【カルティエ】18歳で出会った医学部の同級生の二人。自然体な結婚と、選んだリングとは?

左手の薬指は、永遠の愛が宿る“特等席”。そこに輝く指輪は、ふたりが人生を共に歩む証でもあり、相棒のような存在。

クラシックな王道デザインから、ファッションとしても楽しめる洗練されたジュエリーまで。数ある選択肢の中から、ふたりが選んだ“たった2つ”の指輪には、かけがえのない物語が込められています。

プロポーズの瞬間、指輪を選ぶ時間… 一生に一度のその時を、ふたりはどう迎えたのか。どんな想いを託したのか。今回はCLASSY. 読者・多田夕貴さんに、ブライダルジュエリーにまつわるリアルなストーリーを語っていただきました。

PROFILE

多田夕貴さん/健太さん(28歳・医療関係/29歳・医療関係)

大学の同級生としてに18歳で出会ったふたり。一緒に過ごす時間が長く、自然な流れで2015年12月に交際を開始。2022年の夏に婚約し、翌年2月に入籍。お互い食と旅とディズニーが好きで、休暇中はディズニーランドのある地域を選んで海外旅行を楽しむことも。

進路相談の延長線上にあった、自然体のプロポーズ

——Cartier「バレリーナ ソリテールリング ブリリアントカット ダイヤモンド」

「医学部の同級生として1年生から交際を続けていた私たち。

研修医期間の終わりが近づき、進路について話し合っていたある日、彼がふと”結婚して、一緒に暮らそう!”と言ってくれました。

実は4年生の頃、一度距離を置いた時期もありました。けれども、研修医として忙しく過ごす中でも、信頼できる相談相手として連絡は続いていて。互いに成長する中で、また一緒にいたいという気持ちが自然と芽生え、復縁。

そして、プロポーズはその1年後のことでした」

「かしこまった場面ではなく、何気ない日常の会話の中での提案。それでも、その瞬間は今でも鮮明に心に残っています。

年齢的にも結婚を意識するタイミングだったこともあり、彼の言葉はすっと心に入り、迷いなく受け入れることができました

結婚を決めたら、すぐに指輪探しへ

「新宿の伊勢丹でさまざまなブランドを見て試着する中で、彼が”カルティエを贈りたい”と言ってくれたことで婚約指輪選びの方向性が決まりました」

「赤いBOXが結婚のイメージにぴったりで、私にとっても憧れのブランド。私も婚約指輪はカルティエで選びたい!と、すぐに賛成しました。

数あるデザインの中から選んだのは、”バレリーナ ソリテールリング ブリリアントカット ダイヤモンド”。

ダイヤの周りを装飾で囲んだ、少し特徴的なデザイン。ボリュームのある私の手にも映える存在感と華やかさがあり、これだ!とすぐに気に入りました」

はじまりの場所で改めて聞いた彼からの想い

「とはいえ、プロポーズらしい演出も欲しかった私の気持ちを汲んで、指輪を選んだあと、彼が恵比寿のウェスティンホテル東京でのディナーをプランニングしてくれました」

「恵比寿は、付き合い始めの頃にデートした思い出の場所。その夜、彼は手紙を読んでくれて、花束と一緒に選んだ指輪を渡してくれました。

綴られた言葉を聞いて、改めて感動。本当に結婚するんだという実感が湧きました。そして、初デートの場所でのプロポーズという、彼のロマンチックな一面にも触れることができました」

「特別なひとときの後、より輝いて見えたリング。華やかながら、普段も身に着けやすいデザインなので、週末の楽しい予定には必ず身につけています」

日常に寄り添う、私らしい結婚指輪

「結婚指輪は、フォーエバーマーク コレクション カーブド パヴェ バンド

婚約指輪と同じタイミングで選びました。仕事柄、手をよく使うので、付け心地の良さを重視。伊勢丹のブライダル担当の方に提案してもらった中から、引っ掛かりのないシンプルなものをセレクトしました」

「中でも、細くて軽い付け心地ながら、曲線的なリングとメレダイヤがあしらわれたデザインに惹かれて選んだのがこの一本。

着けていることを忘れるような、それでいて目に入ると気分の上がる、相棒的な存在です。

彼もダイヤなしの同じデザインを選び、肌身離さず身に着けてくれています」

「手のひら側はシンプルなストレートデザイン。手に馴染みながらも少しデザイン性も欲しかった私の希望にドンピシャで、とても気に入っています」

結婚指輪は「ライフスタイル」優先、婚約指輪は「憧れ」優先

素敵なエピソードを語ってくれた夕貴さんに、後悔しないブライダルジュエリー選びのコツについて尋ねると…

結婚指輪はライフスタイルに合わせて選ぶのが大切。でも、婚約指輪は“憧れ”を大事にして選ぶと満足できるんじゃないかと思います。

今どきは、高価な婚約指輪は必要ないかも…と迷う人もいるかもしれません。もちろん、そのぶん旅行や結婚式費用などに充てるという考え方も賢い選択と言えると思います。

でも、私の場合は、婚約指輪をお願いして良かったです!彼から贈ってもらう特別なものですし、思い出も含めて、気分を上げてくれる存在になりました。それに、憧れを優先したアイテム選びができるのって、特別なときに身につけたいアイテムだからこそ。

とても素敵なことだと思うので、もし迷っているなら、憧れを優先した選択をとってほしいと思います」

学生時代から長く関係を築いてきたからこその自然体なプロポーズ。

そんな二人の節目に選ぶ大事なリングだからこそ、婚約指輪は彼や自分の憧れを反映した気分が上がる一本を。そして、結婚指輪は肌身離さず愛せる一本を。

ぜひ二人のように会話を重ねながら、婚約指輪、結婚指輪ともに、運命のリングを見つけてみてください。

取材・編集/飯室 紗季

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