普段にも着けやすい「ブシュロン」の婚約指輪&結婚指輪は「ブルガリ」のシンプルなプラチナ
結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。そんなCLASSY.世代のブライダルリング物語を紹介する連載第7回目、今回はCLASSY.カップルズの遠藤未有さんが登場。ブライダルジュエリーに込めた想いと、その背景にあるストーリーを伺いました。
PROFILE
遠藤未有さん/大地さん(34歳・不動産金融会社勤務/28歳・不動産会社勤務)
前職の職場で出会ったふたり。2023年2月にプロポーズを受け、婚約。同年8月に入籍。昨年からは愛犬との暮らしもスタートし、おうち時間がより豊かに。散歩中の何気ない会話も、ふたりにとって大切なひとときなのだそう。
想いが込められたスライドショーと手紙とともに贈られたのは、BOUCHERONのリング
——BOUCHERON「キャトル ラディアント ソリテール リング」
プロポーズが行われたのは、ふたりが付き合ってちょうど1年の記念日。
この日のために大地さんが用意していたのは、自作のスライドショーと、丁寧に綴られた手紙。そして、そこに添えられたのが「BOUCHERON(ブシュロン)」のキャトル ラディアント ソリテール リングでした。不器用ながらもまっすぐに伝えられた言葉と、時間をかけて準備された演出に、未有さんは驚きとともに深い想いを感じたといいます。
「王道とは少しちがう、キャトルならではのバイカラーのデザインとダイヤモンドの組合せがとてもお洒落で。ゴールド系のアクセサリーが好きな私にとって、普段のジュエリーとも相性が良く、日常に着けやすいところも気に入っています」(未有さん)
デザイン上サイズ直しが難しいものもあるというブシュロンのリング。大地さんはその点も考慮し、事前に未有さんをショップに連れて行き、いくつかの候補を試着させてくれていたそう。
「その中から、最終的に私が一番気になっていたデザインを選んでくれたことも、とてもうれしかったです」(未有さん)
結婚指輪は、“ずっと愛せるシンプル”を追求
婚約後、ふたりはすぐに結婚指輪探しをスタート。休日を使って百貨店を巡りながら、憧れだったブランドをひとつずつ見比べていったといいます。
最終的に選んだのは、BVLGARI(ブルガリ)のマリー・ミー ウェディング リング。
「長く身に着けるものだからこそ、素材はプラチナにこだわりたくて。実際に試着してみて、スクエア型のエッジが効いたデザインが手元にしっくりきたことが決め手になりました」(未有さん)
シンプルでありながらも、さりげなくあしらわれたダイヤモンドが上品に輝くデザイン。彼の手にもなじむほどよく厚みのあるフォルムも、ふたりのお気に入りポイントだそう。
未有さんは、事前にブランドサイトやSNSでも情報収集を重ねながら、自分たちにとって飽きがこないデザインを見極めていったといいます。
「ゴールドとも迷ったのですが、今はプラチナにしてよかったと思っています。シンプルだからこそ、時が経っても飽きないし、どんな場面にもなじんでくれるので。ふたりで何度も相談しながら納得のいく一本を選べたことが、今では大きな思い出になっています」(未有さん)
日常にも寄り添ってくれる、等身大のジュエリー
現在、婚約指輪は週末に、結婚指輪は毎日欠かさず身につけているという未有さん。
「結婚指輪は、記念日ごとにメンテナンスをしながら大切に使っていきたいと思っています。でも細かな傷が刻まれていくのも、それはそれでふたりの歴史のようで素敵だなと感じます」(未有さん)
“一生モノ”を見つけるために、妥協しない選び方を
ブライダルジュエリーを自分らしく選ぶコツについて尋ねると、こんな言葉が返ってきました。
「とにかく妥協しないこと。気になるものは何でも見て、納得いくまで探し続けるのが一番だと思います。ブランドにこだわらず、『これが自分に合う』と思えるなら、ノーブランドのフルオーダーも素敵だと思います。最近は価格もどんどん上がっているので、『今、これがいい』と思えたなら、その直感を信じて選んでほしいです」(未有さん)
大切なのは、自分たちにとって心地よい選び方をすること。そしてその過程も含めて、ブライダルジュエリーはふたりの物語を紡ぐ存在になっていくのかもしれません。
取材・編集/藤井由香里
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