【桜田 通さん】「諦めずに人生をよりよくしていこうとすることが大事だと思います」【本誌未公開カット&コメント】

発売中のCLASSY.4月号での特集も大好評の桜田 通さん。本誌未掲載カット&コメント記事・後編では、自分の性格についてのお話やインフルエンサーとして思うことに加えて、同世代であるCLASSY.読者へのメッセージもいただきました。

――本誌のインタビューでは、自

――本誌のインタビューでは、自分の性格を「良くも悪くも自己中」と語ってくれましたが、もっと詳しく教えていただけますか?
「自分の信じているものを信じる」というか。昔からそうなんですよね。何でも自分で確かめないと気が済まないと言いますか、「自分の目で見たものを信じる」みたいなところがあります。たとえば「すごく熱いから、食べるとき気をつけて」って言われたら、本当に熱いかどうかを確かめたい。何に関してもそうです。「これ、よかったよ」って人に勧められた物は、いいと信じて使うというより「この人はよかったって言ってる。でも自分で使って確かめたいな」って思う。疑ってるわけではないけれど(笑)、いろんなことに対して疑問を持ちますね。人を信じられないタイプかも(笑)。信じている人のことは簡単に信じられるんですけど、そこに裏付けがないと。僕は裏付けや理由をすごく大事にしているので、たぶん何を聞かれてもその理由が答えられるんです。何に対しても絶対に答えを持っている。それがくだらないことでも。自分がそうだから、周りがそうじゃないとたぶん困惑しちゃいますね。究極な話、理由がないことが理由として押しきれるものであれば、それでもいいんですけど。…僕って理屈っぽいんです(笑)。でもそういう意味では、音楽やライブには理由なんてない。理由がないことが魅力じゃないですか。「音楽って最高だよね」っていうだけで手を取り合えるというか、そこに言葉なんて必要ないところが魅力ですね。

――海外でも支持されているイン

――海外でも支持されているインフルエンサーとして、今、思っていることを教えてください。
海外の方からのメッセージやコメントでは、僕の活動を応援してくれてることだけじゃなく、最近だと日本に震災があったことに対して、「大丈夫ですか」って心配の言葉をいただいたりします。コロナ禍のときは全世界的なことでしたが、僕も海外の方々に対して日常的に元気に過ごせているのかな、大丈夫かなってコメントをしたり――。僕らがやっているエンタテインメントは平和のうえに成り立つものであり、平和でなければ必要じゃないって僕は本気で思っているんです。エンタテインメントで人は長生きできないし、衣食住のように必須なものじゃない。衣食住が整ったうえじゃないと届けられないものだと思っているので、インスタではそういうリアルな部分も発信する勇気を持つべきだなと思っています。日本って言いにくいことには触れないことが多いけど、もうそういう時代じゃないというか…。僕はインスタではただただ平和に、みんなで楽しくみんなが好きなものを共有していって、「この作品、面白いよね。この服カッコいいよね」って発信していくことが前提なのですが、それをするためにも世界の人たちと本心で、本音でつながっていかなきゃいけないなと思っています。僕が日々どんなふうに生きてるのか、どんなことが正しいと思っているのか…。もしそれが正しくなかったら間違いだと言ってくれる人たちが世界にいるという僕にとってはありがたい環境なので。そんなふうに発信してコミュニケーションをとることによって、一人一人の人生がよりよくなっていくようにSNSを活用していきたいなと思ってます。

――桜田さんとは同世代のCLA

――桜田さんとは同世代のCLASSY.読者に向けてメッセージをお願いします。
皆さんのお目に触れていることが光栄です。今、CLASSY.を読んでいる方はめちゃくちゃアンテナを張ってる方たちだと思うんです。今の時代、いろんなところから情報を得ることができるけれど、ちゃんと雑誌というものを手に取って読んでいる。すごく感覚が優れている方たちに見ていただけるのは、光栄でしかないですね。僕は32歳でまだいろんなことを勉強している途中ですが、いろんな経験をしていくなかで人生って難しいなって感じることが多くて。これからはもっと難しくなっていくんだろうなと感じています。とはいえ自分の考えてることや個性は大事にしていきたいと思っています。もしCLASSY.を手に取っている方のなかに「自分にとって大切な何かを見つけたい」とか、「アンテナを張ってはいるけどどうしていいかわからない」っていう方がいたら、そんな疑問を持ちながら僕も頑張っているので「お互いによりよい人生にして行きましょう!」って伝えられたらいいな。僕らの世代って、今の世の中の流れでは「こう生きたいけどできない」とか「自分はこうしたいのに環境がそうさせてくれない」っていうことがあると思うんです。僕もそうだし、なかなか難しいとは思うんですけど、その壁を乗り越えることによって、それがいつか絶対に自分を守ってくれると信じています。諦めずに人生をよりよくしていこうとすることが大事だと思いますね。

桜田 通
‘91年12月7日生まれ 東京都出身 血液型B型●’05年、俳優デビュー。‘06年ミュージカル『テニスの王子様』に主演。’08年映画『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』で主演を務める。最近の主な出演作はドラマ『けむたい姉とずるい妹』、ドラマ『クールドジ男子』、映画『大名倒産』など。アーティストとしても活躍し、ライブBlu-ray『Dori SakuradaDebut Tour 2023″Retrograde Satellite”』が発売中。夏には全国ライブハウスツアーを開催。

撮影/田形千紘 ヘアメーク/和田しづか スタイリング/柴田 圭(tsujimanagement) 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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表紙モデル:山本美月

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