自分の機嫌は自分でとろう!【映画 『#つんドル』】深川麻衣さん×バービーさん対談

11月3日(金)に映画『#つん

11月3日(金)に映画『#つんドル』こと、『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』 が公開され、現在絶賛上映中です。この作品は元SDN48のメンバーの作家大木亜希子の実録私小説が原作。崖っぷちアラサーの元アイドル安希子が、都内の一軒家で一人暮らしをするサラリーマンのおじさん「ササポン」と同居生活を送りながら、自分を立て直していく姿を描く物語。主人公安希子の悩んでもがくエピソードのいくつかは、同世代であれば身につまされるものばかり。CLASSY.読者にもぜひおすすめしたい!ということで、今回お送りするのは今作主演女優の元乃木坂46メンバー深川麻衣さんと、多彩な活動で芸人以外の分野での注目が集まるバービーさんのスペシャル対談後編です!

❝自分のご機嫌は自分で取る❞派の2人のメンタルケア方法は?

――第一線で活躍しているお二人

――第一線で活躍しているお二人。自分自身がウェルビーイングでいることに加えて、共演者やスタッフさんなど、周りが心地よくいられるためにしていることはありますか?

バービーさん(以下敬称略):最近は旅行に行ったら必ずスタッフや周りの方に笑いをとれる変なものを手土産に買います!この間はインドネシアのジャムウっていう、伝統医療みたいな効能のあるハーブみたいなんですけど、もう全然文字も使い方もよく読めないですが、あげてます(笑)。

深川麻衣さん(以下敬称略):私は挨拶とお礼をちゃんとすること、普通っぽいことですけど…気持ちよくコミニュケーションがしたいから、仕事でも心がけていますね。あとはやっぱり自分の機嫌は自分で取るのが大事だなと思っています。同時に相手も大事だけど、顔色をうかがいすぎる前にまずは自分の機嫌は自分で取って、常にハッピーでいることが大事かなと思っています。それはさっきの大きい仕事が終わってからの旅行とか、自分の機嫌をよくするためにご褒美をちょこちょこと与えながら(笑)。バービーさんはどうですか?

バービー:私はとにかく大きい声出す。シンプルにカラオケや、その辺で大きな声を出したりとか!普通にスイッチをグッと入れる感じですかね!いちばんお金がかからなくていいですよ(笑)。催眠術みたいに切り替わるんですよ!あとは、外国語喋ったりとかも。いきなり「terima kasih‼(トゥリマ カスィ)」って言ってみたり!ちなみにインドネシア語でありがとうの意味です。アプリの音声練習みたいなもので反復すると、なんか日本人じゃないみたいな発声で、別人になったような気分になれます。

好きなことが仕事になっていったのは、もがいたりした時期があったから

――バービーさんのメンタルケア

――バービーさんのメンタルケア方法は個性的だけど、1人ですぐできていいですね。すぐ真似できそう!では身体の健康のために何かしていることはありますか?

深川:完全にトレーナーの方の受け売りですが、身体のメンテナンスでアドバイスしてもらったことを素直に取り入れています。特に食生活は変わってきました。今まではロケ弁でお肉とお魚だったらお肉を選びがちだったんですけど、お魚をいっぱい取った方がいいと聞いて、今はお魚と野菜中心の生活になっています。そうやってサポートしてくれるプロの方のアドバイスを聞いたり、体に詳しい方に上手なメンテナンス方法を聞いてます。バービーさんはどうですか?

バービー:私はまさにさっきジムに行ってきました!今絞ってるところなんですよ。ジムでも「追い込んでください」って言って。今日は撮影前だったので、特に激しく追い込んでもらいました。今すごい後悔してます(笑)。

――ジムはストレスも解消できていいですよね!2人のウェルビー習慣がわかったところで、バービーさんは20代だった自分にアドバイスをするならなんて伝えたいですか?ちょっと喝入れてもらっていいですか。

バービー:結局20代の時の自分ってイタかったなって。自分のことばかり考えて、寂しさに耐えられないとか愛されたいとか、なんか結局自分がこうされたいとか、自分のことしか考えてなかったから、「もうちょっと周りの人に思いやりを持った方がいいと思うよ!」と言いたいですね。そうだ、ちょうどCLASSY.世代の深川さんにアドバイスをするなら…。あれ、深川さんって今おいくつなんでしたっけ…?

