気温の低い冬は、洗濯物を外に干してもなかなか乾きづらい季節。でも、部屋干しは「部屋干し臭」が心配。実は冬の部屋干しは、気温が高い夏の部屋干しとは違う注意ポイントが!今回は、プロに冬の部屋干し対策を教えてもらいました。
そもそも冬は湿度は低いのに、なぜ乾きにくい?
冬は空気が乾燥し、湿度が低いので、洗濯物だって早く乾きそうですよね。ですが、実際には湿度が高い夏よりも、冬は乾くまでの時間が長い…。なぜでしょう?実は、乾燥するスピードは、「温度」「湿度」「風」の3つの条件によって変わります。温度は高いほど、湿度は低いほど、風は強いほど乾きやすくなります。冬は湿度がそもそも低く、室内は風の影響も少ない。そのため、部屋の「温度」が洗濯物の乾き具合を左右するポイントです。冬の暖房なしの部屋は、温度が低く、繊維中の水分が水蒸気になりにくく、空気中に放湿されにくくなるので、その結果、洗濯物の乾きが遅くなるのです。
【冬の部屋干しテク1】部屋干しで早く乾かす方法3つ
【冬の部屋干しテク2】生乾き臭対策は、これでOK!
【アンケート結果】部屋干しのお悩みでは、「乾きにくい」よりも「生乾き臭」がトップ
※Twitterアンケート調査、2020年1月、ライオン㈱調べ
「生乾き臭」や「戻り生乾き臭」は、お洗濯で洗濯の時に落としきれなかったわずかな「汚れ」が化学的に変化したり、「菌」による作用を受けたりするのが原因です。乾きづらい冬の季節は、干す時間が長く、「菌」が増殖しやすくなりますので対策が必要!
部屋干し臭対策のポイントは、消臭・抗菌・除菌!
生乾き臭の原因となる菌を増殖させないことが重要。
【冬の部屋干しテク3】カビの原因に…窓や壁の結露対策も重要
暖房をかけた部屋で部屋干しすると、部屋干しをしていないそのほかの部屋にも湿度の高い空気が流れるため、ほかの部屋も結露が発生しやすくなります。そして、流れていった湿った空気が結露の原因に。結露を放置すると、サッシや壁、家具などにカビが発生しやすくなるので対策を!
冬の部屋干しでの結露対策
【冬の部屋干しテク4】冬の部屋干しに最適な場所は?
「夜洗濯」なら、暖房している部屋
「夜洗濯」の場合は、リビングなど暖房をかけている部屋に干すのが正解。室温が高い部屋に干すことで、乾燥スピードが上がるので、部屋干し臭の発生も抑制できます。「アーチ干し」など効率的に乾かせる干し方も実践しましょう。
「日中の部屋干し」なら、日の当たる部屋
日中、外出している間に部屋干しをする時には、いちばん日の当たる部屋を選びましょう。リビング、寝室など、家の間取りによっても最適な部屋は変わります。日差しがたっぷり入る部屋のほうが室温が上がりやすく、洗濯物も早く乾きます。
【番外編】浴室乾燥機を使う場合の対策
浴室乾燥機能を使う前に、カビ対策を
「浴室乾燥機」ならリビングが洗濯物で占領されることもありませんし、部屋干しよりも早く乾くので、菌の増殖が抑えられ、部屋干し臭なども抑制できます。しかし浴室はキレイに見えても、目には見えない原因菌が潜んでいます。カビのない清潔な空間で衣類を乾燥させるために、浴室用の「防カビくん煙剤」を使用し、浴室全体のカビの発生を防ぐのがおすすめ。
教えてくれたのは…
ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝え。
※1ニオイ専用・PROに搭載
※2すべての菌を除菌・抗菌するわけではありません。
※3ライオン社従来技術比較
情報提供:
NANOX one ニオイ専用 https://nanox.lion.co.jp/
ソフラン プレミアム消臭 https://soflan.lion.co.jp/soflan/
ソフラン プレミアム消臭 特濃 抗菌プラス https://soflan.lion.co.jp/soflan/lineup/tokuno/
ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル https://bright.lion.co.jp/
ルックプラス おふろの防カビくん煙剤 https://look.lion.co.jp/bath/boukabi/