【ブレンダさん(52歳)】出産して「幸せ」の定義も変わりました

CLASSY.をはじめ、多くの

CLASSY.をはじめ、多くのファッション誌でカバーモデルを務めるブレンダさん。現在は自宅のあるハワイと日本と行き来する生活ですが、そんなブレンダさんに出産を経て変わったことや、お子さんたちと関係性について語っていただきました。

お子さんを産んで、何か価値観な

お子さんを産んで、何か価値観など変わったことはありますか?
それはやっぱりすごく変わりました!お金のためとか、有名になりたいからモデルの仕事をしているわけではなかったんだけど、子供を産んでからはまた違う考え方になったかもしれないです。やっぱり子供のために仕事を頑張らなくちゃと思うようになりました。子供をきちんと育てるという目的ができたから、感謝の気持ちが強くなったし、大人になった。子供を産む前は幸せというのは全て自分のためでした。旅に行ったり、新しい恋人のことだったり、そういうドキドキする気持ちとかエキサイティングな感じがハッピーだったんですけど、子供を産んでからは、冷静になっちゃったかもしれないです。

幸せの定義も変わった?
やっぱり今の時代って、ストレスがいっぱいあるじゃないですか。だからストレスがない時間がいちばん幸せ。ピースフルな気持ちになれる穏やかな時間がとても大切に思えます。例えば、子供たちを迎えに行った時、「ママー」って元気に走って出てくる顔を見ると、それが嬉しいし、安心した気持ちになる。あとご飯を作って、一緒に食べたり。家族もそうだけど、友達も一緒だったり。何かをもらったから嬉しいとかじゃなくて、みんなが穏やかな気持ちで過ごすふとした瞬間が幸せなんですよね。あとはただの散歩とか、音楽を聴きながらビーチで自然を見たり、そういう気持ちがすごいピースな感じなんです。

ふたりのお子さんにとってブレン

ふたりのお子さんにとってブレンダはどんなお母さん?
厳しいと思っているかもしれない。でも仲はいいんですよ。他のママに聞くと子供たちが全然話してくれないなんて言うけど、うちは全く逆でトゥーマッチなくらい。もう8時半だから寝なさいよって言っているのに、ママ、今日ねってすごく話してくるの。そういう面ではオープンマインドというか、信頼関係があるのかもしれないです。友達みたいなものかも。息子たちは今13歳と15歳なんですが、とても仲良しです。私が日本に来ている間も、毎日メッセージが来るんです。今日は何もなかったとか、この子と遊んで、こんなことがあったとか、こんな虫に刺されたとか。なんでもないことでも、すごく長いメッセージがきます。
私にとって二人の息子は宝物。でもいつか親離れするし、子離れしなきゃと思ったりもします。自分でもちゃんと生活していけるように、料理を教えたり、自分の部屋をきちんと片付けるとか、洗濯するのを手伝うとか、ちゃんと仕事を任せるようにしてます。ただ、最近ではこちらが何かしてしてあげたい時でも、逆に「大丈夫」って言われてしまうようになりました。迎えにいけなくなっても「大丈夫、なんとか帰れるよ」なんて言われてしまって、ちょっと寂しかったり(笑)。彼らは大丈夫だと思うんですが、私の方が心の準備をしている感じです。

ブレンダさん
ハワイ出身。17歳でスカウトされてモデルデビュー。1990年の来日後は『JJ』を皮切りに、数々のファッション誌で表紙を飾り続けるモデル界のレジェンド的存在。二児の母であり、ハワイを拠点に日本と往来しながらモデルとして活動中。

Tシャツ¥1,463(ユナイテッドアスレ/キャブ)スカート¥59,400(シーエスジー/カレンソロジー 新宿)ローファー¥116,600(トッズ/トッズ・ジャパン)ネックレス¥68,200(ローラ ロンバルディ/八木通商)

shoplist
カレンソロジー 新宿 03-5989-0533/キャブ https://united-athle.jp/トッズ・ジャパン 0120-102-578/八木通商 03-6809-1718

撮影/須藤敬一 スタイリング/荒木里実 ヘアメーク/佐藤エイコ(ilumini) 取材/志摩有子 構成/前田章子

Magazine

最新号 202407月号

5月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

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