深川:32 歳です!ちょうどCLASSY.世代です。

バービー:32歳は私にとって転機の年でした。私が芸能以外の仕事を始めようって思い立って、大人の家庭教師トライでビジネスや社会学や資格など、いろいろと習い始めたのがそれぐらいの歳だったんですよ。もうこのままではずっと生きていけないと思っていてモヤモヤしていた時期で。でも深川さんは、今もすでにプライベートも充実されているみたいだから、引き続きお仕事だけじゃない生活も何か幅を広げるにいいタイミングかもしれません。私も急にいろいろと町おこしを始めたり、好きなことがどんどんお仕事につながっていったのは、その頃にもがいたこと、学んだことがきっかけになっていると思うから。

日常で見落としている大切なものに改めて目を向けるきっかけになるような作品

――では、最後に作品を通して本

――では、最後に作品を通して本当に真面目で生き急いでる大人女子へ、この作品を通してどんなことが伝わったらいいなと思いますか?

深川:今いる自分のコミュニティって傍から見たら小さい世界なんだけど、やっぱり自分がそこにいたら大きい世界に思えたり、自分の世界の全てになってしまうこともあると思います。しかもSNS も周りに溢れていて、さらに人と比べやすい世の中になっていますけど、その中で見落としてるなにか……例えば、自分の近くにいてくれる人だったり、大切なものだったり。そういうものに改めて目を向けるきっかけになるような作品になっていると思います。それに少しでもそういうことで悩んでる方がいたら、ぜひ観てほしいです。特に劇中の安希子と同じCLASSY.世代の方にはぜひ観ていただけたら嬉しいです。

バービー私がこの作品を観て、自分自身の過去を痛々しいとか、恥ずかしいと思ってしまったのは、これぐらいの年代の時に自分の中にあった、凝り固まった固定観念が原因です。そのひとつが「恋人だからずっとそばにいて当たり前、逆に他人はずっとそばにいたら不思議なもの」という考えがあったこと。私もそうだったからわかるんだけど、そういう固定観念こそが自分を苦しめてしまうと思うんです。作品の中のセリフでもありましたね。「恋人でも家族でもないのに」って。そばにいるのは恋人じゃなくても家族じゃなくてなくても、全然いいと思うんです。そういう固定概念で苦しめられるのは自分なんだから、それをどんどん解き放っていってほしいなって思います。

映画公開直前の試写会イベントレポートはこちら!

 

全国公開直前の10月某日、試写会と同時開催で主演の深川麻衣さん、お笑い芸人のバービーさん、ケイトスペード プレジデントの柳澤綾子さんのトークショーが行われました。イベントの様子はこちら

【映画情報】
『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』
11/3(金)全国公開
まさかの実話!! 崖っぷち元アイドルアラサー・安希子と 56歳サラリーマン・ササポンの共同生活!?元アイドルの主人公・安希子(深川麻衣)は仕事なし! 男なし! 残高10万円! の人生に詰んだどん底アラサー。 ひょんな事から赤の他人のおっさん・ササポン (井浦新)とルームシェアすることに!?本作の監督を務めるのは、長編デビュー作『月極オトコトモダチ』が国内外で高評価を受け、 現在、ファッションブランドPRとの二足の草鞋を履きこなす新鋭の監督・穐山茉由。
<出演>
深川麻衣 松浦りょう 柳ゆり菜 猪塚健太 三宅亮輔 森高愛 河井青葉 柳憂怜 井浦新
原作:大木亜希子『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社刊)
主題歌::ねぐせ。 「サンデイモーニング」音楽: Babi、脚本:坪田文、監督: 穐山茉由
©2023 映画 「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会
公式HP: tsundoru-movie.jp
公式 Twitter/Instagram: @tsundoru_movie

【衣装】
[深川麻衣さん]ワンピース¥58,300シューズ¥47,300(ともにkate spade new york/ケイト・スペード カスタマーサービス)
[バービーさん]ワンピース¥63,800イヤリング¥28,600ネックレス¥72,600(すべてkate spade new york/ケイト・スペード カスタマーサービス)シューズはスタイリスト私物

【問い合わせ先】ケイト・スペード カスタマーサービス 050-5578-9152

撮影/望月宏樹 ヘアメーク/村上 綾(深川さん)、Mayu.H(バービーさん) スタイリスト/原 未来(深川さん) 取材/佐藤かな子 構成/永吉徳子(CLASSY.ONLINE編集室)

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表紙モデル:山本美月

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