CLASSY.スタッフが今気になる家電を1ヶ月実際に使用し、使いやすさから、買う/買わないのジャッジまでリアルな感想をレポートする本企画。今回はウェブ編集・ガヤ美がBALMUDAの炊飯器「BALMUDA The Gohan」をお試し。自宅に炊飯器のない生活を送ること10年…“炊きたてごはんの魅力がわからない”というガヤ美の食生活がこれで変わる⁉︎外食派&お料理が苦手な方も是非ご参考に。
張りがあって中はふっくら「BALMUDA The Gohan」で炊き上げたごはんを実食!
蒸気の力でお米を炊き上げるという、新しい発想と技術を採用した炊飯器。粒立ちのしっかりとした、中までふっくら食感の炊き上がりが特徴。保温機能がないため、炊き上がり後1時間以内に食べきらない場合は、おひつに移し替えるか、冷凍保存をするのがおすすめです。
BALMUDA「BALMUDA The Gohan」
¥46,200(ブラック/ホワイト)
【お問い合せ先】バルミューダ 0120-686-717
開封の儀:BALMUDA The Gohanの第一印象
>>シンプルでおしゃれ!まさに“今どきの家電”という感じ
中を開けると炊飯器、枡、計量カップの3点のみ。シンプルで無駄のない感じがBALMUDAらしい。説明書もいたって簡易的なものでした。これだけで大丈夫…?とやや不安に。
BALMUDA The Gohan初回の感想
>>粒立ちはっきり!ちょっと硬めの炊き上がり…
まずは白米!ということで、いざ炊飯。
10年以上ぶりの炊飯…米の研ぎ方さえ忘れていたので、ネットで正しい米の研ぎ方を調べながら進みます。炊飯器には内釜と外釜があり、まずは外釜に蒸気用の水200mlを入れ、その上に研いだ米と炊飯用の水を入れた内釜を重ねてセットします。
通常モードでセットをし「ピピーン」という電子音とともに炊飯がスタート。「蒸気の力で炊く」がウリのようで、炊飯時にはものすごい高さまで蒸気が上がります。上に何もないところで炊かないと、蒸気が天井に到達してしまうかもしれないので、炊飯場所には注意が必要かも。
約60分後、再び「ピピーン」の電子音とともにお米の炊き上がりです。そしてここで気づきましたが、保温機能がない…。無駄なものを排除して、炊き上げることに全振りしている潔さは素晴らしいと思いますが、「早く食べろ」という無言のプレッシャーを受けているようで、少し焦ります(笑)。とりあえず、よそってそのまま一口「粒がめちゃくちゃしっかりしている」。お米は柔らかめ派と硬め派で好みが分かれますが、私は柔らかめが好きなので、ぶっちゃけあまり好みの食感ではないかもという感じです(翌日以降にその真の実力を知るまでは…)
晩酌のおとも、高菜や明太子を乗せて食べてみましたが、明太子の柔らかさと比較してお米のしっかり感がより強調された感じがしました。
BALMUDA The Gohanを1週間使ってみて
>>人生史上最高の卵かけご飯に出会えました
今回は卵かけご飯に挑戦。料理を全くしないので、卵かけご飯にネギ、鰹節、塩昆布を用意するだけでも一苦労です(笑)。
一口食べて、気づきます。「この卵かけご飯、人生で食べた中で一番美味いぞ」と。美味しすぎて、この写真撮影後に夢中で1分もかからず完食です。卵かけご飯って、卵のどろっと感に押されて、ご飯までべちゃっとしてしまうことが難点。ですがバルミューダで炊いたご飯は、粒がしっかりしているから、全然卵に負けないんです。米が対等に具材を、押し返す感じ。米の一粒一粒に、綺麗に卵がコーティングされて、サラサラと食べられました。
どうやら液体っぽいものとの相性が良いらしい…と翌日はカレーに挑戦してみましたが、確かに美味かったです。
BALMUDA The Gohanを2週間使ってみて
>>“冷めても美味しい”ってこういうことか!
白米として食べるのではなく、それ以外の食べ方が美味しく食べられるのでは?という仮説を立てた私は、その作戦も試してみることに。
料理下手な私を救うお助けアイテムを「茅乃舎」で発見。かしわ飯の素です。炊きあがったご飯に混ぜ込むだけで、簡単おいしい鳥飯が完成です。
なかなか良い出来でした。お米がしっかりしているから、こちらもかしわ飯の味に負けてない。食べ応えバッチリです。ここから立て続けに混ぜご飯ライフが始まります。
しょうがの混ぜご飯。こちらも相性がよかったように思います。甘いもの、汁気のあるもの、なかでも味わいが複雑なもの(甘じょっぱい、酸っぱ甘い等)はバルミューダで炊いたご飯と相性が良さそうで、シンプルな味わいのものより美味しくいただけそうな確信を得ました。
ひじきの混ぜご飯を作った日は、おにぎりにしてみました。ここで新たな気づきです。バルミューダで炊いたご飯をおにぎりにし、冷めたあとに食べると、その実力を大実感できる!そんなこんなで混ぜご飯にハマり、1週間で米を10合以上は軽く食べたと思います。気づけばお米を食べるということが日常に。
BALMUDA The Gohanを3週間使ってみて
>>思いがけず“恋しい味”と再会できました
白米より混ぜご飯がおいしいのはわかった、では米以外を炊くとどうなるんだろう?と思い、もち米の炊飯に手を出してみます。今回も安定の茅乃舎で、赤飯の素(もち米入り)を入手。
赤飯といえば、実家に帰った時やお祝い事の時によく祖母が作ってくれ、それが大好物でした。実は3月に祖母が亡くなり「もうあの味は食べられないな」と切ない気持ちになっていたところだったのですが、バルミューダで炊いた赤飯は、祖母の味とそっくり!なんだか心がじわっとしました…。
BALMUDA The Gohan買う?買わない!?本気でジャッジ
>>気になる判定結果はスライドで
とても迷いますが「買わない」。
美味しさゆえにご飯が進みすぎてしまい、これは確実に太る…。なので今は買わないというジャッジをしました。繰り返しになりますが、硬めのご飯が好きな人は間違いなく「買い」だと思います。料理好きで、こんな炊飯器があったらきっと楽しいご飯ライフになるに違いません。
使用したのは…
ウェブ編集・ガヤ美
既婚。料理はほとんどせず、コンビニ、ウーバーイーツ、外食頼みで家計の食費はかなり高め。結婚&コロナによる運動不足&加齢のトリプルパンチで、ここ数年で体重が20キロ近く増加。
取材・文/伊藤綾香 編集/浅田くみ子(CLASSY. ONLINE編集室)