一生物の家具だけでなく、雑貨や器、グリーン、一期一会のヴィンテージ…インテリア好きが通うお店に行ってみたい!見て回るだけでも楽しいリストをお届け。
プロが手がけた洗練空間に触れて感性をアップデートする休日
明日香:最近引っ越したのをきっかけに、夫婦でインテリアショップを巡っています。なかでもよく訪れているのが、日本橋兜町の複合ショップBANK内にあるCoffeebar&Shopcoin(①)。シックな雑貨や器、カトラリーなどが揃っていて、好みのデザインが見つかります。
佐藤:Coffeebar&Shopcoinの隣にあるお花屋さんFlowers fêteでは、センスのいいディスプレイで生花やドライフラワーが並んでいて気分も上がるよね。Flowers fêteでお花を買って、Coffeebar&Shopcoinで素敵な花器を探すのも楽しい!
明日香:グリーンを探しに行くなら、丸ビルに入っているgarageTOKYO(②)もお気に入り。観葉植物や多肉植物など大きいものから小さいものまで揃っていて、プロのセンスが光る陳列も参考になります。友子さんがインテリアのヒントにしているスポットはありますか?
川村:私は洋服屋さんからインスピレーションをもらうことが多いかも。以前ブティックで見つけたスツールが気になってスタッフさんに詳細を聞いたら、恵比寿のPACIFIC FURNITURE SERVICE(③)で購入したものとのことで、そのあと買いに行きました(笑)。PACIFIC FURNITURE SERVICEは国内生産のオリジナル家具が見つかるお店。CLASSY.世代が長く愛したくなるお気に入りが見つかるはず。
佐藤:P.F.S.はカッコいい家具が多いですよね!確かにアパレルショップって空間デザイナーさんが携わっていることが多いのでインテリアのヒントが詰まってる。
川村:そうなの。自分ではなかなか思いつかない空間の使い方に触れられるとインテリアの夢も膨らむよね。白金のYAECA HOME STORE(④)はフランス人一家が暮らしていた邸宅を改装したショップで、アンティーク家具や備え付けの棚がとっても素敵。クッキーや洋服も置いてあって、心地よく上質な時間が過ごせます。
佐藤:代々木公園の向かいにある51% Tokyo(⑤)も足を運ぶ価値あり!ピエール・ジャンヌレの家具が豊富で、和テイストと名作家具のミックスが絶妙です。いつかここでジャンヌレを買いたい!と妄想中(笑)。
明日香:憧れブランドの家具を眺めているだけでも、幸せな気持ちになりますよね。ヴィンテージやアンティークも気になります。
川村:代々木上原のRoundabout(⑥)は、ヴィンテージマンションの地下にある倉庫のようなセレクトショップで、探求心が掻き立てられます。オーナーさんが選んだキッチン用品や生活雑貨など多彩なラインナップが魅力。私はランドリーバッグやかご、ゴミ箱をチェックしました。あと、質の良い美しいヴィンテージ家具と出合える中目黒のHIKE(⑦)も外せません。いつか、ハンス・オルセンや北欧家具を迎えたいなぁと思いを馳せながら見ています。フロアランプやランプシェードも素敵で……店内の研ぎ澄まされたセンスに触れられるのも楽しみのひとつ。
佐藤:アンティークやヴィンテージ系だと、千駄ヶ谷のCEROTE ANTIQUES千駄ヶ谷店(⑧)もおすすめ。月に1回、ヨーロッパから買い付けたヴィンテージ家具や雑貨などが入荷してくるので、訪れるたびに新鮮な出合いがあります。地上2階から地下3階で構成されていて、階段を下りていくと広がる秘密基地のような空間も魅力。ペンダントライトとポスターがとくに可愛い!
明日香:ワクワクするお店ですね!インテリアのアクセントになるものが見つかりそう。
川村:北欧や海外のインテリアも素敵ですが、やっぱり日本の家具も好きなんですよね。愛用しているカリモク60のソファーとテーブルは、九品仏のD&DEPARTMENTTOKYO(⑨)で購入しました。ここはよく覗いていて、マルニ60のテレビ台、ミラーやランプも購入しました。
佐藤:収納家具から日用品まできっちりとキレイに陳列されているので部屋を片づけたくなる(笑)。私はタオルやキッチン周りの道具を愛用しています。メンズっぽいアイテムや工具などもあるから、デートにも良さそう!都内から少し足を延ばして訪れたいのが、我が故郷・茅ケ崎にあるokebagallery&shop(⑩)。湘南が誇る蔵元・熊澤酒造の創業当時「桶場」と呼ばれた木造倉庫を改築した、とても素敵なお店です。地元の作家さんの作品を展示・販売しているほか、ヴィンテージ家具や絵本を中心とした古本もあって家族みんなで楽しめるスポットでもあります。
川村:ここ素敵ですよね。敷地内にはレストランやベーカリー、スウィーツのお店もあってゆっくり過ごせますよ。
明日香:普段あまり覗いたことがないテイストのお店もいろいろ教えてもらったので、インテリアの幅が広がりそう!
\チェアにグリーンに…欲しいものだらけ!/
【ヘアメーク・川村友子さん】
王道から知る人ぞ知るこなれショップまで網羅しているインテリア通。最近のお気に入りはフラワーショップFUGAやル・ベスベで買ったシンプルな花瓶。
【CLASSY.ライター・佐藤かな子さん】
エースホテルをはじめカルチャーが根差したブティックホテルにハマり、インテリア好きに。新居へ向けてフリッツ・ハンセンで革張りのセブンチェアをオーダー。
【CLASSY. Couples・寺松明日香さん】
引っ越しを機に夫婦でインテリアショップ巡りを楽しみ中。目指すは、洗練されたホテルライクな空間。レストランの内装を参考にするなど情報収集に余念なし。
取材/小林愛 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks,Inc.