万が一の時のための防災グッズ、準備していますか?災害時、実は意外と使えるのが、魔法びん。高い保温&保冷力があるため、1度沸かしたお湯の温度をキープしたり、少ないエネルギーで食事を作ったりすることができます。今回は、防災食アドバイザーの今泉マユ子さんに、災害時に役立つ魔法びんの活用法&レシピを教えていただきました!
普段使いでも災害時にも役立つ! 魔法びんで「保温調理」ができるサーモスおすすめ製品2選
1.サーモス 真空保温調理器シャトルシェフ(KBJ-3001)¥19,800
加熱時間が約1/3に!高い保温力で余熱で煮込むロングセラー商品
サーモスが1989年から発売している、ロングセラー製品。調理鍋を短時間加熱した後に、魔法びん構造の保温容器に調理鍋ごと入れるだけ!鍋を火にかけ続けることなく、余熱でじっくり煮込むことができます。カレーやシチューの場合、普通の鍋と比べて火にかける時間は約1/3に短縮できるので、普段は電気・ガスの節約に、災害時には貴重な熱源の使用量を抑えながら温かい食事を作ることができ、高い保温力で温かさを保ちます。※長時間の保温はしないでください。
2.サーモス 真空断熱スープジャー(JBR-301)¥5,500
スープジャーの高い保温力で、鍋を使わずにおかゆが作れる!
具材をサッと煮てスープジャーに入れるだけで、保温しながら具材に熱を通す「保温調理」ができるアイテム。普段は簡単&時短のお弁当作りに、災害時には、お湯があれば鍋を使わずに保温の力でおかゆが作れます。
サーモスの調理グッズで作れる!災害時レシピ2つ
レシピ① 基本のおかゆ(0.4Lサイズ使用)
ポリ袋を使えば洗い物なし!スープジャーを使った災害時レシピ
温かいお米を食べるとホッとする、そんな経験ありませんか?突然の被災時は体調を崩しやすいので、おかゆがおすすめ。避難所でもお湯さえあればできる基本のごはんです。
<材料(400mlスープジャー1杯分)>
●無洗米 大さじ2(20g)
●お湯 200ml
<作り方>
① スープジャーの中に耐熱性の半透明のポリ袋(高密度ポリエチレン製)をかけ、その中に米を入れ、次に沸とうしたお湯を注ぐ。
② ポリ袋の開け口をねじって中に押し込み、フタをして1時間経ったら完成。
※6時間以内に一度に食べきってください。
今泉先生のワンポイントアドバイス
お米の芯を残さないために、必ず熱湯を注いでください。寒いときはスープジャーの温度が下がらないように、タオルなどで包みましょう。
レシピ② 白飯(シャトルシェフ使用/4人分)
加熱時間を抑えてご飯が炊ける!シャトルシェフで炊く白飯
保温の力で炊き上げるから、細かい火加減の調整いらず!熱が全体に伝わるから、お釜で炊いたみたいなおいしさ。
沸とう 8分
保温 15分以上
<材料(4人分)>
●米 3カップ(3.3合)
●水 3+3/5カップ
<作り方>
① 米は洗って、調理鍋に米と水を入れ30分おく。
② 1を中火にかけ、沸とうしたら火を弱め、8分加熱する。
③ 保温容器に入れ、15分以上保温する。
④炊き上がったら、ごはんをつぶさないようにしてよく混ぜ合わせ、再びフタをして15分ほど蒸らす。
管理栄養士・防災アドバイザー 今泉マユ子先生
管理栄養士として大手企業社員食堂、病院、保育園に長年勤務。食育、災害食に力を注ぎ、2014年に管理栄養士の会社・オフィスRMを起業。レシピ開発に携わるほか、防災食アドバイザーとして全国で講演、講座を行う。『もしもごはん―災害時に役立つかんたん時短、「即食」レシピ」』(清流出版)、『こどものための防災教室:災害食がわかる本』(理論社)など著書多数。レトルトの女王、缶詰の達人とも呼ばれ、テレビ出演は100以上になる。ラジオ、新聞、雑誌、WEBサイトなどでも活躍中。
情報提供元:「PLUS THERMOS」https://www.thermos.jp/plusthermos/
構成/CLASSY.ONLINE編集室