【町田啓太さんインタビュー】『テッパチ!』では「共演の佐野勇斗くんに助けられています」

町田啓太さんが主演し、自衛官候補生を演じるドラマ『テッパチ!』。放送スタートを機に3回にわたってお届けしているスペシャルインタビュー、2回目は〝次世代スター俳優が集結!〟との呼び声も高い、候補生メンバーたちとの撮影現場の様子を語っていただきました。

――防衛省の全面協力のもと、リ

――防衛省の全面協力のもと、リアリティを追求している作品。身体的に大変なシーンも多いようですが、撮影中はどんなことが癒しになっていますか?
「候補生のメンバーと会話しているときがリラックスできる時間です。みんな気のいい方ばかりなので、休憩時間の雑談も楽しいですね。だいたいくだらない話しかしてないですけど(笑)。みんなそれぞれトレーニングをしているので、その情報交換をしてるかな。僕は佐野(勇斗)くんに助けられてます。本当に気のいい方で、僕が何をやっても言っても返してくれますし、優しいですね。休憩時間も佐野くんといることが多いかな」

――チームワークを良くするため

――チームワークを良くするために、意識されていることはありますか?
「コミュニケーションをすごく取っています。連絡先を交換して、しょうもないことを送り合ってますね(笑)。それぞれの人柄や良いところもわかってきたので、いい感じのチームワークが取れていると思います。いざ撮影となるとビシッと集中して、みんなで撮影の士気をあげています。物語としては、序盤は候補生たちがすごくバラバラなんですよ。それぞれがやる気があるんだかないんだかわからないし、やる気がある奴も空回りしているし。それがだんだんにチームワークが取れてきて、動作もガチッと揃ってくる。全員がバチッと決まるとすごく気持ちがいいし、その一体感は観てくださる方も気持ちいいんじゃないかな。撮影が進んで、フル装備で横並びになるシーンを撮ったときは、一体感を感じてゾワッと鳥肌が立つようなこともありました」

――撮影で印象的なエピソードは

――撮影で印象的なエピソードはありますか?
「今回、陸上自衛隊の方々が協力してくださっていて、現場に来てくださったりエキストラとしても出演してくださったりしています。撮影の合間にお話させていただくこともあり、裏話をしてくださったり生の声が聴けるのが嬉しいですね」

――1回目のインタビューで「学

――1回目のインタビューで「学生の頃から青春群像劇が大好きで、憧れていた」と話されていた町田さん。どんな作品を観ていましたか? 群像劇ではどんなタイプの登場人物に共感しますか?
「野球ドラマなど、スポーツものや学園ものの青春群像劇をよく観ていました。感情移入するのは、ちょっと残念な奴ですね(笑)。マンガやアニメでも熱い群像劇が好きなんですが、『SLAM DUNK』で目が離せないのは三井なんです。ダメな不良ですが、自分とも闘って『バスケがやりたいんだ!』となったときのあの名シーンは刺さりますよね。メガネ君も刺さります。その二人が大好きでグッときちゃいます。存在が近いなと思うんですよね。花道や流川は別次元すぎて。すごいなと思うし憧れはあるんですが、共感となると少し泥臭いキャラの方が響いてしまいます。『テッパチ!』もルーザーたちが成長していく物語だと思います。最初から熱量があって『絶対自衛官になってやる!』と集まったわけじゃない。クセの強い個性豊かなメンバーですが、僕はそれぞれのキャラクターに共感を覚えます。それぞれにバックボーンがありますし、見てくださる方に共感してもらえるところはたくさんあるんじゃないかと思います」

町田啓太

‘90年7月4日生まれ 群馬県出身 血液型O型●劇団EXILEのメンバー。’10年より俳優として活動を開始。‘20年の出演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が日本だけでなく海外でも話題になり、劇場版も大ヒット。最近の主な出演作はドラマ『SUPERRICH』『ダメな男じゃダメですか?』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』、Netflix『今際の国のアリス』、映画『きみの瞳が問いかけている』『太陽のボレロ』など。

『テッパチ!』

陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。やけっぱちな考えで陸上自衛隊の候補生になった青年・国生 宙 <こくしょう・ひろし>(町田啓太)は、自衛官にとって身を守る鉄帽=テッパチをかぶるにふさわしい自衛官になれるのか。防衛省全面協力のもと、リアリティを追求した完全オリジナル企画。他の出演/佐野勇斗 白石麻衣 北村一輝 <第一部キャスト>佐藤寛太、時任勇気、一ノ瀬楓、坂口涼太郎、池田永吉、藤岡真威人●フジテレビ系にて7月6日(水)22時スタート(初回15分拡大)

 

撮影/木村 敦 ヘアメーク/Kohey(HAKU) スタイリング/石川英治 (TABLEROCK.STUDIO) 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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表紙モデル:山本美月

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