仕事が充実してきて、ライフイベントも多い30代は「選択」の連続です。そんなCLASSY.世代の「選択」を取り上げる不定期連載、第1回のテーマは「産む?産まない?」について考えてみましょう。
「産む」「産まない」どちらにしても知っておきたいこと
産みたい人も産むつもりがない人も、自分の体について知っておくことはマスト。おさえておきたい4つのポイントをドクターに伺いました。
[自分の体は自分で守る]おさえておくべき4つのポイント
1.婦人科検診を毎年受ける
子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸がんなどの病気は自覚症状がないことも多く、将来の妊娠に影響する場合も。自覚症状がなくても子宮と卵巣の状態は定期的にチェックしましょう。クラミジア、淋菌などに代表される性感染症も、症状がまったくないまま進行してしまうことで不妊症や早産のリスクとなる可能性があるので、パートナーが変わるたびに検査するのがお勧め。万が一感染してもきちんと治療すれば将来の妊娠への影響もなく、妊娠中の治療も可能です。
2.生理不順・生理痛などの不調を放置しない
子宮内膜を保護する意味でも最低でも3カ月に1回は生理があることが望ましいと言えます。生理痛もなく、特に困っていないからといって生理不順を数年単位で放置していると、子宮内膜症や子宮体がんのリスクが高まり、妊娠したい時に時間がかかることも。生理不順が不妊率を上げてしまうことを理解して早めに対策をとりましょう。生理痛も子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などが原因の場合があるので、痛みを放置せずドクターに相談してください。
お話を伺ったのは…
ママ女医ちえこ先生
現役産婦人科医として婦人科診療を行うかたわら、チャンネル登録者数13万人を超えるYouTubeチャンネルを運営。3児の母。著書に『子宮にいいこと大全産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)
イラスト/松元まり子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc
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