「30代になってくすみが気になるのですが…」読者の悩みを【皮膚の変態】こと大野真理子さんに相談してみた!

年齢を重ねるにつれて少しずつ増える美容のお悩み。そんなアラサー世代のリアルなお悩みを解決すべく、ヘアメーク・Georgeさんと美容家・大野真理子さんの美容塾を開講!第2回は、「大人のくすみ肌」についてのお悩みです。

〈お悩み〉どんより顔が気になる年頃。〝大人のくすみ肌〟に一番大事なケアって…?

寒くなって余計くすみが気になります。くすみ対策のスキンケアには、常に迷っていて…。スキンケア成分?インナーケア?結局何が大事なのでしょう?

〝美白〟より〝透明感〟を追求!今までのスキンケアでくすむなら、抗酸化&抗糖化ケアをプラスしてみて

美白より透ける肌!結果が出ないなら方向性を変えてみて

くすみが気になるというお悩みで

くすみが気になるというお悩みですが、「ようこそ、大人へ!」という感じですね!若い頃ってどんなに寝ないでいようが、油っぽいものを食べようが、「くすみって何ですか?」という無敵さ。アラサー世代は、ちょうど大人の肌になってきた境目の時期だと思います。今まで使っていたスキンケアでくすみが気になるのであれば、「抗酸化ケア」と「抗糖化ケア」をぜひ意識してほしいです。

まず「酸化」という言葉は、耳にしたことがある方も多いはず。紫外線対策をしていなかったり、ストレスによっても「酸化」は進み、黄ぐすみが出てきます。くすみだけでなく、毛穴が開いたり、シワ、たるみなど、あらゆるエイジングの火種となるのが「酸化」。基本的には日焼け止めとスキンケアをしていたら、「抗酸化ケア」はOK。もし足すなら、抗酸化作用のあるポリフェノールが配合されたスキンケアがおすすめです。

次に「抗糖化ケア」。「糖化」とは糖分の過剰摂取や血糖値の急上昇によって、AGEsという老化促進物質が生成されること。体だけでなく肌老化も進行するのだとか!「抗糖化ケアの化粧品って、本当に効果あるの?」と、私自身荒ぶる気持ちもあって(笑)。この夏に2週間、集中して「抗糖化ケア」アイテムだけで過ごしてみたんです。すると本当にびっくり、透明感が爆上がり!美白ケアで白くなりたいなら、ナイアシンアミドやコウジ酸などの他の成分がありますが、透明感に関しては「抗糖化ケア」が最強と発見!だからくすみ肌には、「抗糖化ケア」を集中的にやってみることを推したい。今まで私自身は透明感よりも美白にこだわってスキンケアをしてきたけれど、「透明感ケアで、こんなに肌って変わるんだ」と身をもって実感。透けるようなツヤ感が生まれると、くすみなんてどこかに飛んでいきます。

最後に季節的な話をすると、体の巡りが悪いことでもくすみは起きます。冬は、「巡りケア」として体を温める飲み物を選ぶのもポイントです!

今月は…美容家・大野真理子さん
「最近は『血色感強化』にハマっています!よもぎ蒸しに行ったり、血流を意識したスキンケアを使ったり…美白+内側からにじみ出る血色感のある肌を追求しています」

撮影/nara(vale.)〈人物〉、河野 望〈静物〉 ヘアメーク/川村友子 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc

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4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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