さぁ、今年のあの季節がやって来ます…。そう、花粉シーズン。2024年はなんと1月下旬から到来予定。毎年のことながら憂鬱なこの時期、花粉対策は十分行えていますか?今回はお洗濯のプロが、衣類についた花粉ケア方法を解説。今日からできる対策で、花粉を早めにブロックして!
2024年の花粉飛散予測…なんと1月下旬から花粉シーズン到来!
ウェザーニュースによると、花粉の飛散開始時期に影響する12月から2月の気温は全国的に高い傾向で、飛散開始が早まる見通しのよう。1月下旬には九州や東海、関東の一部でスギ花粉の飛散が始まり、3月上旬にかけて全国で飛散が始まり、本格的な飛散はスギ花粉が2月中旬から、ヒノキ花粉が3月中旬からの予想です。飛散量は平年(過去10年の平均)と比べると平年並〜平年を上回るエリアが多いと予想しています。
出典:ウェザーニュース
1時間屋外にいるだけで、衣類に付着する花粉は10万個??
※Twitterアンケート調査、2021年1月、ライオン(株)調べ
【対策1】日々のコーディネートで“花粉がつかない”工夫を!
ポイント①表面の凹凸が少ない衣類でおでかけ
外出の時、外側に着る服は、凹凸が少ない生地でできた衣類(トレンチコート、ジャンパー、トレーナー、チノパン等)がおすすめです。花粉の付着量は、生地の素材によっても違います。ポリエステルやナイロン、綿のトレンチコートなどのつるんとした生地に比べ、生地の凹凸に花粉がひっかかりやすいウールセーターやフリースなどは花粉が付着しやすくなります。
ポイント②静電気が「起きにくい」衣類の組み合わせにする
花粉が付着する原因の一つである静電気を起きにくくするコーディネ―トがポイントです。プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、帯電列が近い素材の衣類を重ね着した場合、また吸湿性の高い綿や麻などの素材との組み合わせは、静電気が起きにくい性質があります。
ポイント③衣類の静電気をおさえる「静電気防止スプレー」も効果的!
外出前、衣類に静電気防止スプレー(エレガード)をしておきましょう。特に、静電気の発生しやすいかばんとこすれる部分やコート、スカート、スラックスの裾など、こすれやすい裏の部分にも忘れずに。
【対策2】家に入る前に花粉を落とす
花粉は「家に入る前」に手または洋服ブラシで出来るだけ払い落としましょう。肩や腕だけでなく、静電気が発生しやすいかばんがこすれる部分、コートやスラックスの裾、ふくらはぎの部分をしっかり払いましょう。髪や帽子、マフラーなども忘れずに。さらに、衣類用粘着ローラーを使うと手では払いきれなかった花粉を取り除くことができます。花粉を払ったあとの手はすぐに洗うようにしましょう。
【対策3】お洗濯するときは柔軟剤でパチパチ防止!
静電気対策に有効なのが、お洗濯の仕上げに使う柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)です。柔軟剤には、衣類をやわらかくしたり、繊維の表面を滑らかにし、すべりが良くなることで静電気が発生しにくくなります。また、電気を逃がす働きもあります。
花粉の付着しやすいニットの洗濯方法
【対策4】部屋干しで!
花粉シーズンでも外干ししたい人は?
シーツなどの大物のお洗濯などは、 どうしても「外干し」したくなる時もあるのではないでしょうか。そんな花粉シーズンの外干しは、「飛散量の少ない『早朝』に干す」、「乾いたらすぐに、花粉をよく振り払ってから取り込む」 「花粉をよく振りはらってから取り込む」ことで、洗濯物への花粉の付着や室内への持ち込みを減らすことができます。
教えてくれたのは…
ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすく解説。
お問い合わせ:ライオン株式会社
情報提供:
NANOX one https://nanox.lion.co.jp/
アクロン https://acron.lion.co.jp/
ソフラン プレミアム消臭 https://soflan.lion.co.jp/soflan/
ソフラン アロマリッチ https://soflan.lion.co.jp/aromarich/
エレガード https://guard.lion.co.jp/eleguard/