【宇月 颯×輝生かなでスペシャル対談】宝塚時代からの絆で結ばれた2人にとっての〝ウェルビーイング〟

世界的に活躍するダンスアーティストグループ「GANMI」と、ダンスの名手として評価の高い宝塚歌劇OGたちがコラボレーションする話題のダンスライブ『2STEP』。宝塚OGキャストのなかから、宇月 颯さんと輝生かなでさんがCLASSY.ONLINEに登場! スペシャルインタビュー後編では、お二人が考える〝ウェルビーイング〟についてお聞きしました。

――CLASSY.ではウェルビ

――CLASSY.ではウェルビーイングなライフスタイルを発信しています。自分を高めることや、まず自分がハッピーでいることで周りの人や社会もハッピーにしていきたいというスタンスですが、お二人が考え方などメンタリティの面で実践されたり、意識されている〝ウェルビーイングなこと〟を教えてください。
宇月 私は以前の取材時と変わらず「心身ともに元気に健康に」という目標を立てています! 表に立つ立場として、皆さまに良いものをお届けするために自分が元気でいることが大事だと思っているんです。また、皆さまからもパワーをいただくことが多いので、お互いに良いものをシェアできたらいいなと思っています。心は舞台などのエンターテイメントで、体はフィットネスで元気に健康になってもらえていたら嬉しいです。最近ではファンクラブでも心身ともに元気になる企画もやっているんですよ。

――宇月さんは心身ともに元気で

――宇月さんは心身ともに元気でハッピーな人というイメージがあります。
宇月 ハッピーじゃないときもありますよ(笑)。でも、ハッピーでいたいと思っているので、そんなイメージがあるのは嬉しいです! 相手にも明るくいてと強制したり、私の明るさを押し付けるつもりもありませんが、明るくて幸せなオーラを感じてもらって、皆も明るく気分よくいてくれたらいいなと思っています。
輝生 言葉はなくても空気感というかオーラは伝わってきますからね。私は宇月さんのハッピーなオーラを感じます!
宇月 あちに伝わっていたならよかった!あちのウェルビーイングは?

輝生 年齢や環境、経験や考え方

輝生 年齢や環境、経験や考え方など変化を感じることは誰しもあるのではないかと思います。私は変化を楽しみつつ、変わらないものを大切にしたいなぁと思っています。
宇月 素敵な考え方だね。具体的にはどんなことをしているの?
輝生 宝塚歌劇団を卒業して大きく変わるのは男役から女優になるということです。始めは何も分からず模索していましたが一歩一歩進んでいく中で、表現に変化はありますが、舞台と向き合う志はずっと変わらないなぁと感じました。そして、お仕事を一生懸命頑張りつつ、休日はオシャレをして出かけるようにしています。メイクやファッションなどいつもよりちょっぴり力を入れます。お気に入りのコーデで外を歩くと気分も上がってとても良い気分転換になります!色んなことに対応できる柔軟性を持ちながら、自分らしくいられるゆとりを忘れないようにしたいと思っています。
宇月 ガチガチに決め込むより、少しいい加減でもOK!みたいな、心の余裕って大切だよね!

――前回のインタビューでお二人

――前回のインタビューでお二人が信頼し合っていらっしゃるのがわかりましたが、仲の良いお二人だからこそ知っている、お相手の「これがあると幸せそう!」を教えてください。
輝生 宇月さんは、ネコちゃんですか?
宇月 そうだね、愛猫のポテが私の癒しです。家に帰ってポテと接するとその日一日がリセットされます。あとは、あちが踊っているのを見ると幸せな気持ちになります!
輝生 えっ!? 突然で驚いています。
宇月 あちは、楽しそうに嬉しそうに幸せそうに踊るんです! 宝塚歌劇時代、下級生は自由にできないこともありますが、舞台上ではそんなことは関係ないので、本当の自分を表現できるところで解き放たれたときの輝きは、すごかったです! 昔も今も舞台で踊っているときはあちらしくいられていると思いますし、先ほどのウェルビーイングのお話ではプライベートでも自分らしく過ごしているようなので素晴らしいなと思いました。
輝生 宇月さんにそんなことを言っていただけるなんて! とても嬉しいです!
宇月 あちのダンスだけ見ていると、もっと奔放な子かと思われるかもしれないけど、すごい考えるタイプだよね。
輝生 そうですね、気にしちゃうタイプです(笑)
宇月 好きなことだけやればいいんだよ、これからは!
輝生 在団中もそうおっしゃってくれていましたよね。
宇月 私は在団中からわがままを言っていたから(笑)。「やりたくないです」「イヤです」って(笑)。先生方ともたくさん話し合いをさせていただきました。
輝生 「やりたいことをやればいいんだよ」とおっしゃってくれた時、私の性格を分かって下さってる方がいるということがとても心強かったですし、宇月さんがその言葉をかけてくださったことが嬉しかったです。
宇月 そう? ありがとう。私は思っていることをなるべく伝えるようにしてきましたが、なんでも主張すべき、と押し付けるのは違うとも思っていました。でも、私が思っている気持ちを伝えたことが、あちの心の支えになれていたというのを聞いて嬉しいです。
輝生 宇月さんは私にとってこれまでもこれからもかけがえのない存在です。
宇月 えっ!! ありがとう (笑)。私はあちの踊っている笑顔で、あちは私という存在で幸せになるってことなんだね。 話は今回のライブに戻るけど、私達が「2STEP」になってるね(笑)!
輝生 そうですね! 宇月さんと私の「2STEP」も楽しみたいです!

GANMI×宝塚歌劇OG DANCE LIVE『2STEP』
目覚ましい活躍を続けるダンスアーティスト「GANMI」と、華も実力も兼ね備えた宝塚歌劇OGたちとの夢のコラボレーション公演。スペシャルキャストとして出演する湖月わたるが振付に初挑戦! さらにオリジナル楽曲の書きおろしなど、双方の魅力を200%お客様にお届けすべく、盛り沢山でお届け。誰も見たことがない夢のステージにGANMIと宝塚歌劇OGが一丸となって挑む。振付:GANMI 構成・演出:Sota(GANMI) 出演:【GANMI】Sota、SUN-CHANG、Kooouya、Kazashi、Mr.D、shun、Dyson、Yuuki、Ryoga、O.S.M、AOI【宝塚歌劇OG】宇月 颯、風馬 翔、隼海 惺、矢吹世奈、綾 凰華、飛龍つかさ、輝生かなで≪SPECIAL CAST≫湖月わたる 【東京】5月26日(金)~5月28日(日) 日本青年館ホール【大阪6月2日(金)~6月4日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

宇月 颯
’04年宝塚歌劇団に90期生として入団。巧みでキレのあるダンス力で頭角を現し、’10年『ジプシー男爵』で新人公演主演を務める。’18年退団後は『笑う男』『エリザベートTAKARAZUKA 25周年スペシャルガラ・コンサート』ほか、イベントや舞台などで幅広く活動。ミュージカル『マリー・キュリー』に出演中。

輝生かなで
13年宝塚歌劇団に99期生として入団。下級生時代からダイナミックなダンスで注目を集める。’19年退団後、韓国とニューヨークにダンス留学。その後、ミュージカル『ガイズ&ドールズ』『エニシング・ゴーズ』『フラッシュダンス』『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』、二期会オペラ『椿姫』など舞台を中心に活動。

撮影/木村 敦 取材/よしだなお 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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