【世界のコロナ事情】パリの現地の様子を、海外在住トラベルライターがレポート!【2022年10月】

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CLASSY.ONLINEトラベルライターの山水由里絵(やまみずゆりえ)です。日本の水際対策が緩和され、10月11日から1日あたり5万人とされていた入国者数の上限も撤廃に。そんな緩和の流れもあり、海外旅行を検討している、という声もよく耳にするようになりました。

アメリカに住む筆者は、2022年9月にパリを訪れました。ニューヨークのJFK国際空港からパリへ向かうフライトは、ほぼ満席。パリの街は、ヨーロッパ各地や北米からの観光客で賑わっていました。

行きたい海外旅行先でよく聞くのがヨーロッパ、特にパリは人気の旅先の一つです。「パリ旅行を検討・予約している」「パリやヨーロッパの今の様子を知りたい」という方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、実際にパリで過ごした際の様子をレポートしていきたいと思います。

【パリの現状】入国に必要なものは?2022年10月現在

2022年8月1日、海外からの

2022年8月1日、海外からの入国制限を完全撤廃したフランス。現在、日本からフランスへの渡航に際して、ワクチン接種証明書や陰性証明書は不要です。入国審査もコロナ前と比べて、特に変化を感じる点はありませんでした。フランス入国には制限はありませんが、日本へ帰国時は3回接種済みワクチン接種証明書か、または帰国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかが必要なので要注意。

【パリの現状】街の様子・マスクの着用率

フランスではマスク着用の義務や

フランスではマスク着用の義務やワクチン接種証明書の提示は必要なく、美術館やレストラン、デパートなども通常営業。2022年5月16日より、フランス国内の地下鉄など公共交通機関でのマスク着用義務は廃止となりましたが、現在はマスク着用が推奨されています。私自身も人があまりにも多い電車やバス、空港などでは、マスクを着用するようにしていました。

また、飛行機でパリからスペイン

また、飛行機でパリからスペインへ移動した際、スペイン行きの飛行機(スペインの航空会社vuelingを利用)では、搭乗時にマスク着用するように指示がありました。反対に、パリへ戻るフライト(アイルランドの航空会社RYAN AIRを利用)では、マスク着用についてのアナウンスはなく、機内でもほとんどの人がマスクを着用していませんでした。EU圏内でも各都市、各航空会社によって、ルールが異なることがあるようです。

【パリの現状】日本人観光客は増えている?

前回紹介したアメリカ・ハワイと

前回紹介したアメリカ・ハワイと比べて、日本人を見かける機会はかなり少なかったように感じます。アジア人観光客も以前と比べて圧倒的に減っています。

2022年9月時点では日本人は少ない印象でしたが、日本からのパリ便も徐々に増え、10月30日からエールフランス航空が羽田〜パリ線を増便しました。今後は日本からの旅行客も増えていくと予想します。

また、パリで現地の方と話す際、日本人だと伝えると、「日本はいつから旅行できるようになるの?」と度々質問されました。海外からの日本旅行が、一般観光客向けに解禁になり次第、すぐにでも遊びに行きたいと話していたのが印象的でした(現在は、個人の外国人旅行客の入国も解禁)。

【パリの現状】パリ旅行で訪れたい最新おすすめスポット3選

パリのおすすめスポット①『Le Tout-Paris』でエッフェル塔を眺めながらフレンチを堪能

LVMHが運営するラグジュアリーホテル『Cheval Blanc Paris』7階。Le Tout-Parisは、朝食からディナーまで提供するブラッスリーです。

黄色や赤などを使ったカラフルな内装に、セーヌ川とエッフェル塔を望む素晴らしい眺望。遮るものがなく景色を堪能できるテラス席もあり。定番のビーフタルタルやオニオンスープなど、パリらしいブラッスリースタイルのお料理を楽しむことができます。

▽Le Tout-Paris
8 Quai du Louvre, 75001 Paris, France

パリのおすすめスポット②香水ブランドが手がけるブティックホテルLes Bains Paris

香水ブランドLes Bains Guerboisが手がけるホテル『Les Bains Paris』。エリアはパリ3区、ポンピドゥー・センターのすぐそばで、マレ地区も徒歩圏内と立地も◎。

130年以上も昔、公衆浴場だったこちらの建物。1980年代には、ナイトクラブ“Les Bains”に…その後、地下のクラブはそのままに、ホテルへと生まれ変わりました。こちらのホテルはパリに1軒のみ存在するエクスクルーシブなホテルなので、チェーンのホテルとは一味違うホテルステイを体験することができます。

クラブの上にあるホテルですが、客室内は白、ブルー、黒を基調としたシックなインテリア。ちなみに、Les Bainsの人気フレグランス“Le Phénix”がお部屋のバスルームに置いてあり、自由に使うことができます。客室や館内には、香水の名前にもなっているDamier(市松模様)が随所にあしらわれているので、ぜひ探してみてください。

▽Les Bains Paris
7 Rue du Bourg l’Abbé, 75003 Paris, France

パリのおすすめスポット③La Galerie Diorでディオールの歴史にふれる

La Galerie DiorはSNSでも話題の、モンテーニュのディオール本店の並びに2022年3月にオープンしたギャラリー。こちらのギャラリーには、これまでのディオールのコレクションのミニチュアや香水、映画やCMに使われた衣装などが飾られ、見応え抜群。館内にはカフェも併設されています。また、2年の改装期間を経て生まれ変わったディオール本店のすぐ隣なので、ショッピングと合わせて訪れるのもおすすめです。

ギャラリーに入ってまず目に飛び込んでくるのは、螺旋階段を囲む色鮮やかな展示(写真一枚目)。飾られているのは、3Dプリンターで作られた、ミニチュアドレスやバッグなどで、香水のボトルまで繊細かつ忠実に再現されています。

1日の入場キャパシティが決まっているので、チケット(€12.00)は事前予約を推奨されています。公式HPから予約可能です。

▽La Galerie Dior
11 Rue François 1er, 75008 Paris, France

【パリの現状】まとめ

今回の記事では9月にアメリカからパリを訪れた際の現地の様子をレポートしました。

日本で帰国時の制限をが緩和されたことによって、今後海外旅行の需要も徐々にですが戻ってくるように思います。この記事が今後のパリ渡航、そして海外旅行の参考になれば嬉しいです。

文・写真/山水由里絵(やまみず

文・写真/山水由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店などに勤務し、結婚を機に中国へ。現在はアメリカ在住。旅行・美容関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスのトラベルライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで執筆をスタート。
Instagram:@yuuurie_1211
YouTubeチャンネル:Travel in Style|トラベルライターYURIEの旅vlog

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