おうちごはんが10倍美味しくなる「お皿選び」のコツ【デザイン会社ディレクターの場合】

せっかく作った手料理を、適当な器にのせてササっと食べていませんか?食事は視覚で楽しむことも大切。器選びには一家言ありというあの人に、ベーシックな和食と洋食のメニューに合わせて、器を選んでもらいました。※使用した器はすべて私物です。

【和食】豚しゃぶの梅ごま和え

クリアなガラスの器に盛って 涼感とともに彩りを演出

縁が真っ直ぐに立ち上がったガラ

縁が真っ直ぐに立ち上がったガラスのどら鉢は、石川硝子工藝舎のもの。料理家・下条美緒さんレシピによる冷製豚しゃぶを盛ると、側面からも彩りが見えてテーブルが華やぐ。松江の出張料理家、太田夏来さんのキノコ塩蒸しをのせたのは松本かおるさんの小皿。原洋一さんの白い器と組合わせても重たさを感じずに、アクセントになる。

【洋食】パスタボロネーゼ

料理を際立たせる黒い大皿で 楽しいコミュニケーションを

スタッフとのランチによく作ると

スタッフとのランチによく作るというボロネーゼは、大沼道行さんの大皿に。会話が生まれる取り分けスタイルを推奨、SMLでは「一家に1枚は大皿を!」がモットー。黒い器は、料理が引き締まって見える出番が多い。銘々皿は前野直史さんのスリップウェアを。

中目黒SMLディレクター・宇野

中目黒SMLディレクター・宇野昇平さん
企画デザイン会社「サーモメーター」取締役を務める傍ら、スリップウェア(化粧土で装飾された器)に魅かれ、「SML」をオープン。民藝の流れをくむ作家のものを中心に、現在の暮らしに合う器や道具を揃える。

撮影/土居麻紀子 取材/首藤奈穂

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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