初詣、観光、願掛け、日常のルーティン…独特の静けさが心地よく、〝気のよさ〟を感じられる神社でリフレッシュしませんか?
「神頼み」なんて言葉もあるけれど、一番の目的は「自分と向き合う時間」
陣内:2023年の初めに神社好きの友人に連れて行ってもらった小網神社(❶)をきっかけに、日常でも旅先でも神社を訪れる機会が増えました。
濱口:小網神社は最強の厄除け神社として有名ですよね。陣ちゃんとは、早稲田の穴八幡宮で金銀融通のお守り「一陽来復御守」を一緒にもらいに行ったよね。
陣内:撮影終わりに行きましたね!フリーランスで働く方や自分で商売をやっている方は毎年訪れている人、多いみたいです。私、最近SNSが乗っ取られたり、スマホをなくしたり、ここでは話せないような不運も続いていて(笑)。また参拝しに行かなくては……。
川村:そんなときには、八方除で有名な神奈川県の寒川神社(❷)へ行ってみるといいかも。厚木で仕事があったときに近くの神社を調べて、たまたま見つけたんですけど。そのときの自分の八方塞がりだった状況にぴったりはまって。身に降りかかる悪事を除けてくれるというのは、なんてありがたいんだろうと。私が運転するので、一緒に行きましょう!
陣内:絶対に行きたいです!20代の頃はそうでもなかったのですが、30代も半ばに近づくにつれて神社に引き寄せられるようになりました。時限爆弾的に、人はあるときになると神社に興味を持つようになるのかな…?
川村:私は小さいときから神社で遊んでいたので、身近な存在でした。当時から感じていた神社の心地よさが頭にずっと残っていて。自分が滞っているときや風通しをよくしたいな、というときにふと行きます。実家に帰るときは、伊勢神宮・皇大神宮(内宮)別宮の月読宮・伊雑宮(❸)に寄ります。月読宮には、女性特有の体調についてお参りすることも。月読宮も伊雑宮も、こんなところにあったんだ!という場所にそっと佇んでいる感じがいいんですよね。
濱口:神社って〝気〟がよいので、行くとパワーをいただけますよね。御神木に触ると安心します。朝起きて、早い時間のうちに代々木八幡宮に参拝へ行くと気持ちがいい。いろいろなお参りの仕方があると思いますが、一方的なお願いではなく感謝を述べると良いと聞いたので、謙虚な気持ちでお参りするようにしています。
川村:代々木八幡宮は私もよく行きます。本殿の奥にある、代々木八幡宮出世稲荷社(❹)がとくにお気に入り。仕事運アップの御利益をいただけると言われています。赤い鳥居をくぐって向かう過程や、華美でなくそっと佇む祠の雰囲気も好き。あとは、近所の氏神様にも行きます。各都道府県の神社庁に問い合わせると、居住地の氏神様を教えてくれるんですよ。
陣内:そんなことができるんですね!自分の氏神様がわからない人は調べてみるといいですね。旅先でとくに心に残っている神社はありますか?
川村:天河神社とも呼ばれている奈良の天河大辨財天社(❺)はたどり着くまでにかなり時間がかかりますが、とっても気持ちがよかったです!山奥に佇んでいるのですが、境内に入ると眺望がぱーっと開けて!参拝後に仕事まわりの環境が改善して、私にとっていい調整をしてくれた神社です。時間をかけた価値がありました。
濱口:軽井沢の熊野皇大神社(❻)も面白かったです。長野県と群馬県の県境に位置していて、樹齢1000年以上の御神木にはハートのような形の穴があるんです。穴からハート形の空が見えて、感動しました。境内の一角にある八咫烏神社は、狛犬が八や咫た烏がらすなんですよ。八咫烏はサッカー日本代表のシンボルなので、関係者が必勝祈願に訪れることもあるとか。
\東京&旅先の神社でリフレッシュ/
【ヘアメーク・川村友子さん】
温かい人柄でスタッフからの人気も高く、ウェルビーなライフスタイルで知られる。粛々と佇む神社に惹かれ、お庭や灯篭など、建築や風景を眺めるのも好き。
【ライター・濱口眞夕子さん】
よく参拝する明治神宮では、あちこちに隠れるハートを探すのが楽しみ。烏森神社のひなまつり御朱印をはじめ、レアな御朱印集めにもハマり中。
【編集:・陣内素実】
小網神社参拝から神社を意識するように。「靴を脱いだあと揃えるように、『絶対にしないといけないわけではないけど、したら心地いい』が参拝だと思っています」
取材/小林愛 再構成/Bravoworks.Inc