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「別居婚でいいですか?」Over40こじらせ男子の婚活奮闘記|『サバイバル・ウェディング』著者が婚活【第5回】

連続ドラマの原作となった小説『サバイバル・ウエディング』の著者が、婚活してみたら…。
Over40こじらせ男子の奮闘記をお届けします。

「別居婚でいいですか?」Over40こじらせ男子の婚活奮闘記|『サバイバル・ウェディング』著者が婚活【第5回】

別居婚について聞いてきました

僕が希望している別居婚。前回は実際に別居婚をされているエッセイストのANNAさんに、そのメリットを伺いました。徒歩2分の場所に住むことによって、常に一緒にいなければならないという状況がなくなるため、ちょっとしたことでぶつからずに済み、とても良い関係を築けるのだそうです。
そして今回は、別居婚のデメリットについて聞いていきます。
「次にデメリットについて教えてくださいますか?」
「まずはお金がかかることですね。家具や家電も二軒分。それに毎月、それぞれ家賃や光熱費を払うってことですから」
「それなりの経済力がなければ実現できませんね…」
「あと相手が物理的な接触、相手の姿が目に見えるということを、とても重要視する人だったり、結婚とはこうあるべき、というこだわりがある人は向いていないですね」
「たしかに、『別居したい』というのは、かなり特殊ですもんね。結婚したら家を買って、男が家族を養うという考え方は未だ根強いですし…」
「それと、気をつけないといけないのは、最初から別居婚したいって言われると、女性から『あんまり自分と仲良くなりたくないのかな?』と思われちゃう気がするんですよ。物理的に一緒にいることが少ないからこそ、普通の夫婦以上の絆の強さが必要になりますよね」
「それで…。僕にもできそうですか…?」
「大橋さんのように、自分の空間を大切にしたい人の場合は、普通の同居婚はやっぱり厳しいと思うんです。同居で得るものもあるけど、ストレスのほうが多くなりそうな気がするので。そこは妥協しちゃダメなのかなと」
「そうなんです。よくおわかりで…」
「だから、大橋さんが本当に一生一緒にいたくて、絶対手放したくないって思えるような人じゃないとダメだと思います。執着って言うとマイナスに聞こえるけど、手放したくない!と思えるような人と出会うことが先のような気がします」
「やっぱりそうなりますよね…。僕のことを本気で考えていただいてありがとうございます」
僕が良い感じで締めくくろうとすると、「あ、ちなみにですが…」とANNAさんが続けます。
単に好き勝手に遊びたいだけ、という場合は、夫婦が会う時間や頻度が減ったり、心の距離ができたり、むしろ破綻が加速するかもしれません。信頼関係がないと成立しないと思います
僕の浅はかな考えは見透かされており、しっかりと釘をさされました。
「とにかく大切なのは、一緒にいたいと思える人に出会うことでしょうね」
やはりこの結論にたどり着きました。別居するにしろ、同居するにしろ、まずは絆をつくりたくなる相手を見つけないといけません。こちらのほうが重要であり「先」ということです。
しかしながら、この原稿を書いている今、婚活をしようにも、新型コロナウィルスの影響で世間は自粛ムードです。人と会うことはできません。そのせいで婚活もオンラインのテレビ電話でするそうです。僕も挑戦してみましたが、つなげるまでに時間がかかりますし、カメラの位置をうまく固定できずに、自分のこめかみが相手にずっと映ってしまい、手間取りました。また、パソコンのモニターに映る42歳男の無防備な顔のアップは、宣材写真とは違い、我ながらキツいものがあります。
しかも、同じ空間にいないと、何を話していいかもわかりません。会話が途切れがちです。
この沈黙をなんとかしようと、相手の女性の背後に棚のようなものが見えたので「なんだか、女の人の部屋にいるみたいで興奮しますね」とつい口走ってしまったところ、相手がひいてしまい「じゃあ、そういうことで…」と早々に切断されてしまいました。
よく考えたら普通の会話でもうまく話せないのに、オンラインでうまく話せるわけがありませんでした。僕の婚活は続きます…。

この記事を書いたのは「大橋弘祐」

大橋弘祐(おおはしこうすけ)
作家、編集者。 立教大学理学部卒業後、大手通信会社を経て現職に転身。初小説『サバイバル・ウェディング』が連続ドラマ化。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』はシリーズ40万部を超えるベストセラーに。

撮影/小田駿一

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