても、美人なのに老け見えしている人、ヘルシーなんだけどメークを抜きすぎている人が多い印象。もったいない…!そこで提案したいのがチークの活用です。チークは血色感だけではなく、可愛げやフレッシュ感をプラスして、それが多幸感や高揚感にもつながっていきます。今回のメークでは、ピンクチークを鼻先やアゴにも入れて顔全体に血色感を足しました。アラサー世代に幸あれ!
今月は…ヘアメーク・Georgeさん
ディレクターを務めるブランド「Jolien」から、新製品マスカラフィクサーが絶賛発売中。ナチュラルに目力がアップする2色展開!
撮影/nara(vale.)〈人物〉、河野 望〈静物〉 ヘアメーク/George 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc