母のアドバイスを参考に出会った「歳を重ねても映える」ティファニーのリングって?【CLASSY.世代のブライダルリング物語#6】

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。今回はCLASSY.カップルズの西村舞さんに、ブライダルジュエリーに込めた想いや、ふたりで選んだ時間について伺いました。

PROFILE
西村舞さん/有斗さん(31歳・自営業/31歳・アメリカンフットボール選手)

友人の紹介をきっかけに出会ったふたり。2021年1月にプロポーズを受け、婚約。同年6月に入籍。現在はふたりの時間を大切にしながら、ゴルフやドライブ、筋トレなど、趣味を楽しんでいるそう。

初日の出とともに訪れた、忘れられないサプライズ

プロポーズの日は、ちょうど年が明けた1月1日。
「初日の出を見に行こう」と千葉方面の海へふたりで出かけたのが、その日のはじまりでした。
「毎年、夫は年越しは実家に帰省するのが定番だったのですが、その年は年明けすぐに東京で試合があって。初めてふたりで新年を迎える特別な年だったんです」(舞さん)
朝焼けの海を眺めた帰り道、ふと車に戻ると、トランクには大きな花束が。まったく気づいていなかった舞さんは、驚きとともに胸がいっぱいになったと振り返ります。

「その場でプロポーズをしてくれて、『指輪は一緒に見に行こうね』って言ってくれたんです。私が『婚約指輪は自分で選びたい』と前から話していたことを覚えていてくれたのが、本当にうれしかったです」(舞さん)

ふたりで探した、心に残る“運命の一本”

——Tiffany & Co.「ティファニー ソレスト」

こうして始まったウェディングジュエリー探しの旅。ふたりで何度もジュエリーショップを訪れ、店内の雰囲気やデザインの細部を丁寧に見てまわる日々が続いたそう。InstagramやPinterestで理想のイメージを探しながら、いくつかのブランドを見比べた結果、最終的に選んだのがティファニーのリングでした。

「学生の頃から、両親が誕生日や節目にプレゼントしてくれていた思い出のブランドだったので、自然と惹かれていきました。実際に店舗で接客を受けたとき、スタッフの方がとても親身に寄り添ってくださって。指輪選びが、忘れられない一日の思い出にもなりました」(舞さん)

歳を重ねても映えるデザイン

婚約指輪は、いくつかのブランドと比較する中で、繊細かつクオリティーの高いそのデザインに心を奪われたそう。
「ティファニー ソレストは私の好みにぴったりだったんですが、当初の予算より少しオーバーしていて。でも、夫が『舞に一番似合うよ!』と後押ししてくれたことが決め手になりました」(舞さん)
また、お母様の言葉も指輪選びのヒントになったといいます。
「以前、母に『年を重ねると華奢すぎるデザインは似合わなくなるよ』と言われたことがあって。だから、繊細さはありつつも、年齢を重ねてもかっこよくつけられるデザインを探しました。その結果、繊細さがありつつも自分の手の形に似合うリングに出会うことができました」(舞さん)

結婚指輪もティファニーで購入。婚約指輪とのバランスを考えつつも、ふたりともが気に入ったデザインに決定したそう。
「お互いが納得できるデザインに巡り会えたことがとてもうれしかったです」(舞さん)

褒められるたびに、誇らしくなる

「『素敵だね』『舞らしいね』って友人から言ってもらえることが本当にうれしいんです。人とあまり被らないデザインを選んだことで、自分らしさを表現できている実感があって。自分の感性を信じて良かったなと、改めて思える瞬間でもあります」(舞さん)
何気ない日常の中でも、ふと指元に目をやるたびに感じる小さなときめき。大切な人と選んだ思い出や、周囲からの言葉が積み重なることで、そのジュエリーはより特別な存在になっているそうです。

舞さんは、婚約指輪も結婚指輪も、基本的に毎日身につけているといいます。
「特別な日だけじゃなく、日常の中でも自然に馴染んでくれるデザインだからこそ、どんな瞬間も自分らしくいられる気がします」(舞さん)
指輪は生活の一部として、毎日にささやかな輝きを添えてくれているようです。

ジュエリー選びもふたりの旅。大切なのはプロセスを楽しむこと

10年後、20年後も変わらず身につけたい——そんな想いとともに、「その時々で、ブライダルリングに重ねたくなるようなジュエリーに出会えたら素敵ですよね」と話す舞さん。ふたりでいろんなお店を巡りながら、自分たちらしい一本を見つけていく過程は、とても楽しく、かけがえのない思い出になったといいます。

「気に入ったデザインに出会えたら、価格に悩まず思い切って手にしてもいいと思います。毎日つけるものだからこそ、自分のお気に入りを選ぶことが大事。『一生モノだから…』と難しく考えすぎず、心が動いたジュエリーを信じていいんじゃないかなと思います」(舞さん)

取材・編集/藤井由香里

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