リモート勤務や副業など、働き方も多様化してきた2020年代。より自由に、より自分らしくキャリアを歩みたいと思う女性も多いはず。ワーケーションにもぴったりな「ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋」で、フリーランスのパイオニアとも言われる作家の安藤美冬さんに、お話しを伺ってきました。
安藤 美冬 作家・コメンテーター。著書累計 20 万部、新しいフリーランス・起業の形をつくった働き方のパイオニアとも呼ばれ、働く女性のアイコン的存在。本やコラムの執筆をしながら、パソコンとスマートフォンひとつでどこでも働ける自由なノマドワークスタイルを実践している。「情熱大陸」「NHK スペシャル」などメディア出演多数。著作に『新しい世界へ』(光文社)『売れる個人のつくり方』(clover 出版)など。
29歳のバースデー、30歳で会社を辞めると決めました
フリーランスになるまでは出版社に勤務していました。周りにも恵まれ、仕事もたのしくて不満もなかったんです。でも、このまま会社員でいる未来があまり想像できなかったのと、新しいことを始めるなら早いうちがいいと思って。女性にとって30という数字は大きな節目ですよね。私も29歳のバースデーで考えはじめ、30歳の間に独立しようと決めました。
独立してフリーランスになった10年ほど前は、「フリーターとフリーランスってどう違うんですか?」と聞かれるほど世の中に浸透していなかった。でも大学時代のオランダ留学で、男女関係なく子育てやプライベートを優先して働ける“ワークシェア”の考え方に触れていて。それをひとりでもできないかな、と思いました。
辞める前に自分に課したこととは…
30歳で会社を辞めると決意したときに、自分の中で決めたことがあります。それは、仕事以外で3000人の人に会うということ。mixiを通じて起業家の交流会に行ったり、ツテを辿ったりして、毎月150人×20カ月で3000人。土日は朝・昼・晩といろんな人に会いに行きました。そして自分に課していたのは、会ったあとすぐにひとりひとりにメールすること。コピペではなく、それぞれの人への想いを書いて送りました。会った人のうち、1%でも繋がれば30人。それだけの味方がいれば、会社を辞めても大丈夫だと思ったんです。
よく勘違いされるのですが、“フリーランス=単独で自由”ではないんですよね。フリーランスこそ、コミュニケーションが重要です。誰でも、やりたいと思ったことはその人にとって正解だと思うけれど、フリーランスに向いていない人がいるとすればそれは、人と関わるのが苦手な人。あとお金に対して不安になりやすい人。そして安請け合いしてしまう人でしょうか。でも今は副業OKの会社も多いし、そういう人はまず副業から試してみるのもいいかもしれません。あと、ライフワークとライスワークを分けてもいいですよね。
自分とふたりきりになるホテルでの“ひとり合宿”
私は基本的に、パソコンさえあればどこででも働けるので、原稿を書くときはホテルに泊まりこむことも多いです。みなさんにもおすすめしたいのは、“ひとり合宿”。好きなホテルにひとりで、3泊4日。ノートとペンを持って、自分の過去の振り返りと未来のことを考えるんです。私は“自分とふたりきりになる”と言っているのですが、意外と自分と向き合う時間って普段取れないですよね。これまでで嬉しかったこと、後悔していること、そしてこれからどうなっていきたいのか――。働き方も何もかも、まずは自分を知ることから。そのためにも日常を少し離れてホテルでの“ひとり合宿”。おすすめです。
「ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋」
IHG ホテルズ&リゾーツが全世界に3,000軒以上展開するホリデイ・イン エクスプレス。「ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋」は12 月に開業 1 周年を迎え、9 月にはホテルを全面リニューアル。ブランドが象徴する洗練されたシンプルさを実感できる日本で唯一のホリデイ・イン エクスプレスブランドのホテルとして生まれ変わりました。
■大阪府大阪市中央区北久宝寺町4-1-12
■地下鉄御堂筋線・中央線・四つ橋線「本町駅」(13番出口)より徒歩約3分、地下鉄御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」(3番出口)より徒歩約8分
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取材・撮影/CLASSY.編集部