HiHi Jets・作間龍斗さん「アイドルって虚像という意味もあるけど、ジャニーズってアイドルなのかな（笑）」【特別インタビュー／後編】

映画やドラマで俳優としても活躍しているジャニーズＪｒ．内のグループ、HiHi Jetsの作間龍斗くん。カメラが趣味という作間くんが愛用のカメラと一緒に過ごすオフタイムを覗いてみたら…？インタビューでは個人の活動に対する思いや６月から始まる待望のアリーナツアーに向けてのお話もたっぷり聞かせていただきました！

ライブは１年ぶりなので、ファンのみんなを満足感でいっぱいにしてあげたい

―個人のお仕事では映画『ヴィレッジ』やドラマ『ながたんと青と』に出演。演技の仕事にはどんな思いがありますか？
「経験が足りてないので、何でもやってみたいという思いは変わらないんですが、映画初出演の『ひらいて』を予想以上にたくさんの方々が観てくださっていて。それがきっかけで『ヴィレッジ』につながったことは多少なりとも自信になってますし、より一層お芝居がしたいという気持ちが強まっています。自分にはジャニーズの方が主演しているような作品は似合わない気がして。すごい俳優さんたちに囲まれた現場で、ひたむきに頑張るという経験をもっと積み重ねたい。ゼロから始めたお芝居なので努力を重ねて、映像の仕事を命がけでやってる方たちに失礼のないようにしたいとすごく思いますね」

―『ヴィレッジ』の撮影では、ずっと一人で京都にいたそうですね。
「マネージャーさんもいない状況で3カ月くらい京都にいて、映画とドラマの両方を続けて撮っていました。なにしろ一人だったので鍛えられた気がします」

―『ひらいて』の時も一人で寂しくて、川で石を投げていたと話していました。
「ああそうだ、懐かしい（笑）。今回の映画も重い内容でしたが、京都観光を楽しみつつ、ちょうどいいペースで仕事ができました。何なら東京に帰りたくなかったです。ただ控室はキツかったですね。名だたる俳優の方々がワイワイ話してるのって恐ろしい現場だなって。いるだけで刺激になりました」

―演技の仕事の魅力は何でしょう？
「なんだろう…映像の仕事ってスタッフさん含め、関わる人のことを深く知れる。一緒に作品を作り上げることで、ジャニーズではない方の生き方を知ることができるのは勉強になります。役を演じることでふだん経験できないことができますし、僕にとって完全にインプットの場です」

―以前は「バラエティ能力を向上させるのが課題」と話していましたが、自分をもっと磨きたいことはありますか？
「バラエティ能力の向上は一旦お休みで（笑）。僕以外にデキるメンバーがいるので。ただメンバーのなかで『ヴィレッジ』のような作風の作品に出られるのは僕の個性だと思うので、そこは大事にしたい。キラキラムービーも若いうちにやってみたいし、両方できるのが理想ですけど」

―新番組『１クールジャ終われない！』は過酷なガチロケ・バラエティですよね？
「バラエティが苦手なのは、初めましての人に対して自分を飾ったり話を盛ったりできないから。人見知りですし、自分からいけないし、話を振られるとビックリ！（笑）。申し訳ないです。でもメンバー５人だとナチュラルにバラエティができるので心配ないです。安心して暴れまくってます。ロケは厳しいけど（笑）」

―そんな作間さんがアイドルとして大事にしていることは？
「アイドルって虚像という意味もあるけど、ジャニーズってアイドルなのかな（笑）。結局は楽しむことですね。ＨｉＨｉ Ｊｅｔｓは人間味を出してるグループだし、着飾ったりせず自分らしく頑張って、それを見て楽しんでもらえれば」

―６月はアリーナツアーが始まります。
「ライブは１年ぶりなので、ファンのみんなを満足感でいっぱいにしてあげたい。アリーナも３回目だから今までとは違うもの、よりよいものを見せたいので必死で頑張ります。ファンの方はもちろん、関係者の皆さんの期待にも応えたいですし、自分たちも楽しみたい。ライブをはじめすべての仕事が勝負なので、グループでも個人でも結果を残して、グループを大きくしたいと思っています」

撮影／須藤敬一　取材・文／駿河良美　再構成／Bravoworks.Inc