総勢30名!秋元康氏プロデュースの新ボーイズグループ「Cloud ten」発足【会見レポート】

4月23日、日本橋三井ホールにて、新たなボーイズグループプロジェクトの発足会見が行われ、秋元康氏が総合プロデューサーを務める「Cloud ten(クラウドテン)」の始動が発表されました。

本プロジェクトは、株式会社Y&N Brothersと三井不動産グループによる「From ZERO 合同会社」によって立ち上げられたもの。30名のメンバーで構成される新たな男性アイドルグループとして、今後の活動に注目が集まっています。

「Cloud nine」を超える幸福感を──グループ概要

グループ名「Cloud ten」は、“最高に幸せ”を意味する「Cloud nine」をさらに超える存在を目指すという想いから名付けられました。

メンバーは北海道から鹿児島まで全国各地から集結。東京大学・京都大学・慶應義塾大学といった高学歴メンバーや、ダンス全国優勝経験者、元料理人、国体出場経験者など、多彩なバックグラウンドを持つ30名で構成されています。

さらに2026年夏には、お台場に専用劇場「Cloud ten THEATER」のオープンも予定。ニューヨークのオフ・ブロードウェイをコンセプトにしたこの場所が、彼らの活動拠点となります。

秋元康氏が語る「目撃すること」の価値

総合プロデューサーの秋元康氏は、「人生において一番の宝は“目撃すること”」と語り、プロジェクトの核となる思想を明かしました。

これまで数々の歴史的瞬間やエンターテインメントを“観る側”として体験してきたことが、自身の人生の価値になっていると振り返りながら、今回のプロジェクトでも“ゼロから成長していく過程を目撃できる場”を作りたいとコメント。

「10年後、20年後に“あの始まりを見ていた”と思ってもらえるような存在にしたい」という言葉からは、単なるアイドルグループにとどまらない、体験型エンターテインメントへの強い意志が感じられました。

秋元康氏 コメント

僕はあと1週間ちょっとで68歳になります。人生を振り返ってみると、宝は何かというと、「目撃する」ということだったな、というような気がします。

1964年の東京オリンピックに父に連れて行かれて、その開会式を見たとか、1970年の大阪万博を見たとか、あるいは長嶋さんや王さんの巨人の試合を見たとか、モハメド・アリ対猪木戦を見たとか、数々のこういうオーディエンス側としての経験をしてきました。
それが、そういうイベントだけじゃなくて、例えば林家三平さんの落語を拝見したな、とか、矢沢永吉さんと仕事をしたな、とか、美空ひばりさんと仕事をしたな、というような、目撃するとか体験するということが、自分の人生を語る上で一番大切になってくるものになっています。

ですから、AKB48というグループを作った時も、ゼロから皆さんに目撃していただきたいと思いました。だから多分、劇場で20周年を過ぎて、その時に20年前に高校生だった、中学生だった皆さんが、「私は、僕は前田敦子さんが秋葉原の小さい劇場で踊った時から見ていた」とか、あるいは「大島優子さんを見ていた」とか、「総選挙で指原さんが1位になった時に私は見た」とか「僕は見た」とか、「野呂佳代さんがまだ売れていない時代に劇場で見た」とか、そういう経験、そういう目撃が皆さんの財産になったと思うんですね。

ですから、今回も三井不動産さんと一緒に劇場を作って、目撃する場、体験できる場を作ろうじゃないか、ということが今回のプロジェクトです。これからゼロからスタートする道は大変です。大変ですが、プレイヤーだけではなく、作る側、我々スタッフもゼロから作っていく喜びがあります。
次第にお客様が増えてきたとか、知られるようになってきたとか、いわゆるエンターテインメントとして売れるということもあるでしょう。それはそれとして、その場所がいつの日か名所になって、「東京に行くんだったら絶対そこに行ってみたい」と思われるような、目撃できる場所を作るのが我々の使命であり、僕の仕事だと思っています。

まだまだ本当にこれから登場してまいりますが、彼らは原石でございます。僕の場合は、特別にそういう人たちをスターにする、誰かを見抜く力とか、そういうものがあるわけではございませんが、人間には運命とか、この機会を与えていただいた時に発揮する力みたいなものが出てくるわけですね。

ですから、これから登場する彼らも、これだけの皆さんの前でパフォーマンスをしたり、お会いできることで、自分の力がそこから生み出せると信じています。ですから皆様、一緒に目撃していく。これからどうなっていくのか、あの時に一番最初の記者会見を見たなとか、それから10年後、20年後、「まさかあそこからこんなスターが生まれて、今では全然チケットが取れない、あのグループを我々は目撃したんだ」と思っていただけたらと思います。

目撃する力を、三井不動産の皆さんと一緒に作っていきたいと思います。本日はよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

30人が魅せた初パフォーマンス

会見では、30人のメンバーが3組に分かれ、初パフォーマンスを披露。

披露された楽曲は、

・「さりげない未来」
・「君とSomeday」
・「ごめん、愛こそ全て」

それぞれ異なる世界観を持つ楽曲で、フレッシュながらもポテンシャルの高さを感じさせるステージとなりました。

メンバーが語る現在地とこれから

初披露を終えたメンバーからは、率直な思いと今後への意気込みが語られました。興梠大和さんは「大人数でのフォーメーションに苦戦した」と振り返りつつ、「シアターという大きな武器を通して成長過程を見てほしい」とコメント。深水柊人さんは、全国から集まった多様なバックグラウンドを持つメンバーについて触れ、「普通は交わらない個性が重なったときに化学反応が起きる」とグループの可能性を語ります。また福間しんさんは、8月のシアターオープンに向けて「最高の状態で迎えたい」と意気込み、「将来的には世界で活躍できるグループへ」とグローバルな目標も掲げました。

デビューまでの軌跡を配信、Web連載もスタート

さらに、オーディションからシアターデビューまでの過程を追う番組「Cloud ten Begins」が、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」にて4月23日18時より独占配信されることも発表されました。加えて、「anan」「Hanako」でのWeb連載も決定。グループの成長を多角的に追いかけられる展開が予定されています。

劇場というリアルな場と、配信・連載といったデジタルの接点を掛け合わせながら展開される「Cloud ten」。“完成されたスターを見る”のではなく、“成長していく過程を目撃する”という体験は、今の時代における新しいエンタメの形とも言えそうです。

2026年夏のシアターオープンに向けて、彼らがどんな進化を見せていくのか。今から追いかける価値のあるプロジェクトとして、注目しておきたい存在です。

撮影/木村哲夫 編集/CLASSY.編集部

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