不倫をしている人が「知らないとマズい心構え」をプロに聞いてみた【略奪できる自信があるなら…】

「浮気」も「不倫」も、芸能人のスキャンダルの話だけではありません。人生の中でさまざまな選択が発生するCLASSY.世代こそ、実は陥りがちという説も。「私は大丈夫」――その慢心が危ないかも？誰にでも起こり得ることだから、必要以上に傷つかないために…対処法と心構えを知っておきましょう。

今、不倫しているあなたへ…知っておいてほしい心構え

本気で略奪して一緒になりたいと考えている人、恋愛気分を楽しみたいだけの割り切った関係の人…不倫している事情は人それぞれですが、バレた瞬間取り返しのつかないことになるのは芸能人も一般人も同じ。リスクがあることはちゃんと頭に入れておいて。

＜CASE＞略奪し、彼を自分のものにしたいと考えている人

本気で彼と結婚したいなら“慰謝料を払う覚悟を持つ”こと(せみこ先生)

略奪したい／できると思っている人は、既にお金を貯めているでしょうか。略奪できる自信があるなら、慰謝料を払う覚悟もしっかり持っておく必要があります。「彼を手に入れられるなら、ぜひ慰謝料を支払わせてください」くらいの気持ちでいるべき。もしも、お金は支払いたくないけど彼を奪いたいと思っている方がいたら、人生はそんなに甘くありませんので考えを改めましょう。それから不倫相手の妻に対しては、心からの謝罪の気持ちも大事です。男性はあなたに自分の家庭がうまくいっていないことや、妻への不満を語っていることと思いますが、信憑性の高い話とは思えません。「妻のことを愛している」と語りながら不倫をする人はなかなかいませんよね。男性にとって都合のいいように話をしている可能性があるので、話半分に聞くことをおすすめします。不倫は繰り返すうちに慣れっこになってしまうもの。いつかあなた自身が〝サレ妻〟にならないよう気をつけてくださいね。

彼は“自分に都合のいいように話しているかも”。鵜呑みにせずちゃんと確かめて（てらみこさん）

おそらく不倫相手の男性は「妻とうまくいっていない」という話をしていると思いますが、それは本当なのか確かめたことはありますか？明確な話をされないまま「なかなか離婚できない」や「離婚できるまで待っていてほしい」と言われ続けているのであれば、リスクを負わずにあなたとの都合のいい関係をキープしたいだけかもしれません。彼の離婚を待っている間にも時間は過ぎ、あなたも年齢を重ねていきます。自分がどうしたら幸せになれるのか、まずはじっくり考えてみましょう。また、不倫相手に子どもがいるケースですが、略奪婚は子どもの心に大きなトラウマとして残ってしまうそうです。何の罪もない子どもの心に傷を負わせた責任を取ることができますか？自分の行動が一体どういう事態を招くのか、具体的に想像をしてみましょう。

＜CASE＞恋愛気分やSEX…割り切った関係の人

自分は軽い気持ちで不倫していても“罪の重さは変わりません”（せみこ先生）

体の関係が目的の場合、相手が実家暮らしならホテルを利用しますし、ひとり暮らしなら自宅に出入りするでしょう。もしも相手の妻が怪しんで探偵を雇うなどした場合、ホテルに二人で入る写真を撮られでもすれば、不貞の証拠として一発アウト！自宅の住所が調べられて妻が押しかけてくることも少なくありません。どうしても関係を断ち切れないのなら、せめて最悪のケースを想定するくらいはしておきましょう。また最近はピルを飲んでいる女性も増え、妊娠の可能性は低いかもしれませんが、性病に感染する可能性は十分にあります。梅毒感染者が急増しているというニュースもよく目にしますよね。そんなリスクを背負っていることも忘れずに。

“気軽に不倫”は絶対NＧ！自分がしていることの“危うさを肝に銘じて”（てらみこさん）

ちゃんと彼氏感はあるのに、何か問題があればすぐに関係を切れるという手軽さから、本命の彼氏ができるまでの繋ぎとして割り切った不倫関係を続けている人がたくさんいます。本来、不倫とはすごく重大な問題ですが、以前よりもずっとライトなものとして理解され、間違った行動へと駆り立てているのでしょう。万が一、不倫相手との子どもを妊娠してしまった場合、あなたはちゃんと愛情を持ってその子を育てていけるでしょうか。割り切った関係の男性との間で、思いがけず大変な問題が起きてしまうケースはいくらでも想像がつきます。ある日、不倫相手の妻があなたの会社に乗り込んできたり、SNSで晒されたりしてしまうかもしれません。そうなると、努力をして積み重ねてきたキャリアが台無しにもなりかねません。不倫×想像力の欠如は危険です。さまざまなリスクを背負っていることを自覚してくださいね。

＼アドバイスをくれたのはこの二人／

イラスト／沼田光太郎　取材／伊藤綾香　再構成／Bravoworks.Inc