CLASSY.ONLINEトラベルライターの山水由里絵(やまみずゆりえ)です。昨年10月以降、日本の水際対策は大幅に緩和されました。国内では外国人観光客の姿も増え、少しずつですがコロナ禍前の様子に戻りつつあるように感じます。そんな緩和の流れもあり、最近は海外旅行を検討している、という声もよく耳にするように。
アメリカに住む私は、今年3月に一時帰国する際、香港でトランジットすることに(アメリカ→日本のフライトは目が飛び出るほど高騰中のため、トランジット便の利用で節約です)。香港では、ちょうど3月1日からマスク着用義務やそれに伴う罰金制度が廃止となり、入境規制も大幅に緩和されました。そんなタイミングで舞い降りた香港トランジット、このチャンスを逃す手はない、と思い3泊4日の香港旅を敢行!
東京から飛行機で5時間ほどの距離にある香港は、3連休や土日プラス1日で訪れることのできる人気の旅先です。香港旅行を検討している・すでに予約している、今の香港の様子を知りたいという方も多いのではないでしょうか? 今回は実際に香港を旅行してみて見つけた、以前と変わった点や最新情報をレポートしていきます。
【香港の現状】入境に必要なものは? 2023年4月現在
4月1日以降、香港入境において出国前のPCR検査などは不要となり、コロナ禍前と同様のプロセスでスムーズに入境することが可能に。ちなみに、私が渡航したが3月時点では陰性証明書が必要でした。自宅で簡易にできる迅速抗原検査でOKなので、特に難しいことや複雑なプロセスはなし!ランダムに確認されるようで、私自身は実際に検査結果を提示する機会はありませんでした。
【香港の現状】マスクなしで罰金だった!? 現在の街の様子とマスク着用率
今までの長い期間、ゼロコロナを目指し徹底的な対策を続けていた香港。その政策の一つが、マスク着用義務を怠った場合の罰金。なんと5,000HKD(日本円にして約85,000円)と聞いて驚きました。2023年3月1日より、この罰金は廃止となり、公共の場所であってもマスクの着用は不要となりました(病院などの一部施設を除く)。
実際に現地を訪れてみて、エリアや年齢層によってバラつきはあるものの、引き続きマスク着用率は比較的高いように感じました。今後、夏に向けて湿度が上がると、また状況も変わるかも?と思いつつも、現状マスク着用率は日本とさほど変わらないように見えます。
マスク着用の義務はないので、外国人観光客や現地に住む欧米人は着用せずに過ごしている人も多く、完全に個人の判断に委ねられた形です。私自身は、基本的に屋外ではマスクを外して過ごしていましたが、満員電車などでは自衛としてマスクを着用して過ごしました。
【香港の現状】香港旅行で訪れたい! 最新おすすめスポット3選
香港おすすめスポット①今ホットな最新スポット「西九龍文化地区」
エアポートエクスプレスが止まる九龍站や、柯士甸站から徒歩圏内。「西九龍文化地区」は、大きな公園や博物館、美術館を擁する、一日遊べる最新スポットです。ウォーターフロントに位置し、絶景が楽しめる公園“Art Park”へはぜひ足を運んでみて!レストランやカフェなども点在し、週末はイベントを開催していたり…都会のオアシス的なスポット。ビクトリアハーバー越しに見える香港島のビル群は圧巻です。
日の入りの少し前の時間に訪れて、サンセットを眺めて夜景に変わっていく様子を眺めるのもおすすめ!賑やかでパワフルな都会の香港から少し離れ、のんびりとした時間を過ごしてみては?
香港おすすめスポット②アートが散りばめられたショッピングモール「K11 MUSEA」
尖沙咀、ビクトリアハーバー沿いにできた新しい大型ショッピングモール「K11 MUSEA」。館内には多くのアートが点在し、人気のレストランも多く出店しています。日本未上陸のアパレルブランドやコスメブランドなども揃うので、ショッピングやお土産探しにも◎。
モール2階から迫り出した、巨大なボール形のアートがとても近未来な雰囲気を醸し出しています。こんなカッコいいショッピングモールってなかなかないですよね!この球体の中では、年間を通してビデオアートやインスタレーションプログラムを開催しているそう。
モールを突っ切ってビクトリアハーバー方面へ出ると、香港の絶景を楽しめるビクトリアドックサイドにつながっています。アベニューオブスターズにも隣接しているので、香港観光のスタートはまずここから!
K11 MUSEAに併設しているホテル「ROSEWOOD HONG KONG」も要チェックです。ショッピング後に、アフタヌーンティーやお茶するのにもぴったり。
香港おすすめスポット③やっぱり飲茶は外せない!「Mott 3(卅二公館)」で至福のランチタイム
私自身も何度リピートしたかわからない、香港発のモダン広東料理「Mott 32(卅二公館)」。香港島、中環のStandard Chartered銀行ビルB1に位置し、入り口のゴージャスさに少し圧倒されつつも、店内は隠れ家のような雰囲気。香港だけでなく、ラスベガスやドバイなどにも出店しているそうで、人気の高さが窺えます。
【香港の現状】まとめ
2020年に最後に訪れてから、3年ぶりの香港。お気に入りだったお店やレストランがなくなっていたりしたのは少し寂しい気もしましたが、それ以上にどんどん新しいスポットも増え、香港のパワフルさを感じました。古くから残るレトロな雰囲気と近代的なビルや欧米文化のミックスを楽しむことができる唯一無二の旅先、香港。「海外旅行はまず近場から」「旅に美食は欠かせない」と考えているアラサー女子にイチオシです。
文・写真/山水由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店などに勤務し、結婚を機に中国へ。現在はアメリカ在住。旅行・美容関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスのトラベルライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで執筆をスタート。
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