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女優・石橋静河さん「私は標準から外れているかもしれないけど、そもそも標準の人っているのかな」

自分の失敗に大笑いしたり、社会の不条理に怒ったり…この連載の意図にも共感してくださり、インタビュー最初から心を開いて真摯に答えてくれた、石橋静河さん。「いちいちつまづくタイプと」語る彼女の、これまでを聞きました。

前回までの話

女優・石橋静河さん「子どもの時から、役者の仕事はしないと決めていましたが…」

なんでだ⁉︎という疑問や怒りがエネルギーになっています

疑問を抱いたら、その理由や背景
ジャケット¥92,400 キャミソール¥27,500(すべてカオス/カオス丸の内店)グレーストーンリング¥203,500 ゴールドリング¥38,500(すべてマリハ)

疑問を抱いたら、その理由や背景を調べたり、アクションを起こさないと気が済まないタイプ。社会や政治の問題から、生活の中でなんでだ?と思うこと…例えば素敵な公園の芝生に広範囲に〝入ってはいけません〞と立ち入り禁止の立て札があると、何のための公園なんだろう…と思って調べたり。昔から辞書を読むのが好きで、モヤモヤを放っておけない性分です。プライベートでも25歳を超えると急に〝知ってるでしょ、できるでしょ〞と大人扱いされるなあと感じます。結婚も出産も…普通はこうでしょ、みたいな波が自分のタイミングとは関係なく来るのが、すごくストレス。標準から私は元々外れているけど、そもそも標準の人っているのかな?って。それぞれ違ってそれぞれの道があって、たまたま今出会えたことが嬉しいこと。〝そもそも違うじゃん〞と尊重し合えることが大事なのかな、と思っています。
〝なんで?〞という疑問は役作りするうえでもベースにあります。例えば「前科者のこの役は、なぜこんなことをしたんだろう?」と考えるうちに、社会的背景を知り、「今の社会ではこういう風にしか立ち回れなくなるんだ」という事実に行きついたり。犯罪者、裕福な人、貧しい人……。役者として様々な人生を生きるからこそ、その人を取り巻く環境や背景を考え、向き合うことは大切にしています。そしてこれからは、自分の人生をもっと豊かに膨らませて、演じる役に反映させることも意識していきたい。忙しくなると友達の話をゆっくり聞く余裕もなくなったり、本当に大事なことや大切にしたいことを見失うことも。でもそれは結果的に仕事にもよくない。ひとつひとつの出来事や感情に丁寧に向き合い、些細なことと思われるようなことも大事にしていきたいと思っています。

友人のモーガンと旅しながら撮影した1st写真集

  • 疑問を抱いたら、その理由や背景

    大切な友人のひとりで写真家でもあるモーガン茉愛羅と制作した初めての写真集。ドライバー以外全員女性のコンパクトなチームで西伊豆を旅しながら、2泊3日で撮影。ふたりの時間を楽しみながら、友人同士ならではの距離感と空気感でリラックスした瞬間をたくさん切り取ってもらいました。『月刊石橋静河 写真 モーガン茉愛羅』¥2,860(小学館)

PROFILE・石橋静河さん
1994年生まれ。東京都出身。2015年の舞台『銀河鉄道の夜2015』で俳優デビュー。初主演作映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』では、第60回ブルーリボン賞新人賞ほか多数受賞。以来、映画『あのこは貴族』『前科者』、舞台『近松心中物語』、ドラマ『東京ラブストーリー』『大豆田とわ子と三人の元夫』など、幅広く活躍。現在は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に静御前役で出演中。

撮影/YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉ヘアメーク/森ユキオ(ROI)スタイリスト/児嶋里美 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc

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