「このまま定年まで同じように働き続けるのかな…」と不安に思う人も多い今、会社を辞めたり転職したり一歩踏み出すには少し勇気がいるもの。一方で、会社員をしながら副業として事業を始める〝週末起業〟をする人が増えています。やりたいことに挑戦する木村陽歩さんから、自分らしい働き方の形を探ります!
【週末起業の例】アパレルブランドで起業
教えてくれたのは…木村陽歩さん(29歳・不動産勤務)
不動産会社に勤務しながら、アパレルブランド「CAVORI」を立ち上げ。シルエットや衿元デザインにこだわったブラウスやワンピースを展開。
“ゆくゆくは本業にしたい!夢だったアパレルで起業の道へ”
会社員との両立のお陰で理想を追求できています
「いつか自分のアパレルブランドを持つ」という夢を叶えるため、新卒で繊維系商社に入社。服が作られる工程や、業者とのやり取り、生地について一通り学ぶことができました。その後、商品を世に発信する手法を学ぶために広告代理店に転職。現在は、不動産会社で事務職として、副業時間を確保しながら本格展開に向けて動いています。
ブランド立ち上げ当初はブラウス一型のみのスモールスタート。前職の経験からECサイトで受注生産にすれば最小限のコストで始められると分かっていたため、思い立ってからの動き出しはスムーズでした。デザインから生地選び、工場探しまで一人で行いながらサンプルを作成。口コミが広がり、現在はポップアップを開催するまでに成長しました。今はECブランド戦国時代。どう差別化してお客様の心を掴むか日々勉強中です。私が目指すのは作り手ではなくモノが先に立ち愛されるブランド。だからこそ、毎シーズン何型出すという制約を設けず自分が気に入ったものだけを作っています。妥協せずにモノづくりができるのは会社員と両立しているからこそ。当分は二足の草鞋を継続しながら、手に取る人が幸せになれる服作りに、これからも注力していきます。
\木村さんのお仕事の様子を覗き見!/
●SCHEDULE(平日)
7:00 起床
9:00 本業出社
18:00 退勤
19:00 帰宅後に夕食
21:00 デザインの構想や発送の準備
23:00 自分時間
24:00 就寝
週末起業一問一答
①初期投資額
約10万円。主にサンプル作成と撮影費用
②始めた時期
2021年秋
③本業と副業の割合
本業80%、副業20%
④副業に当てている時間
6~7時間/週。平日は発送作業、休日は打合せやデザイン作成
撮影/イマイハルカ 取材/下田真里衣 編集/鈴木日向 撮影協力/Tools御茶ノ水店 再構成/Bravoworks,Inc.
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