約1年前、コロナ禍で突然「マンションを買おう!」と思い立ち、購入に踏み切った編集M。その内容は本誌でも紹介しました。ところが想定外の落とし穴にはまり、購入を一度断念。なぜ断念したのか?そしてついにたどり着いた新居は…?編集Mが再び発起し、マンション購入に至るまでの過程を、事細かに紹介します!
ヴィンテージマンションはお得なのか?
ライターY(以下Y)「新築ブランドマンションで探すって決めたわけだけど。今、中古で特にヴィンテージマンションって人気だよね。かなり築年数が経ってるものだからお得なのかな?」
編集M(以下M)「探していくと、たしかに築年数がかなり経っているものは他の物件に比べて安くはなっていました。ただそれこそ有名なブランドマンションだと、築数十年経っていても強気の価格なところもありました。コロナ禍の影響等があってさらに売り手市場になっているのかもしれません」
Y「築数十年なのに安くないならちょっと考えちゃうね。少しでもいいから安くとか、とにかくそのブランドが好きという人はそれでも選ぶかもしれないけど…」
M「ヴィンテージマンションにはいろんな定義はあると思いますが、築年数が結構経った中古物件をリノベーションしたマンションを指すことが多いですよね。私がデメリットだと思ったことはいくつかあって。築20年以上経つとマンションは価値がほぼないと言われてしまうことや、築40年以上だとローンが組みにくいこと、今までの修繕積立費がちゃんとあるのかとか…」
Y「私は1981年より前だと旧耐震基準で建てられているっていうのが、いちばん気になるけど。耐震補強をしているマンションをよく見るよね」
M「管理組合がちゃんとしていればある程度は大丈夫かなと思いました。メリットもあって、昔からあるので立地のいい場所に建っていることが多く、物件も豊富だったり。もともと物件価値が低いので急激に下がることはありません。そして何よりのメリットが、値段のわりに面積が広い!」
Y「けど、広さはそこまでこだわらないって言ってなかった?」
M「そうなんです(笑)。だから私にはハマりませんでした。でも、若い人がリノベ済みのヴィンテージマンションを買うという話もよく聞きます。オシャレで広くて立地もよくて安い、となると、十分魅力的ではありますよね」
Y「インテリアにこだわりがある人とか、広いからファミリーには最適かも!」
M「たしかに! 自分が大切にするポイントによって、うまく選ぶのがいいですね!」
イラスト/菜々子 取材/よしだなお 構成/CLASSY.編集室