家具や器、グリーンそして猫たちが温もりを醸し出す
佐藤有華さん(フリーランスPR)
都内のマンションで夫婦二人暮らしの佐藤有華さん。「実家はずっと猫と暮らしていた〝猫家族〟でした(笑)。フリーランスになって在宅時間が増えたことで、やはり猫を飼いたくなって」と、ペットOKの現在の住まいに転居。保護猫シェルターから〝ぶぶ〟と〝ぐり〟の姉妹を迎えて3年ほどになります。
以前の住居は家具類が備え付けだったため、大型の家具や家電は新しく買い揃えたものばかり。ダイニングテーブルや食器棚、サイドボードなどは「どこか温もりを感じるところが好き」という、イギリス製のアンティークで統一。夫の趣味だという観葉植物が所々に飾られたリビングダイニングにしっくりと馴染み、心地よさをつくり出している大きな要素に。
佐藤さんご自身の趣味は、時には雑誌やWEBの企画にも協力することもあるという料理。「元々は作家ものの器に心惹かれ、それらを使いたくて料理をするように」と語るとおり、食器棚には用途や形状別に収納された皿やグラスなどがずらり。
ふと見ると、フードジャーやベッドなど、さり気なく置かれた多くのキャットアイテム。猫愛あふれる住空間を夫婦それぞれの好きなもので彩る、日々の暮らしが垣間見えました。
「好き」がたくさんつまった場所で明日からの元気を蓄えます
独自のセンスが光るセレクト&コーディネートで自分らしい空間に
【Living】
ダイニングテーブルと食器棚はイギリスの家具ブランド「G-PLAN」、サイドボードはデンマーク人デザイナー「アルネ・ポッター」のもの。隣接する高い建物がないため、日当たりは良好。オープンにつくられたキッチンまで陽光が差し込む心地よい空間に。
【GREENS】
ナチュラルな緑に触れて、ほっとリラックス
夫がお手入れをしているグリーン。植物を育てるために最適な日当たりのよさも、この物件を決めた理由の一つ。この日、カメラの前に登場したのは〝ぐり〟。黒猫の〝ぶぶ〟は人見知り発動中。
【ANTIQUE SIDEBOARD】
お気に入りのアイテムをディスプレイ&収納
キッチンカウンター背部にぴったりと収まったサイドボード。上には「猫たちのために、火を灯さずとも楽しめるように」とユニークなフォルムのキャンドル、友人から贈られたオブジェ、木工作家が手掛けた一輪挿しなどをディスプレイ。引き戸の中には、特別なシーンに使いたい大切な器を収納している。
【CAT FIGURINES】
つい手に取り、集まってしまう愛しの猫グッズ
「本来はキャラクターものが好きではなかったのですが」と言いつつも、益子の陶器市で見つけた小物入れ、輸入雑貨を扱う親類から譲り受けたオブジェなど猫グッズは増えていく。ガラス瓶には猫たちの抜け落ちたヒゲを入れて。
【PROFILE】
◼︎佐藤有華さん(フリーランスPR)
大手セレクトショップでのPRを経て独立。現在は、国内外のファッションブランドやイベント、アートギャラリーなど、幅広いジャンルのPRを中心に活動中。
撮影/佐藤顕子 取材/首藤奈穂 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks.Inc
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